真空管式コントロールアンプを作ってみよう
Acoustic Masterpiece C101
Control Amplifire
- 販売時価格 ¥98,000(税別・完全キット)
- 販売時価格 ¥125,000(税別・簡易型キット
- 出力電圧 定格2V/最大15V
- 出力インピーダンス 200Ω
- 寸法 300(W)×135(H)×200(D)mm
- 周波数特性 5Hz~100KHz
- 入力感度 110mV ・ S/N 90dB
- 使用真空管 ECC83/12AX7(2)
- ECC82/12AU7(1)
同梱されている配線材と、豊富に添付された結束バンド(インシュロック)。
高品質な配線材が選ばれており、個別にきちんとテープでまとめられ
痛まないように配慮されています。
※パーツ類は撮影する前に取り付けてしまい、現時点では画像が用意できていません。
電源回路の配線
- 付属のパーツ類は非常に高品位で高音質なものが選ばれています。
整流ダイオードは、ノイズの少ない「ファーストリカバリ」品で、電源コンデンサーは、「このアンプの特性に合わせた特注のエルナー製」が用いられています。これらのパーツ類は、私の過去のテストでも高音質が記録されており、この時点で「ただ者ではない」ことが分かります。 - ブロックコンデンサーや電源トランス、コネクターやソケット類はあらかじめ取り付けられており、同梱の説明書には回路図だけではなく、A3サイズの巨大な実体配線図まで添付されており、じっくり取り組めば誤配線することはまずあり得ません。
- 電源回路の配線は、今回そのすべてに「SAラボ・ハイエンドホース3.5」のバラ線を使用しました。
増幅回路の配線
- カップリングコンデンサやフィードバック回路のコンデンサーには、アメリカASC社のフィルムコンデンサーが、抵抗には多摩電気の金属皮膜抵抗と理研のカーボン抵抗が使用されます。
- 真空管は、スロバキア製が用いられています。初段にECC83/12AX7”JJ社製”を用いて、増幅を行い、後段はECC82/12AU7”Ei社製”を使用した「SRPP/シングルエンドプッシュプル」回路が使用され、低インピーダンス化が計られています。
これなら、現在主流のトランジスタ製アンプの低インピーダンス入力にも十分対応するでしょう。さすがは製品メーカの心憎い配慮です。
- このステージの配線材には、[音声入力]-[セレクター]-[初段管]にやはり「SAラボのハイエンドLINE PLUS」のバラ線を用い、ヒーター配線にはノイズに配慮して「2芯シールド線」を、その他の配線には「アメリカ軍用MLスペックテフロン線」を用いました。
- 真空管ソケットには、これも「アメリカ軍用のシールドタイプ(今シールド用のカバーは外してあります)」を用い、デジタル機器などから発生する電磁波を遮断するように配慮しています。
- 画像ではすこし分かりにくいですが、クリプトンの制振ワッシャーと制振ネジを用いて「ソケットはシャーシから物理的な振動を受けないようアイソレート」されています。
この時点での音質
- まず、まだオリジナルに近い状態のこの時点での音質をテストしてみました。若干のハム音はありますが、真空管によく見られがちな「熱雑音/シャー音」はほとんどありません。
- 周波数特性も優秀で、ほぼカタログ通り(5Hz-100KHz)をマークしています。その気になれば200KHz付近までは十分実用になる周波数特性を実現しており、これならSACDやDVDオーディオと組み合わせても大丈夫です。
10KHzの矩形波を入力しても、立ち上がりがほんの少し甘くなり、立ち下がりに極少量のリンギングが発生しますが、真空管アンプとしては非常に優秀で、下手なトランジスターアンプの特性は上回るでしょう。 - 気になる音質ですが、これが「すごい!」のです。まず、アンプを通すことでの「情報の欠落=音の細やかさが失われる」ことをほとんど感じることがありません。しかし、真空管の持ち味である「音の太さ」と「音の生々しさ」が加わり、再生音は俄然「厚みと躍動感」を増して来るではありませんか!
この音質は、50万下手をすれば100万近い真空管アンプに匹敵するでしょう。これは嘘ではありませんよ!
つまらない真空管プリアンプを購入する前に、¥125,000(配線済み)のこの製品を購入すれば、だれでも数時間以内に高音質真空管プリアンプのオーナーになれるはずです。
入力セレクターが3系統と少ないですが、そこはキット! 自分でシャーシに穴を空け、セレクターを交換すれば5系統でも6系統でも、シャーシのスペースに余裕のある限り、いくらでもセレクターの数は増やせます。
そういうことを面倒だと感じる人は・・・、キットではなく製品を購入しましょう!!