デジタル放送「ダビング10」解禁

本日、7月4日の午前4時から、デジタル放送ダビング(録画)が1回限りのコピーワンスから10回ダビング(9回までのコピー、10回目でムーブ)のダビング10(テン)に緩和されました。一部の有料放送はコピーワンスで放送されます。当初予定の6月2日から約1ヶ月遅れでスタートです。

DVDレコーダーのカタログにダビング10のアナウンスが1年前から目立ち始め、首を長くして待っていました。

2004年4月5日からスタートしたコピーワンスは、デジタルの劣化のないダビングから著作権の保護を目的に行われた物で、一度ダビング操作を行うと、操作ミスやコピー先のディスクの不良でうまくダビングできなくてもハードディスク内の画像は消去されてしまい、2度と見られなくなるトラブルで泣いた経験は誰も1度はあると思います。

一般の方に、デジタル放送の高画質よりもダビングに制限のある不便な物と理解され
メーカー側でのハードの売れ行きのみならず、デジタル放送の普及にも影響が出ていると総務省も心配になり、補償金問題を先送りして需要の高まる、北京オリンピックを前に
なんとかダビング10にこぎ着けたかたちの様です。

アップグレードは、オンエアーダウンロード放送によって自動的にバージョンアップされます。残念ながら全てのデジタルレコーダーに対応しているわけでなく、2006年以降に発売された対応機種に限ります。以前の製品はダビング10の放送もコピーワンスと認識されます。

よく言われる勘違いをここで少し整理しておきます。

1,DVD・ブルーレイパッケージソフトのダビングは当然できません。
2,ダビング10の放送開始以前に録画した番組は、バージョンアップ完了後も1 回だけ録画可能のコピーワンスの扱いとなります。
3,ディスクからHDDへのダビングは従来通りできません。
4,CATV から放送を受信する場合、CATV の伝送方式によっては、ダビング10の番組にならないときがあります。詳しくは、ご契約されているCATV 会社にご確認ください。

うーん、自宅のDVDレコーダーも未対応なので、これを機にブルーレイに買い換えを検討てみるか・・・。

各メーカーの対応機種及びアップグレードの時期は社団法人デジタル放送推進協会から
ご確認いただけます。
社団法人デジタル放送推進協会 (略称:Dpa/ディーピーエー)

実施日程である7月4日は,Dpa委員の誕生日が7月5日であることから決められたといわれている。

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