逸品館では、昨年末からWireworldの最上級HDMIケーブルSSH5-2(Silver StarLight 5-2)が売れに売れています。Pioneer プラズマテレビ”KURO”専用ケーブルとして500本限定で発売を開始したUDP/2.0mも、すでに限定生産分の予約枠がなくなるほどの盛況です。
これほどまでに高画質・高音質HDMIケーブルに注目が集まるのは、ハイビジョンとフルHD高画質ディスプレイの普及を抜きにしては考えられません。従来のDVDに比べ、飛躍的にデータ量が多くなったハイビジョンだからこそ「ケーブルによる画質差」がより顕著に表れるのでしょう。
理由の分析はさておき、「高画質への要求」が近年にないほど高まっているのは間違いありません。画質が良くなるとどうしてもTVの音では物足りなくなって「高音質」への要求も、同時に高まります。大型テレビとの組合せで求められる「高音質」は、ホームシアター専門店やオーディオショップにある複雑なサラウンドや高価なピュアオーディオではないはずです。
必要とされる商品は、セット10~50万円程度で「ハイビジョンに見合う高音質が実現できるシステム」。TVとデザインを合わせるためには、比較的スリムなトールボーイ型のスピーカーを選ぶと良いでしょう。しかし、家電量販店のアドバイスでは物足りず、高級オーディオ点は敷居が高い。そんな時は、逸品館にお任せ下さい。逸品館は他のオーディオ専門店に比べ「低価格帯の製品の品揃え」が大得意です。例えば、AudioproやFOCAL、Highland Audio、Anthony Galloなどを始めとする音・デザイン共に優れるリーズナブルな価格のスピーカーを取り揃え、さらには、抜群に音が良いサブウーファー、 Audiopro B2.27MK2やAIRBOWIMAGE11/KAI2などは、他店では手に入らない逸品館のオリジナルアイテムもご用意しています。値引きも家電量よりも良い商品も多いと思います。
そういう「他店にないお買い得品」の中でも、逸品館が最も自信を持っているのが、自社ブランドAIRBOW製品です。AIRBOW製品の中で最も売れるいるのが「アクセサリー類」です。中でもお薦めは電源タップ(ABPTシリーズ)です。リビングへのAV機器の設置では、壁のコンセントの数では足らず必ず「コンセントの数を増やさねば」なりません。そんな時に、市販の延長ケーブルや電源二股プラグなどを使うよりも、ABPTシリーズをお使い頂くと、音質画質が大きく改善します。その効果は「低音が多く出で音楽が楽しく聴けるようになった」、「画面が明るくクリアになっり画質が鮮やかになった」など、お客様から驚きの声が多数寄せられています。
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/
価格も1万円強と現在実施されている「エコポイント」の範囲でご購入頂けます。ただし、逸品館の商品を直接エコポイントでご購入は頂けません。エコポイントを「クレジット会社系の商品券」など交換の上、ご利用下さいませ(詳しくは弊社までお尋ね下さい)。
AIRBOWの新世代フラッグシップAVアンプとして完成したAV8003/Specialと対になるパワーアンプ、AIRBOW MM8003/Specialが遂に完成しました。現在、3号館でお聞き頂けます。Marantz BD8002(市販品)とWireworld SHH5-2で接続して音を出していますが、60万円を超える2chピュアオーディオ製品と比較しても全く遜色がないばかりか、国産オーディオメーカーのそれらの音を遥かに凌駕するきめ細やかさと透明感が実現しています。もちろん、50~200万円クラスの国産AVアンプ、AVセパレートアンプに比べて格段に音が良く(聞き比べなくても、一聴して頂ければその違いは歴然としています)、Marantz BD8002などの通常のブルー・レイプレーヤーと HDMI接続して頂くだけで、最新&最良のAIRBOWサウンドでDVDやブルー・レイ、CD、PCやHDDレコーダー内のファイルを素晴らしい音質でお楽しみ頂けます。
今日、3号館を訪ねていたお客様へのご紹介を兼ねて、AIRBOW AV8003+MM8003/Special+Marantz BD8002(接続はHDMIケーブルでWireworld SHH5-2/2.0mを使いました)のセットにVienna Acoustics、Sonus Faber、PMCなどの高級お薦めスピーカーを繋ぎ、DVDやブルー・レイ、CDなどを聞き比べましたが、どのディスクからも素晴らしい音が出て、まるで夢の世界だと驚いていらっしゃいました。
今、「ブルー・レイ」の音質と画質がクローズアップされていますが、画質はともかく音質はDVDとほとんど変わらないというのが私の意見です。各メディアが絶賛している「高音質ブルー・レイ ソフト AKIRA」も購入しましたが、私が持っているdtsデモディスク VOL6(配布されたもの)よりも明らかに音が悪くがっかりしました。そんなAKIRAでも「すごく音が良い!」と感じていらっしゃるなら、是非逸品館で「普通のDVD」を聞いてみて下さい。AKIRAでよいと思った音よりもずっと良い音が「普通のDVD」から取り出せることに、もっと驚かれると思います。このシステムではDVDオーディオ(96kHz/24bit)は掛からないのですが、再生可能なディスクを持っていましたので「本物の96kHz /24bit」をこのシステムで聴くと、その音は本当に素晴らしく最高のCDやSACDに迫るほどでした。結局は、あれほど宣伝されていても「SACDが市場から消えつつあるのと同じ理由(メーカーは形を作るが、肝心の熟成が伴わない)」でブルー・レイがまたしてもフォーマットの良さを生かし切れていないことが実感できます。
それ以外にもAKIRAや他の高音質ブルー・レイの音質が芳しくない理由があります。それは、私がこのメルマガで何度か書いてきた「ブルー・レイの高音質はまがいもの」と言う主張です。今月号のハイビにNHKがリリースした最新のクラシックブルー・レイ「小澤征爾・サイトウキネン」のソフトについて詳しく掲載されていましたが、このソフトに収録されている96kHz/24bit 5.0chの音声トラックは「48kHz/24bitで収録し、それを 96kHz/24bit」にアップサンプリングしてディスクに記録しているとハッキリと記載されています。現場の音は「48kHz/24bit」です。それをアップ・コンバートしてブルー・レイの192kHz/24bit音声は作られているのです。言い換えるなら、DVDをハイビジョンにコンバートして収録しているようなものです。
私の主張が裏付けられた形ですが、メーカーは「ブルー・レイの音質」に関して、レコードからCDへの変遷、CDからSACDへの変遷と同じように、人間の聴覚とは全く一致しないオーディオ測定データだけを誇示して強引な広告を行い、評論家がそれに乗っかっています。健康食品こそ「無効な広告」に対する取り締まりが厳しくなりましたが、「音質」・「画質」に関しては、メーカーだけではなく業界ぐるみでやりたい放題です。広告に費やされたコストは?ブルー・レイ関連商品が通常のDVDよりも高く売られることで回収されるのです。画質を求められるのならともかく、音質をブルー・レイに期待すると裏切られます。繰り返しますが、ブルー・レイの音質はDVDと大差ありません。
では、なぜブルー・レイの音が良いと譲らない人達がいるのでしょう?それは、実験の数が全然足りないからです。私は、DVDとブルー・レイに顕著な音の差がないと主張しますが、それはかなり「数多くの実験」からの考察です。納得行かない場合には、確認のため機器の改良まで行います(その結果がAIRBOW に生かされています)。もし、これまでの経験で「ブルー・レイ」が優位に感じられる場合は、比較した装置の限界性能が低いためです。AIRBOWで比較すれば、答えは違ったものになるはずです。AIRBOWで聞くDVDの音質は、多くのAVアンプで聞くブルー・レイの音質を大きく上回っています。
メーカーがブルー・レイの音質が優れているとする根拠は、CDやDVDを大きく越える「192kHz/24bit」のサンプリング品質です。しかし、その主張にも根拠はありません。事実、スタジオでは192kHz/24bitはおろか96kHz/24bitさえ使われなくなっています(ハイビのNHKソフト作りの詳細からも明らか)。スタジオでの収録で96kHz/24bitが使われなくなりつつある理由の一つに48kHz/24bitの録音と音質的に顕著な差がないことが理由とされますが、そこからも「ブルー・レイの192kHz/24bit音声」が、必ずしも常に優れている訳ではないことを伺えます。
現実的には、デジタルフォーマットの数字よりもスピーカーやアンプによる音の差の方がずっと大きいのです。例えば、AIRBOWの製品の中に「波動ツィーター」がありますが、これは通常のスピーカーでは再生できないパルシブなアタック成分だけを再現し、スピーカーの音声を大幅に改善する装置です。実際にご体験頂ければ、このツィーターの有る無しの差はDVDとブルー・レイ、あるいは私が良いと主張するDVD(PCMトラック)とCDの音質差よりもずっと大きいことを納得して頂けると思います。この波動ツィーターは、発明から10年近く経つので我々も「お薦めする」ことを忘れがちなのですが、その効果を今日改めて確認しその素晴らしさに驚きました。
結局の所、フォーマットや最新機能よりも「スピーカーやアンプのベーシックな音質の方が遥かに重要」ですし、「新製品が必ずしも優れているとは限らない」のです。ハイエンドショウトウキョウ2009春のテーマーとした「30年前に発明されたCDのフォーマットの音質限界が近づいている」と言う私の試聴は間違っていませんが、ある意味では30年色あせず、SACDすら退けたCDの音質は「それで必要十分」だとも言えるのです。
音質や画質を求めてブルー・レイやハイビジョンを搭載する新製品に飛びつく前に、今のDVDやCDの素晴らしさを生かし切れない再生装置(スピーカーやアンプなど)を見直すことで、それらの限界は多くの方が想像していらっしゃるよりも、ずっと高いレベルに到達します。AIRBOWのアクセサリーをお使いになるのは、その第一歩となるでしょう。さらに簡単なのはそれを実現しているAIRBOW製品への買い換えです。23万円のAVアンプ SR7002/Specialは、80万クラスの最新AVアンプよりもずっと良い音ですし、AV8003/SpecialとMM8003/Special のコンビネーションから出る音は、まだ誰も聞いたことがないほど素晴らしいものです。
逸品館を訪れたお客様には「その素晴らしさ」をご体験頂けるのですが、メーカーや雑誌による「宣伝効果」があまりにも高いため、どうしてもその良さがマスキングされてしまいます。良い物が評価されないもどかしさから、メルマガはいつも挑発的な文章になってしまい申し訳ないと思います。しかし、それは嘘偽りのない事実なのです(少なくとも私は、そう信じています)。私の言葉に嘘がないことを、AIRBOW製品の音質画質を通じて、感じて頂ければと思います。
実際に3号館で音楽を聞き映画を観ていると、DVDだのブルー・レイだの「雑誌状の論争」など全く馬鹿馬鹿しく思えます。なぜなら、本当によい装置は「ソフトなど選ばない」からです。評価されるのは、録音や画質の良さではなく「中身の素晴らしさ」です。それに気づいたときの「感動」は、言い画質や音質が得られたときの「感動」の比ではなく、人生を変えてしまうほどの力を持っています。逸品館にわざわざお越し頂く(目を留めて頂ける)、音楽映画ファンの皆様にはご予算にかかわらず、私自身が満足できる「納得の画質・音質」で音楽や映画に親しんで頂ければと心から願っています。
そのためにもこのメルマガをご購読の皆様には、この秋に開催されるハイエンドショウトウキョウ2009春のデモンストレーションに向けて発売する新製品と、それらの無料貸出サービスの実施をいち早くお知らせしたいと思います(今月内のサービス開始を予定しております)。
もうお耳にされているかも知れませんが、日本橋の老舗家電販売店「ナニワ電業社」さんが、7月20日を持って閉店します。現在、高島屋別館向かいにある店舗にて家電の処分特価(本当に安い!)が開催されています。この店舗の2階が「オーディオのナニワ」でしたが、すでにオーディオの全商品を一括して逸品館が引き受け(買い取りました)、本日より中古リストにて処分セールを開始します。店頭展示品が多いですが、中には新品もあります。全商品、新品と同じメーカー保証が付いています。ただし、新品でも初期不良の交換は承れませんのでご了承下さいませ(初期不良は、修理もしくは返品となります)。処分品のほとんどは現行モデルです。
中古品はこちらからご覧下さいませ