30代男がアニメで泣く夜もある-プラネテス-編

暑い日が続いておりますが、皆様体調など崩されておりませんでしょうか?

我が家のクロネコは暑さに耐えかねて床でのびております。

この季節のシアターは日中クーラーが無いと地獄と化します。なので使用時間は主に夜間になります。

さて本日は私が最近一番よく見るDVD「プラネテス」」をご案内いたします。

2003年にNHK BS2で放送され、その後何度かNHK地上波やNHK BSハイビジョンで放送されたようです。

「ようです」というのは、実は私「放送」では一度も見ておらず、原作のコミックも含め作品の存在自体をリアルタイムでは認識していなかったのです。たまたま帰宅時によったTSUTAYAで借りたDVDの中の一つが本作品でした。洋画・邦画・アニメから適当におもしろそうな物をチョイスしたのですが、後にこれほどはまるとは思いもしませんでした。

最初のお話からは「宇宙を舞台にしたドタバタコメディー」といった印象を受けたのですが、話が進むにつれどんどんと掘り下げられてゆく主人公の思いや、周りのキャラクターとのつながりにすっかりと魅せられてしまい、全9巻(26話)のDVDを購入してしまいました。

巨大ロボットも美少女もでてこない、ある意味世の流れに反したアニメなのですが、良質の作品とは表現の手段を問わずのめり込める物と再認識させられた作品でした。

実写に比べアニメは子供の見る物という風潮があり、確かにそれを否定出来ないアニメが多いのも事実ですが、映像の表現方法としてアニメは実写に比べ制限が少なく、制作者の意図を実現し易いのもまた事実かと考えます。但しアニメは安易なキャラクター商法に繋がりやすく、結果良質たりうる作品が少ないのも事実なのです。

しかしスポンサーが付かないと作品を世に問う事が出来ないのもまた事実で、この辺にジレンマを感じるのです。

私は大学で映像の制作を学び、このジレンマを解決する術を見つけられず「見る側」に移ってしまったのですが、こうして時々「心」から惚れ込める作品に出会うと悔しさやうらやましさが湧いてくるのです。

そしてNHKはこうした良質の作品を提供するので、様々な不祥事があっても侮れないのです。

現場でまじめに働いている方はまだまだ捨てたもんじゃないと思いますよ。

さて最後にこのDVDが私のお気に入りな理由がもう一つございます。

最終話の1シーンですが、ケーブルなどの新しいアクセサリーを導入した時のチェックに使用しております。

宇宙船の上に立つ主人公とヒロインのバックに夜明けを迎える地球のシーンがあるのですが、このシーンの立体感や背景の暗い地球の映り方で変化を確認しています。

皆さんも決めたディスクの1シーンを用意しておくと新しい機器やアクセサリーの効果がより判りやすくなると思いますよ!

是非お試しあれ。

今のシアターをどうしたら良いかわからなくなったら、こんな担当者がいる逸品館お問い合わせ下さいませ。

なにか変わるかもしれませんよ!?


プラネテス 1
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