逸品館メルマガ086「新たなるチャレンジ」

かなり気が早いお知らせですが、10月10/11/12日の日程で開催される、HIGHEND SHOW TOKYOへの出展が決まりました。今回は、春のような合同ブースではなく単独ブースをレンタルできましたので、3日間たっぷりデモンストレーションをご披露できそうです。
出し物は確定していませんが、Zingali 1.12を使った超豪華なシステムと image11/kai2やMinima Vintageをつかった比較的パーソナルなシステムの二つをお聞きいただこうと考えています。アンプもトランジスターだけではなく真空管アンプもご用意し、「こんな組合せが聴きたかった!」という皆様のご期待に沿えるようなイベントに出来ればと考えています。
5月より開始した逸品館の「ブログ」ですが、無事毎日一回の更新を続けています。この「ブログ」に加え7月より「wiki」を開始しました。逸品館の主催する「wiki」は、みんなで作るインターネットの百科事典「Wikipedia」と同じシステム(これを”wiki”と呼びます)を利用して、オーディオ辞典を作ろう という試みです。「wiki」は、掲示板のようにお客様自身が書き込んだり、編集を加えられます。もちろん、逸品館の代表やスタッフも積極的に参加する予定です。書き込んでは、消えて行く「逸品館の掲示板への書き込み」も「wiki」 へ 転写(コピー)しておけば、必要とする方が必要なときに何度でもその情報を利 用することが出来ます。逸品館のホームページに負けない、豊富な情報が蓄積・保存できればと考えています。
話は変わりますが、ダイレクトメールとHPの製作で力を使い果たしてしまって、最近はメルマガであまりオーディオの話題を提供できていませんせん。気にはなっているので、何かな いかと色々ネタを探しているのですが、こればかりは探しても見つけることが出 来ないというのが本音です。良い話題やいい話は、なぜか突然ひらめくからです。今回も申し訳ありませんが、あまり良いひらめきはありません。
そこで逸品館が昨年度より開始した新しい業務「B.AIR」をご紹介したいと思います。
もうほとんど弾くことはなくなりましたが、私は中学~大学の間フォークギターを良く弾いていました。完全な独学だったので上達はしませんでしたが、中学 ~高校時代は、ほとんど毎日のように弾いていました。小学生の頃は、ピアノもやらされていました。女の子のお勉強のようでピアノは嫌いでしたが、今思えばもうちょっと弾けるようになっていたら・・・と思います。そういう経緯もあって、私は「楽器を弾く立場」からも「オーディオ」を考えることがあります。なぜなら、私にとって「楽器」も「オーディオ」も「演奏する」という意味では 、完全にイコールだからです。
オー ディオマニアが様々なアクセサリーを使って自分のオーディオを好みの音に変えるのと同じように、ギターを弾くときに弦を選び、ブリッジを削り、 ピックを加工して音を変えます。「楽器」も「オーディオ」もチューニングで音が変わるのは、同じなのです。そこでこれほど進歩しているオーディオの技術を 楽器の音質向上に役立てられないだろうか?と思いました。楽器のチューニングに「オーディオ・アクセサリー」 を 転用できないだろうか?と考えたのです。そこから生まれたのが「B.AIR」です。
例 えばアコースティックな方法(インシュレーターやボー ド の使用)で楽器の音を良くしようと考えるなら、オーディオ用のボードやインシュレーターを改良すれば役に立ちます。電気的な増幅機構を持つ、エレキ・ギ ターやキーボードなどからいい音を取り出すためには、オーディオの回路技術やチューニング・ノウハウが使えるからです。
し かし、なぜだかオーディオと楽器の間には深い深い溝があって、今まで技術やノウハウの交流がほとんど行われていません。業界や流通が違うから、そうなので しょうが交わる部分がこれほど深い業種が、こんなに離れているのは合理的ではありません。そこで逸品館は、この深い溝を跳び越えて「オーディオ」と「楽 器」、「リスナー」と「 プ レーヤー」を一つの輪で結びたいと考えています。
これからはオーディオショップとしての「逸品館」、オーディオメーカーとしての「AIRBOW」楽器用アクセサリーメ ー カーとしての「B.AIR」、そしてプロ用・レコーディング機材の販売サイトと し ての「スタジオ逸品館」という4つの方向から、演奏者とリスナーをもっと近く、深く、フレ ンドリーな仲間にできればと願っています。
私のそして逸品館スタッフ一同の「夢」は、音楽を通じて「みんなの想い」が結ばれることです。その実現に向けて、今年は様々な新しい取り組みにチャレンジします。

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