marantz NR1501が、新登場!!
詳細をレポートします。
まず目を引くのは、その高さ!これは低い、わずか10.5cm!!
ある程度風通しが良ければ、15cm程度の間隔があれば収納できそうです。
熱がこもり、故障の原因となりますので、この高さぎりぎりのラックには絶対に収納しないでください。
奥行きもボリュームの頭から、約34cmと、短くなっており薄型化しても marantz NR1501の奥行きは、既に発売している上位モデルmarantz SR6003よりも更に短くなっています。
背面のスペースは小さいですが、コンポーネント入力が装備されています。省スペース故に、マルチチャンネルアナログ入力や、プリアウト出力は装備されていないので、アナログでマルチチャンネル接続したり、パワーアンプの追加はできません。サブウーファーは専用のプリアウト端子が搭載されているので、もちろん接続可能です。
入力端子も分かりやすく名称が付けられており、HDMIのみの接続でしたら特に迷うこともなく接続できると思います。初めての人にも使いやすく操作できるよう、各部の操作性が大きく改善されている印象です。その他、マイクによる自動音場設定で、簡単にスピーカーのセットアップもできます。
剛性の高い筐体、底面もすっきりと美しい仕上がりです。
低価格モデルとは思えないぎっしりと詰まった、内部回路。美しく見えます。
強力な電源部。定格出力は50w(8Ω)×7 (実用最大出力75W(6Ω)×7)ですが、視聴に使用した高級スピーカーVienna-acoustic T-3GBを楽々とドライブする駆動力を持っています。
音質テスト
まずは、デジタル入力の音質をテストを視聴しました。
- CD再生は、AIRBOW CD-1 Limitedをトランスポートに使用し同軸ケーブルでデジタル接続。
- 比較用に上位モデルのmarantz SR6003と一緒に視聴しました。
CDソフトは、川井郁子「新世界」を使用しました(写真をクリックすれば、amazonにて購入できます)。
川井郁子 / 新世界 THE NEW WORLD
- 商品コード:2736379
- JANコード:4988002548682
デジタル入力の音質
marantz NR1501
- 明瞭でしっかりとした表現、意外と弦のはじく感じなどがリアルで驚かされる。
- 私の好きな「チャルダッシュ」や「モーニング・トゥー・ザ・フューチャー」も 軽快で心地良く楽しめます。
marantz SR6003
- 低域に厚みがありゆったりと感じる。
- 情報量はmarantz SR6003の方が上で質感は良い。
- ややおとなしい雰囲気。
アナログ入力の音質
marantz NR1501
- 外部から音質の良いアナログ入力を 入れることで、そのクオリティに応じて更に表現力があがる。
- 恐るべきアンプの実力の高さを感じる。
- マルチチャンネル入力が無いのが惜しまれる。
- 明瞭な中にもきつくなくニュアンスが伝わる。image11/kai2のような的を得た音。
marantz SR6003
空間が広く奥行き感はmarantz NR1501よりも深くなります。
低域も量感があり、ここは上位モデルの差を感じさせます。
まとめ
さて、今回は薄型で今まで設置をあきらめていた人にもおすすめできるということをお伝えしようと最初思ったのですが、音質をチェックし、その素晴らしい音質に音質チェックにほとんどの時間を使ってしまいました。プリアウトやマルチチャンネル入力が搭載されておらず発展性は限られますが、 シンプルで質の良いマルチチャンネルのシステムを構築することができます。
とりあえず2chだけで使われる場合でもクオリティの高い音質でおすすめです。
>>逸品館でmarantz NR1501を購入する
追伸
今回テストをしていて電源の極性について改めて考えさせられました。
marantz NR1501は、極性をあわせることによる変化が大きく、
あわせることでその実力をしっかりと引き出すことができました。
電源極性の件につきましては、別の機会にレポートをしたいと思います。