SONUS FABERの新製品AUDITOR Mの試聴機が届いたので聴いてみました。短時間での試聴だったので軽いインプレッションをしたいと思います。
(手前がAUDITOR M 奥がCREMONA AUDITOR)
SONUS FABER AUDITOR Mは従来のモデルCREMONA AUDITORからユニットが一新され、名前からもCREMONAの名が取れました。AUDITOR Mではツィーターとウーファーの距離が近づき、CREMONA AUDITORでフロント斜め下向きに取り付けられていたネームプレートがAUDITOR Mではウーファーの真下、正面向きに取り付け位置が変更されています。
従来のCREMONA AUDITORは少し上品な響きを持ちながら、クリアーな空間にキリッと引き締まった音像が現れ、反応の良いシャープな音質が特徴でした。
新製品AUDITOR MはCREMONA AUDITORに比べ音の重心が低くなり、どっしりとした印象が強まりました。CREMOA AUDITORに感じられた上品な響きはあまり感じられなく、なりましたが、寧ろ自然でナチュラルな音色感で交換が持てます。
音の繊細感は向上しており空間の立体感が非常に良く再現され、音にも彫りの深さが感じられます。ただ、厳しい音という印象ではなく滑らかに広がる響きが落ち着いて音楽に浸らせてくれます。
試聴に使用した鬼束ちひろの歌声はCREMONA AUDITORでは、フレッシュで若々しく潤いのある生き生きとした表情で、
AUDITOR Mでは落ち着きのある声でしっとりとしています。少し大人の印象です。
どちらも魅力的で優劣付けがたいところです。ノラジョーンズでも同様の違いが感じられましたが、この人の歌はAUDITOR Mの方がより深くニュアンスの変化が感じ取れAUDITOR Mに魅力を感じました。
現在CREMONA AUDITORは生産完了のため、特価提供となっております。色はグラファイト(黒檀調の色)のみ、残り3SETとなっています。https://www.ippinkan.com/SP/sonusfaber_1.htm#MINIMA
AUDITOR Mもホームページにてご案内を開始致しました。https://www.ippinkan.com/SP/sonusfaber_1.htm#MINIMA