奈良の鉄道、その歴史を見る

盆休み中は、遠出することなく過ごしました。

実家(奈良市)から自転車で10分程度のところに奈良市写真美術館があり、現在「奈良の鉄道 明治・大正・昭和への旅」
を開催しており、鉄道や古い写真等が好きで、有料ながら見に行きました。

いつも通勤に利用している、近鉄の写真や国鉄時代の奈良駅周辺もいいですが、すでに廃線され無くなってしまった路線に心が引かれました。

当時奈良にも軽便鉄道があり、天理から法隆寺まで本や雑誌でみたガソリンで走る小さなレールーカーが走っていたのを初めて知り感動しました。

特に興味があったのは、小さい頃に親から聞いた、ドリームランドの前に汽車が走っていて、トンネルは昭和30年代まで残っていたそうで、それが明治時代に9年間だけ存在した大仏鉄道と言う名前を最近知りました。

その当時の写真を期待したのですが残念ながら当時の駅舎や車両の写真は無く、小さな橋桁や煉瓦の隧道のみでした。

大仏鉄道は、奈良への観光客の誘致で加茂~奈良間に木津を経由しない新線として開業、当初は大仏に一番近い駅として参拝客でにぎわったが、大仏駅よりも奈良駅を利用する人が増えた事で、開業からわずか3年で乗降客が激減しました。
奈良山丘陵(ドリームランド辺り)の「最急40分 の1の勾配」(100メートルで2.5メートル登る)は当時の機関車性能及び運転も相当困難で石炭の消費量も多く、加茂~木津~奈良間に平坦な現在のJR関西本線のルートが開通した為、わずか9年で廃止になり短命の鉄道に終わりました。
幻の鉄道として非常に興味がわいてきます。
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短命と言えば、次世代のハイビジョンレコーダーとしてHD-DVDがありました。規格はブルーレイの発表から3ヶ月後に発表。製品もブルーレイのレコーダー発売から3年後東芝からプレーヤーを発売。ブルーレイよりも低価格を売りに展開していましたが後に発売されたHD-DVDレコーダーの価格はブルーレイレコーダーとの価格差が無くがっかりした記憶があります。
映画ソフトメーカーの提携が鍵とされましたが、先に普及したブルーレイには勝てません出した。
HD-DVDの製品発売期間は2年と大変短い物となりました。

HD-DVDのグループメーカーにNEC参加していました。
NECと言えばDVDレコーダーが発売された頃にMVディスクレコーダーを発表しDVDレコーダーではマネの出来ないフレーム単位の編集が出来る画期的な商品で、当時編集を前提としたユーザーに好評で一般の方にも受け入れてもらえる様DVD再生機能を装備した製品発表する寸前で突然の撤退でした。ハードディスクレコーダーが急速に進化、普及を考えると早々の撤退は正解だったとおもいます。
NECはコンシューマーのディスク製品に恵まれていない様ですね。

これらの機器は将来、幻の製品として価値が出るのでしょうか?
この前、オークションでNECのMVディスクレコーダー「MV-10000」がジャンク品として1,000円で落札されていました。寂しくなりました・・・。

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