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逸品館メルマガ367「2015年10月9日号」

日本ラグビーが快挙を成し遂げました。助っ人の力を借りたとは言え、格上の相手に勝利したことを誇らしく思います。日本人がノーベル医学生理学賞を授かりました。発展途上国の人々を病から救ったこと。人として役に立つことをしたかったという言葉に、胸が熱くなりました。 私は国粋主義者ではありませんが、日本人が成し遂げたと言う喜びはやはりちょっと違います。けれど、それは「何が何でも日本人が」という気持ちではなく、国籍、年齢、性別、生い立ちなど、様々な条件が一致する「同じグループに属している」という共感だと思います。 共感することで自分も頑張ろうという元気を授かり、明るい気持ちになれます。 これは、時事だけではなく音楽も同じです。 人間は一人で生まれてきて、一人で死んで行きます。その長い人生の間「自分」という殻の外側に出ることができません。だからこそ、生きている時間を誰と過ごし、どれだけの思いを分かち合えるか、それが何よりも大切なのだと思います。 けれど、選ぶ自由を持っていること。割り込まれることのない、尊厳を持って生きていると言うこと。それはなかなか難しいことです。 時々考えることがあります。もし、この世界に「お金」がなければ、日常は不便でも、人の心はもっと自由で幸せでいられるのではないだろうかと。 逸品館が「ハイエンドショウ」に初めて出展したのが2008年春です。 6社合同ブースに出展し、デモンストレーションの時間は、1日に「30分×3回」という短い物でした。けれど、ご来場者様の人気投票で「音元出版が構える常設ブース」を僅かの差で抜き去って「人気一位」を獲得させていただいたのには驚きました。 昨年の秋も、逸品館は「ハイエンドショウ」に出展しました。けれど「毎回少しでも音質をアップデートしたい」との思いから、システムはどんどん大型化し、高額化の一歩をたどりました。そして徐々に「手の届かない製品」が主役になってしまったのです。それだけが原因とは思いませんが、「ハイエンドショウ」のご来場者数は減少し、今年は開催そのものが中止になりました。 逸品館は、より多くの方々に「より良い音で音楽をお聞き頂きたい」という思いから、今年はより規模の大きい「オーディオ・ホームシアター展」に出展することを決めました。 オーディオで「リスナーとプレーヤーを結ぶ」ために必要なのは「お互いの情熱」です。それさえあれば、装置が多少廉価でも「感動できる音楽」は再現できます。その逸品館の思いをぶつけた、ハイエンドショウ第1回目の「人気投票一位」という結果が、それをあらわしていると思います。 音楽は私達と共にあり、生活を意味深く豊かにしてくれます。時には、疲れ、傷ついた気持ちを癒してくれる大切な存在です。 「オーディオ・ホームシアター展2015」では、逸品館の原点に立ち返り「絢爛豪華」になりすぎたオーディオ機器ではなく、頑張れば手が届く「良い音」をめいっぱいご提案したいと考えています。 デモンストレーションの内容を原点回帰し「安くて良いもの」をクローズアップします。詳しくは、「オーディオ・ホームシアター展」のホームページに掲載した、3日間のプログラムをご覧くださいませ。 楽しい3日間にしたいと考えています。みなさまのお越しを心より、お待ち申し上げております。 ☆「オーディオ・ホームシアター展」へのご来場時には、オフィシャルWEBサイトからの「事前登録」が便利です。 ☆今回の「オーディオ・ホームシアター展」の最終日に収録される「Music... 続きを読む

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