逸品館メルマガ060「正しい音と映像は心を癒し、そして育む」

前々号で「パリン」というインドネシアの風土病のお話をしましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?話の骨子は、人間は5感から正しい外界の情報が得られなければ混乱し、不安になったり、鬱になってしまう。だから、オーディオ・ビジュアル製品が発信する「情報」は、人間にとって正しいことが最も重要だということでした。

私は、仕事柄一日中「音」を聞いていますから、この音が「正しくない」と一日が終わることには、本当にぐったりと疲れてしまいます。若い頃はそうでもなかったのですが、加齢に伴いエネルギーの回復が遅くなっているのを感じます。そんな時、エネルギーを奪われる音を一日聞くと・・・。そのストレスで本当に疲れてしまうのです。

では、なぜ「正しくない音」を聞き続けると、疲れてしまうのでしょう。それは、脳が一生懸命に「破壊された音を元の音に戻そう」と働き続けるからです。度の合わないメガネで本を読んだり、画質の悪いTVを観ると疲れるのも同じです。つまり「不完全な情報を正しく解読するため」に脳が働き続けるから、長時間経つと疲労が蓄積してしまうのです。


あなたが聴いていらっしゃる音は大丈夫ですか?長時間聞き続けると疲れを覚えるような音であれば、それは「正しくない情報」が混ざっていると考えてください。どんないい音に思えても、そんな音なら大幅改善の可能性があります。改善の方法は、逸品館のセッティングのページから探ってみてください。


話は映像に変わりますが、現在映像は、通常画質からハイビジョンへと、DVDも次世代ハイビジョンディスクへと、画質が向上し情報が一気に増加しつつあります。しかし、音と同じで情報の増加に伴って「正しくない情報」が増えることになれば、画面は綺麗になっても、音は良くなっても、感動しない、長時間視聴していると疲れてしまう。なんてことになりかねません。


そんなことどうでも良い?とお考えですか?それは大きな間違いです。オーディオやTVプロジェクターから送られてくる「情報」は、人間にとって非常に重要です。それが正しくないと、「パリン」でお話ししたように、感覚が狂い精神に支障をきたしかねないからです。

事実、世の中に変なニュースが増えていますが、それはインターネットの掲示板やメディアのニュースが狂っていることと同調していルノではないでしょうか?記録された音声や映像、文字だけの情報は、著しく偏っています。特に「思いやり」や「人の痛みへの配慮」が欠如しているようです。それは、文字、あるいは断片的に編集された映像、という情報が人間にとって「正しくない」からです。

例えば、文字で人を攻撃しても、それを読んだ人がどれくらい傷ついているか、書き込んだ人間にはわかりません。逆に、その傷つく姿を見なくてすむからこそ、人間の攻撃性だけが暴走するとも考えられます。それを見たり、あるいは自分が参加しいることを不快に感じなければ、すでに感覚は狂い始めているのではないでしょうか?

もし、自分の吐いた言葉で目の前の人が傷ついてゆくのが目に映ったら、自分がそんな風に傷つけられて苦しい思いをしたことがあるなら、そんなひどいことを、それでも人はできるでしょうか?あるいは、映像ではなく目の前で助けを求めながら人が死んで行く様を見たら、子供が飢えて死んで行く様を見たら、手をさしのべずにいられるでしょうか?それが、正常な人間の感覚です。人間は、攻撃性に相反するこのような愛情(哀れみ)の心を持っているから、精神のバランスが保たれて生活できるのです。

これは極端な例かも知れませんが、間違いではありません。私たちが日頃耳にする「音楽」や目にする「映像」が「正しい情報」を発信し、それを正しく受け取れているなら、当然人間としての「情緒」は正しく保たれるはずです。逆に情報が歪んでいれば、その歪みに応じて、それを受け取る人間の「情緒」は狂うのです。暑くなれば汗をかく、運動すれば心臓の鼓動が早くなるのと同じように、情報(外界からの刺激)は、無意識に人を変えるからです。なぜならば、外界からの情報に合わせて自分を変えるということが、すなわち生命活動だからです。変化することが、生き延びることなのです。

刺激に応じ人は変わります。無意識に起きることですから、情報による変化を止めたり、変えたりすることはできません。どんなにあがいても、刺激による変化からは誰も逃れることはできないのです。だから、日頃情緒的な情報を発信するオーディオやビジュアル製品は、「人間にとって正しい情報を発信する」ということが何より求められるのです。

食べ物が身体を育むように、情報は心を育みます。偏食が身体をむしばむように、情報源が著しく偏ると心がむしばまれます。自然な音、自然な映像は、心を癒し身体を元気にしてくれます。オーディオ・ビジュアル製品は、人間にとって娯楽機器であると同時に、教育機器でもあり、医療(治療)機器でもあるのです。他の家電品とは、違ってその「質」が、人間にとって非常に重要なのです。

コマーシャルで流されている、音質や画質が向上する、音が良くなる、画面が綺麗になる、という以前に音質画質を「正しくする」ということが自分にとって、またそれを視聴する人にとって、どれほど重要かということがおわかりいただるでしょうか?

これからAV製品を選ぼうとなさるときには、AVアクセサリーを使って音質画質を改善したいとお考えなら、このお話を決して忘れないでください。もし、機器の選択に迷われたなら、逸品館にお尋ね下さい。もし、購入に迷われたならAIRBOWをお選び下さい。納得の行く正しい情報、正しい音と映像をご提供させていただけると思います。

そんな馬鹿な?そうお考えでいらっしゃいますか?ならば、逸品館の音質・画質を御検証下さい。人間にとって、正しい情報とそうでない情報が、どれくらい大きな差があるか?ご体験いただけると思います。

カテゴリー: メルマガ, 社長のうんちく タグ: パーマリンク