オーディオの座右の書

オーディオを永く趣味として楽しまれてきたオーディオファンの方々には、最近のオーディオ誌の論評に首を傾げたり、昔のようなときめきを感じなくなったとお感じになられることはありませんか?
かく言う私は、今のオーディオ誌にあまりときめきを感じなくなっています。実際にオーディオを購入するユーザーよりも、メーカー側により気を配った褒め言葉の羅列や、お決まりの謳い文句など、読んでいて疲れるだけのページが多くなったように思います。

そんな中でオーディオ界の牽引者の一人でおられる評論家の菅野沖彦氏の著書「新・レコード演奏家論」を読んで、ここしばらくずっと胸につかえていた物が取れたような気分になりました。そこには

オーディオ誌に書いてあるような論評はなく、オーディオ(音楽)好きの一人の人間としての菅野氏の言葉がありました。読んでいて「そう、そうなんだ」とか「ああ、やっぱり」と思うことがしばしばあり、今まで自分がやってきた趣味としてのオーディオに、何も間違いなんかなかったんだと知りました。
いや、そもそも趣味としてのオーディオに間違いなどというものは存在しなかったのです。真にオーディオ(音楽)好きの心を言い表した名著ではないでしょうか。

オーディオオ好きなら一度は読んで欲しい、そんな素晴らしい「座右の書」と言うに相応しい本だと思います。

そして、もう一つ。誰もが知る、アメリカのオーディオメーカーである「McIntosh」。このMcIntoshから「McIntosh BOOK」なる書が発売されています。表紙はMcIntoshの代名詞であるあの「ブルーメーター」。中身はメーカーの歴史やその時代の代表的な機種ついて書いてあるようです。

「ようです。」というのは中身が全て英文のため英語が分からない私には、

何となくそういった内容のことが書いてあるという風にしか判らないからです。しかし、ガラスパネルにブルーのメーターが付いていなければオーディオではない、とお思いの筋金入りのMcIntoshファンなら、是非1冊持っておいても良いアイテムではないでしょうか。

ご紹介した2冊の本は逸品館でご購入いただけます。

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