逸品館メルマガ111「パソコンのOSとマウスを考える」

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自分へのご褒美に、逸品館お薦めソフトは如何でしょうか?

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もうちょっと本格的なご褒美は、「逸品館で!」よろしくお願い致します。
逸品館の主要システムは、Windows 2000 と lotus-123という、すでに市場から消えた古いソフトで動いています。Microsoft Officeのバージョンも2000のままです。社内の電子処理も基本はlotus-123に含まれている、帳票式データーベースで社内で(というよりも私が)作った物を使っています。これに変わる現在発売中のソフトとして、ファイルメーカープロがありますが、社内の20台近くのパソコンをすべてアップグレードするとかなりのコストが掛かるのと、2000年頃からソフト(OSも)の改善は、不必要な機能が増えて重くなるだけなので、最新のソフトへのバージョン・アップには消極的でした。
しかし、さすがにOSがWIN-2000のままというわけには行かず、半数ほどのパソコンを新調して、OSをXPにアップグレードしました。OSをアップグレードするとそれまで使っていた各種のデバイスドライバーや一部のソフトが使えなくなります。
中でもマウスやキーボードのような基本的なデバイスが動かなくなるのは、大変困ります。マウスの機能でOSが変わっても使い続けられる基本機能は、ポインターの移動と右左クリックだけなのはご存じでしたか?
ホイールによる画面のスクロールやブラウザの「進む」、「戻る」などの機能はすべてドライバーとマウスによる拡張機能なので、バージョンを変えると動かなくなったり、最悪の場合にはマウスを操作した途端にソフトが強制終了してしまいます。
常識的には、OSやソフトをバージョンアップすると使い勝手が向上すると考えます。しかし、さすがMicrosoft!そうじゃないんです。古いソフトが使えなくなることがとても多いのです。
特にlotus-123との相性が悪く、最新のドライバーとマウスでは表計算ソフトの垂直スクロールがホイールでできなくなります。これは、大変不便です。
そこでMicrosoftの古いマウスと古いドライバーをわざわざ用意してWIN-2000に導入し、拡張機能が使えるようにして古いパソコンの使い勝手を向上しました。XPには最新のMicrosoftのマウスを導入しましたが、やはりlotus-123の垂直スクロールには対応していませんでした。その他のソフトでも、古いソフトでは使えなくなる機能があるでしょう。
何でこんなことが起きるのでしょう?マウスとキーボードは、パソコンの最も重要なインターフェイスなのに、新しくなると使えないソフトができる。これは、明らかに計算された陳腐化(新しいのを買って欲しい)です。あるいは、古いソフトに対応するコストは無駄なのでやっていないだけかも知れません。何れにしても、使っていたソフトが使えなくなるのは大変腹立たしいです。
Microsoftはどう考えているのでしょう?今までならユーザーは従順にお金を払ってきました。しかし、景気が悪くなると財布の紐は固くなります。それは企業も同じで、さすがにウィンドウズ・ビスタはあまりにも評判が悪く(業務で使うには得られるものより、失うものが多い)、ビジネスユースにはほとんど普及していないように感じます(DellもいまだにXPをインストールした製品が中心)。
そのせいか年末にもウィンドウズ7が発売されそうです。しかし、断言しますが業務用のパソコンにはウィンドウズ7はなかなか導入されないでしょう。なぜなら、業務用のソフトを買い換えるには、逸品館のような小さな会社でも100万円単位のコストが掛かるからです。そしてWIN-2000からコストに見合う性能向上がウィンドウズ7で成されるか?考えれば明らかです。コストに見合った利益は得られません。当然、企業はPCの買い換えを行いません。
大体、ビジネスユースのソフト(アプリケーション)は10年くらいは平気で使えるように設計しなければなりません(そうでなければ買ってもらえません)。 10年前ほど前なら、パソコンの進化があまりにも早くて「パソコン関係のアップグレード」で投資に見合う以上の利益がもたらされました。しかし、WIN- 2000が導入された時点でパソコンはほとんど完成してしまったように思います。WIN-2000からの買い換えや、ソフトのアップグレードは、コストに見合う利益がもたらされないのです。
でも、さすがにウィンドウズ2000ではセキュリティーや、便利なフリーソフトも含めて使えない部分が多くなってきたので、OSはXPに変えている最中です。そんな中で困ったのがマウスとキーボードの互換性だったというわけです。現在、テスト中なのでまだ結果はお伝えできませんが、次週かその次の週には、簡単な結果をお伝えできるかも知れません。とはいえ、マウスは星の数ほどあるので、そのすべてをテストできません。なので私が選んだマウスがベストとは到底考えられないのが残念です。こんなとき、インターネットのコミュニケーションが役に立つんだろうと思いますが、私はいまだに顔が見えない不特定多数とのコミュニケーションはあまり得意ではありません。

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