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お気をつけください!!スピーカー結線の落とし穴

逸品館ブログをご覧のみなさま、こんにちは。 約2週間ぶりの登場となります。逸品館木村でございます。 ここのところ急激に気温が下がり、天候も不安定な日が 続いておりますが、皆様は体調を崩されていたりしないでしょうか。   今回のブログはお客様より時々問い合わせをいただく 事例をご紹介したいと思います。 まず、下記の写真をご覧下さいませ。   この写真はよくある2ウェイ、バイワイヤリング対応の スピーカーターミナルの写真なのですが この写真では、ジャンパープレートがつながった状態で 上のケーブルが、プリメインアンプ1に、下のケーブルが プリメインアンプ2に繋がっています。 この状態でプリメインアンプ1の電源をON、 プリメインアンプ2の電源もONし、音を出していくと 保護回路が作動して、動作しなくなってしまう、 もしくはアンプが動作しなくなってしまったんだけど どうしてだろう?。という問い合わせを年間10件〜20件 程度頂戴します。 この接続の場合、スピーカーターミナルについている ジャンパープレートが繋がっている状態ですので プリメインアンプ1からはスピーカーを経由して プリメインアンプ2のスピーカーまでが負荷として 繋がる事になり、プリメインアンプ2から見れば スピーカーを経由してプリメインアンプ1が負荷として 繋がる事になりますので、各プリメインアンプのスピーカー 端子に異常な電圧が発生したとプリメインアンプが 判断し保護回路が動作し、プリメインアンプの動作が ストップします。場合によっては、保護回路が間に合わず 壊れてしまう事や、保護回路が無いタイプのアンプの 場合も壊れてしまう事がありますので、上記のような 接続は決してしないようにお願いします。 あと、時々伺うのが、1台のスピーカーを複数台の アンプで共用する為に上記のような結線にし、使うアンプ だけの電源をONにして使用されているというお話なのですが これもおすすめ出来ません。運良く使われているアンプが 電源OFF時にスピーカー出力がリレーで切り離される タイプであれば大事に至らない場合もありますが、 そうではなく、SP出力にリレーが無いタイプもしくは ヒューズ等で保護しているタイプですと、たとえ電源を 切っていたとしても、このヒューズが切れてしまったり、 出力トランジスタが壊れたりして動作しなくなって しまう事がありますので、この結線はしないように お願いします。 もし1台のスピーカーで複数のアンプを共用されるのであれば 以前より逸品館でオススメしているノイトリックのスピコンに DCT処理を施して高音質化した、NL4FX-CRとNL4MMX-CRを 利用して切り替えていただくか(1号館でも3号館でもこの方法で つなぎ替えています) いちいちつなぎ替えるのが面倒であればLUXMAN AS-55やAS-50Rをアンプセレクタとしてご利用下さいませ。 特にAS-50Rはリモコンで切り替える事が出来るセレクタと なりますので、複数のアンプをお持ちの方は便利に ご利用いただけるかと思います。 尚、下記の写真のように   ジャンパープレートを外していただき、高域側には プリメインアンプ1を低域側にはプリメインアンプ2を という感じでバイアンプ接続として使われる分には 問題ありません。問題が出るのは上記接続時に ジャンパープレートもそのまま接続してしまい スピーカーの高域・低域で2台のアンプを共用を してしまった場合です。この接続にはならないよう 注意をお願いいたします。この接続をしてしまって 最悪アンプを壊してしまった場合には、たとえメーカー 保証期間内であっても有償修理となってしまう場合も ありますので、お気をつけ下さいませ。   ながながとなりましたが、年間に数件、この接続を してしまいアンプを壊してしまった方のお話を お伺いしておりますので、このような事にならないよう 結線にはお気をつけて下さいませ。 それでは、皆様、お体ににはお気をつけて、 オーディオライフをお送り下さいませ。 逸品館木村でした。   ... 続きを読む

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