いよいよ衆議院が解散となりました。総選挙では政権交代が起きるかも知れません。そうなれば、歴史に残る出来事になります。皆既日食とも合わせ、今年は歴史に残る一年になのかも知れません。
久しぶりに定期日(土曜日)にメルマガを書いています。最近メルマガが遅れていたのは、AIRBOWの製作と発売に関する業務の仕様書やカタログを作りなどを全部一人で行い、さらには新製品のテストとHPの作成、業者との商談・・・などなど、仕事があまりにも多く山積しすぎていたためです。そんな中で体調を維持し、モチベーションを保ち、仕事を片付けるための助けは、やはり良い音です。良い音で好きな音楽を聞けば、仕事もはかどります。
今年の逸品館のスローガンである「音源はCDだけじゃない」を実現する機器は順調に発売されています。
AIRBOW AV8003/MM8003/SpecialやCD3800/Special、DA53N/Specialなどは、USBやLANを使ってPCと繋げるのが特徴です。PIONEERの新製品プリメインアンプA-9MK2にもUSB入力端子が装備され、PCと接続すれば外部DACとして認識され、良い音質で音楽が楽しめます。しかし、同時に発売された、CD/SACDプレーヤーPD-D9MK2にはデジタル入力は装備されていません。PCとの接続をデジタルプレーヤーでと考えているCECやMarantzとPIONEERは、考え方が違うようです。
このように現時点では、PCなどの外部機器とのとの接続をアンプ側で行うか?プレーヤー側で行うか?各社の考え方は今のところ様々ですが、ピュアオーディオ・ユーザーならそれをプレーヤーに、ホームシアター・ユーザーならアンプに求めるでしょう。そう言う意味では、ピュアオーディオ系メーカーがデジタル入力をプレーヤーに装備し、ホームシアター系メーカーがアンプに装備している、現在の各社の選択は正解と思えます。
あまりにも過大すぎる広告のせいで、これから人々は良い音をBDに求めるかも知れません。しかし、残念ながらBDと接続できるAV関連機器の音はピュアオーディオと比べると明らかにレベルが低い状態です。BDから聞ける音は、我々が知る「良い音」とは別物です。もし、CD/SACDやオーディオDACなどにUSBに加え、HDMI入力が設けられていればどうでしょう?今までの装置を大幅に買い換えることなく、BDの音声をピュアオーディオ・レベルで楽しむことが可能となります。しかし、HDMI接続は映像を送信するのが主目的の規格な為、「映像なし」で音声だけを送信することが出来ないそうです。そこで現在、各メーカーのHDMI音声出力には「黒い場面の映像信号」を挿入しているそうです。このように、まだまだ発展途上段階のBDのサウンドは、CDにすら敵わないのが現状です。
前回のメルマガでも触れましたが、映像はともかく、オーディオの音質は「ソース」ではなく「装置」で決まります。例えば、同じ解像度のモニターなら値段が大きく変わっても「見える映像の細やかさ」には、全く差はありません。しかし、オーディオ機器は同じスペックでも「聞こえる音の限界(どこまで細かい音が聞こえるか)」には、大きな差があります。一方で聞こえる音が、他方では全然聞こえないということが当たり前のように感じられます。逆に言えば「スペックの表示が間違っている」という事になります。もっと穿った見方をすれば「スペックとはメーカーが宣伝のためにピックアップしたデータ」だと言えます。公平な第三者でない機関が発表するデーターを信用するのは間違っています。エコポイントは大型TVで最大となりますが、小型TVの方が消費電力が少なく、エコカーを売るよりも車を売らないのが最大のエコです。こういった「えせ宣伝」に惑わされてはいけません。自民党の選挙パフォーマンスではありませんが、各社の「数字が大きいから偉い!」的な宣伝は、全く信用できないのでくれぐれもご注意&ご下さい。
将来的にもAIRBOWは例外として、各社のAV機器の音質が30年の歴史を持ち進歩を続けてきたCDを超えられるかどうか?疑問は残りますが、このような私の意見はずいぶんと少数派のようです。しかし、それでも間違いなく今お使いの機器の性能は、買い換えなくても最新のサウンドよりも良い音に改善することが可能です。その方法は、逸品館のHPや掲示板に私の仕事よりも沢山!?掲載されています
ので、参考になさってください。
https://www.ippinkan.com/cm/setting_1/setting_1.htm
映像関係の新製品のテストは、最近は「逸品館ブログ」で行っています。よろしければ、こちらもご覧下さいませ。
https://blog.ippinkan.com/
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