久しぶりです、中谷です。
前回の自己紹介から2回目のブログですが、何と今回!ハイエンドショウトウキョウに初参加させて頂きました!!早速簡単ではありますがレポートさせて頂きます!
5月21日(木) ハイエンドショウトウキョウ2009春 前夜
ハイエンドショウ前日の21日はお店で仕事をしておりまして、夕方から新幹線に乗り東京に向かいました。予約していた某ホテルにチェックインし、緊張感が高まる中、就寝となりました。
5月22日(金) ハイエンドショウトウキョウ2009春 初日
22日のショウ初日は朝8時入りして、大阪から送っておいたオーディオ機器を搬入、12時の開場に間に合うように急いでセッティングに取りかかりました。あらかじめ決めておいた位置に、汗だくになりながらオーディオ機器をひとまず並べ終えると、代表がレーザーセッターを使い、各スピーカーの微調整に入りました。1mm単位でスピーカーを動かしてのセッティング。その後、サーロジックのLVパネルの微調整も数センチ単位のすさまじい判断力、そしてとにかく早い早い。誰にも真似できないスピードで全ての調整が会場時間前に無事終了しました。
初日は平日でしたが入場者は多く、逸品館の出音に大勢の方々が足を止め、音楽を聴き入っていました。展示方法や出音に対する課題が見つかり、修正点を確認し合いました。
5月23日(土) ハイエンドショウトウキョウ2009春 2日目
そして2日目の朝は再セッティング。1日目の問題点を改善し、前日より良い音で2日目を迎えることが出来ました。特にジンガリは1日目に低域過多で高域がよく聴き取れませんでしたが、オーディオラックをわずか5mm奥に移動しただけで音のピントがバッチリ!!他のポイントも微調整すると低域がタイトに、高域も元気よく鳴っていました。
ジンガリが悪かった原因は、お客様が大勢入った事により高域の吸音が思った以上に大きく、会場の反射音が活かせなかったことが原因ではないかという事でした。すべて計算通りにはいかないイベントの難しさ、1日目の悪かった点を的確に判断、すぐに修正し、2日目以降に最高のサウンドで鳴らすべく常に考える姿勢でなければならない事を学びました。
5月24日(日) ハイエンドショウトウキョウ2009春 最終日
最終日となる3日目は思わぬ(?)スケジュール変更がありました。なんとジンガリとウィーン・アコースティックのTHE MUSICを同時に鳴らして、さらにAUDIO PROのIMAGE11KAI2を3台と2.27のサブウーファー2台を組み合わせた、計7.2chをやってみたら楽しいんじゃないか?との代表の声で急遽予定変更。一見めちゃくちゃなようにも思いましたが、全てのセッティングが完璧だったので、各スピーカーのバランスが良く、喧嘩せずにそれぞれの良さが引き立ち調和する、とても自然なサウンドでした。
実際に演奏されている楽器の材質がそれぞれ違うように、個性も材質も違うスピーカーを組み合わせた事によって、自然にハーモニーを生み出せたのではないかと思いました。おそらく世界中どこを探しても、こんな鳴らし方をしている所はないでしょう(笑)。なんと言っても総額1000万円ですから!!3日目は皆様と特別な体験が出来ました。
ハイエンドショウトウキョウ2009春 のまとめ
今回の主なイベント内容は、CDと同じ曲の入っているDVD(使用ソフトは平井堅さんの「歌バカ」というCD/DVDのセットです。)との音の違いや、CDをPCのWME(ウインドウズ・メディア・エンコーダーというフリーソフト)でアップサンプリングすると音が良くなるという実験、LANケーブルの違い(比較に使用したのは一般的なLANケーブルと、AUDIO QURESTのLANケーブル「RJ45-G」です。)で音が変わる!など、どれも個人的に大変興味深い内容でした。イベント終了後には毎回お客様から質問を受けたり、「すごく面白かったよ!」と、直接感想を頂けたことや、お褒めの言葉をその場で頂けたことで、このイベントが誰にでも解りやすく、ちゃんと実感して頂けたんだと確認する事が出来て、大変嬉しく思いました。
3日間行われた今回のイベントですが、逸品館は他のどのブースよりもお客様の数が多く、他のブースが平均30~50人くらいのお客様の中、逸品館のイベントが始まると多い時には100~200人(!)のお客様が興味深く静かに聴かれていました。
大盛況に終わった今回のハイエンドショウトウキョウ。もうすでに秋の開催に向けて準備が始まっています。試聴室では聴けない、ハイエンドショウならではの音。秋にはさらなる進化を遂げたサウンドを聴かせる逸品館にご期待下さい。