2chを極めよう

2ch方式の問題点

マルチチャンネルの素晴らしさを体験することで2Chに失望するのではなく、逆に2Ch方式が抱える問題点が明らかになりました。一つは、「ルーム・アコースティックの重要性」。もう一つは、「CDの音質限界」です。
前方からしか音が届かない2Ch方式では、部屋をデッド(吸音構造)にし過ぎると「絶対的な音数(音量ではありません)」が不足します。音数が不足すると音楽は躍動感を失います。そこで、反射パネルなどを使ってスピーカーの音を反射させ、「センターやリアなどの本来は存在しないスピーカーの音」を作りだせば、「音の広がり」だけではなく「楽器の音色」・「躍動感」などをマルチチャンネル並みに大幅に向上させることが出来るのです。

サーロジックの反射パネルがお薦め

スピーカーの音を反射させるといっても、闇雲に何でもかんでも反射させれば「定在波(フラッターエコー)」が増えるばかりでかえって逆効果になります。そこで、まず壁からの反射を抑えて音の濁りを低減するために「カーテンの施工」を行ってください。天井のコーナーからの反射音の低減も合わせて行うとさらに効果的です。

反射用の音響パネルには、「サーロジックの音響調節パネル」が最適です。

反射パネルの使い方と効果

サーロジックの反射パネルは、他の様々な吸音材などとは違い「きちんとした化学的な考察と、豊富なスタジオ設計の経験」から「合理的に設計された唯一の製品」です。それがどれくらい素晴らしいかは、色々なメーカーの製品をテストして較べなければ実感できないと思います。逸品館では著名な吸音材10種類以上と比較テストを行って、そのずば抜けた性能を確認しています。使えば、そのすばらしい効果はすぐにわかります。サイズが何種類かありますが、天井高の1/2を目安にして下さい。
反射パネルの設置位置は、マルチチャンネルで「センタースピーカー」と「リアスピーカー」に相当する位置にフロントスピーカーの背後を加えた「5枚」がベストです。いきなり5枚を導入するのが無理な場合には、まず「フロントスピーカーの中央(センタースピーカーの位置)に1枚から始めて、次にフロントスピーカーの背後、リアスピーカーの位置と増やせば良いでしょう。

まずパネルを①の位置に設置してください。ボーカルや楽器など「センターから来る音」が立体的になり、明瞭度が大きく向上します。楽器の表現力や、音のエネルギー感が大きく増大します。ボーカル・ベース・ドラムなどがグングン前に出てきます。パネルを置くことで、圧迫感が生じるイメージがありますが、実際は全く逆でパネルの方向に空間が広がり、楽器の音に芯が出て実在感が大幅にアップします。
次に②の位置にパネルを増設すると、サウンドステージが左右に大きく広がるようになり、音場の立体感が目覚ましく向上します。
最後に③の位置にパネルを追加すると、背後への音の広がりが大きくなり、リスナーを中心に「球状」の音場空間が出現します。楽器などの音色が、非常に生々しくなり、色彩感や躍動感が大幅にアップします。

スクリーンやTVなどがある場合のパネルの使い方と効果

スピーカーとスピーカーの間に大型TVやスクリーンを設置している場合、パネルは次のように配置します。
まず①ですが、スピーカーとスクリーンの間を遮る位置に配置します。コツはスクリーンよりパネルが出っ張るようにすることです。スピーカーから出た音がスクリーンに当たって反射する前に、パネルでコントロールしながら反射させるのがポイントです。中央からの圧迫感を大幅に低減し、奥行き感や明瞭度が向上。スクリーン背後に向かって音場が大きく広がるようになります。
次に②の位置を、スピーカーの前方よりに移動し、壁と平行になるように配置します。左右への音の広がりが増し、音の移動の鋭さ、明確差、大きさなどが向上し、サラウンドの効果が最大に発揮されます。
③の位置はほとんど同じですが、リアスピーカーなどを設置して、サラウンドを中心に聞かれる場合には、③は設置しなくても問題はありません。

天井用の吸音材

布が重なった構造で軽く、設置は簡単。すでに取り付けられている「押しピン」を天井に刺すだけで簡単に止まります。部屋の中央部は床にカーペットを敷くことで、フラッタエコーを防げます。床にカーペットが敷きにくい部屋の4隅、スピーカーのやや後方の天井などに取り付けて使用します。簡単で廉価なアクセサリーですが効果は抜群です。

布が重なった構造で軽く、設置は簡単。すでに取り付けられている「押しピン」を天井に刺すだけで簡単に止まります。部屋の中央部は床にカーペットを敷くことで、フラッタエコーを防げます。床にカーペットが敷きにくい部屋の4隅、スピーカーのやや後方の天井などに取り付けて使用します。簡単で廉価なアクセサリーですが効果は抜群です。

お薦めインシュレーター

「音を作り出す」作業は、スピーカーの音を反射させるだけでなく、「インシュレーターなどを使って機器の響き整える」事でも実現します。現在最も人気のある、「AIRBOW・WOOD-BOY」・「ローゼンクランツ・PBシリーズ」・それに今回紹介する「極義経」などの、優れたインシュレーターをお試しください。大きな効果があります。

  • お薦めのインシュレーター

ステレオ+CDでは、「嫌な音を消す」という消極的な取り組み方では上手く行きません。より「積極的に音を作る」というアプローチが必要です。足りない「何か」を補ってやることでステレオ+CDは「躍動的な音楽」を奏でます。ケーブルを換えたり、インシュレーターを使用したり、ルームチューンに挑戦したり、様々なアプローチをお楽しみ下さい。やり方がわからないときには、お気軽に逸品館スタッフにご相談下さい。

お薦め電源ケーブル

https://www.ippinkan.com/OP_OAC/op_ac_page1.htm

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