Posts under ‘A&V village’

A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 81号「いい音に個人差はない」

前号では、言葉はデジタル的に音はアナログ的にイメージ(心象)を伝え、さらに危険を知らせる「クラクションの音」を例にあげて音が与えるイメージは万国共通だと説明しました。今号では、もう少し掘り下げて「なぜ音が世界共通の言語であり得るのか?」その理由を「音」を「食べ物」に置き換えて考えてみましょう。 「塩辛い」という概念を言葉で伝えようとするなら、話し手と聞き手には「同一の言語に対する理解」が必要になりますが、言葉ではなく双方が実際に「同じ塩辛い食べ物」を口にしたとすればどうでしょう?「塩辛い」と言う概念は、言葉を介さず瞬時に理解(共有)できるはずです。このように「言語」ではなく「感覚」なら、学習(...続きを読む

A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 80号「音楽を「聴く」ということ」

前号では、主に録音という「ハード面=機器側」からの問題点を取りあげ、「音の精度や純度を高めれば=音楽の再現性がより高まるという考え方はオーディオに通用しない」という自説を展開いたしました。今号では、「ソフト面=人間側」からみても同じ結果になるという私の考え方を説明いたします。 まず、音楽を聴く(音を聞くのではないことに注意)ということがどういう事なのか?私は、次のように考えます。「静けさや 岩に滲み入る 蝉の声」という有名な芭蕉の句があります。この句で芭蕉が表現したかったのは「静けさ」です。その「静けさ」をより「深く表現する」あるいは「的確に伝える」ために、あえて「無音」ではなく、正反対とも...続きを読む

A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 79号「再生とは音楽に命を与えること」

究極の純度を目指して… 当初、私は「録音された音を可能な限り正確に元に戻すことが音楽を蘇らせる唯一の方法」と考え、その「究極の純度」を目差して、極限まで音の精度を高める実験を行うことにしました。マイク、マイクアンプ、コネクトケーブル、録音機器など「録音~再生」に関わる全ての機器を市販状態からさらに自分で手を加えて可能な限り高性能化しました。中でもマイクスタンドの不要な振動の低減のためオーディオ用高性能インシュレーターを使用したときのめざましい効果は忘れられません。さらに、音質だけではなく「音の広がり=定位感」を完全に再現するために、収録時のマイクと再生時のスピーカーの位置関係を一致させることを...続きを読む

A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 78号「メディアの責任」

皆さん、お久しぶりです。A&Vビレッジが掲載していた「健康食品」に問題が発覚した関係で、しばらく本誌を離れていました。私が広告と記事の掲載を始めるにあたって、私が考えるメディアの責任というものの考え方をお伝えしておきたいと思います。 ちょうど「ホリエモン事件」が問題となっているので、それを例に挙げたいと思います。ホリエモンは、球団買収のニュースを切っ掛けとしてメディアをにぎわすようになりました。その後は皆様もご存じのように、まるで「タレント扱い」でTVにCMに引っ張りだこでした。ところが「時代の寵児」と祭り上げておきながら「逮捕」の一報が入るやいなや各局はこぞって「自粛」あるいは「降板」を決め...続きを読む

A&V village(エーアンドヴィ ビレッジ) 68号「すべての山に登れ!」

サウンド・オブ・ミュージックの挿入歌「すべての山に登れ」をご存じだろうか?人生を託せる「夢」が見つかるまで、諦めずに「あらゆることにチャレンジしなさい」という内容の歌だ。戦後~1960年代に作られた映画には「時代を超える名作」が非常に多い。 CG(コンピューター・グラフィクス)など無かった時代、「野外ロケ」が多用される作品では、「一つ一つのシーンの撮影」に「自然が味方してくれる」まで、どれだけの時間を掛けたことだろう。 撮り直しのきかないカットで「極限の緊張状態」を強いられ、そのプレッシャーをはねのけて「のびのびとした演技」を求められた「俳優」の力強さ。挿入される音楽も「後編集」が許されず、全...続きを読む



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