レコーダーの画質・音質改善をしよう

逸品館では、あまりレコーダーの扱いが無いため、それほど特集することはないのですが、多くのお客様がメインで使用されている映像機器はレコーダーが多いと思います。
かくいう私も最近はレコーダーで録画・再生する場合が多く、現在の機種はそれなりにきれいで、徐々に進化しているとは感じています。

まず、私が初めて購入したレコーダーは、三菱DVR-DS10000(生産終了)です。

MITSUBISHI DVR-DS10000

MITSUBISHI DVR-DS10000

かなりこだわりのレコーダーで映像の質は再生専用の高級機に順ずる性能でしたが、いかんせんその高性能映像処理回路ゆえ!?
音と映像のタイミングがイマイチ噛み合っていませんでした。

その後、TOSHIBA RD-Z1(生産終了)を使用しコンポーネント映像端子の出力も画質が良く満足して使用していました。

TOSHIBA RD-Z1

TOSHIBA RD-Z1

その後、SHARP DV-ARW15(生産終了)を併用して使用し、

SHARP DV-ARW15

SHARP DV-ARW15

今の主力はSHARP BD-HDW30(生産終了)です。

SHARP BD-HDW30         SHARP BD-HDW30

色々不満がありつつも、新しいレコーダーはレスポンスも良く、少しずつ機能も改善されており満足して使っております。
きゃしゃな筐体ですが、映像に関しては高級機TOSHIBA RD-Z1並みの画質をSHARP BD-HDW30は実現しておりHDMIの出力ではSHARP BD-HDW30がかなり優位です。

ま、しかしどうしても抜けきらない音に不満があります。
音がデジタル回路でどうにかなるのであればSONY PS3でもいい音が得られるはずですが、そう簡単ではありません。
人間の耳はわずかな違いを意外と聞き分けています。音の数が減ったり躍動感が減るとすぐに気づいてしまいます。
もちろんAIRBOW BD7004/Specialなどの高性能プレーヤーを使用すれば解決しますが、少しでも日常見る映像を良くするにはレコーダーに対策をしたいところです。

今回、逸品館で定番のインシュレーターとオーディオボードをSHARP BD-HDW30を使用し自宅の視聴機材で試してみました。

視聴機材

  • TVモニター
    SONY  KX-32HV50
  • BDレコーダー
    SHARP BD-HDW30
  • 映像コンポーネント接続
    audio-technica AT-DV35V
  • 音声デジタル同軸
    AIRBOW MSD-090
  • AVアンプ
    marantz  AV8003
  • スピーカー
    GENELEC MODEL1037B
  • 視聴ソース
    NHK BSHi クラシック倶楽部より

まずは、定番の人工大理石を敷きました。
人工大理石などオーディオボードの情報はこちらをご覧ください◆

人工大理石 AIRBOW JDB354506

(青い色のボードは現在入手できません詳しくはHPへ)

  • 重心が下がり音のクオリティが向上する。
  • 映像も少し落ち着きが出るが、とりたてて言うほどの変化ではない。
人工大理石 AIRBOW JDB354506

人工大理石 AIRBOW JDB354506

人工大理石 AIRBOW JDB354512

(青い色のボードは現在入手できません詳しくはHPへ)

  • 聴こえてなかった低域が出るようになった、しかしやや重い感じもする。
人工大理石 AIRBOW JDB354512

人工大理石 AIRBOW JDB354512

METAL-SHEETを追加

  • 低域の躍動感が出て全体的に更に締りが出る

人工大理石の両方の厚さに敷き比べて視聴したところ、JDB354506 +METAL-SHEET 1.4s の組み合わせが音の伸びやかさや適度な重心の低さで好ましく感じられました。
画像の色味も深い感じがする。

METAL-SHEETについて詳しくはこちらをご覧ください
https://www.ippinkan.com/audio-board_page1.htm#MTA-B

JDB354506 + METAL-SHEET 1.4sをベースにインシュレーターを挟んでみました。

前2点、後ろ1点で、3点支持で設置。

AIRBOW   WOOD-BOY/KM

  • 響きが良いが、ボディの華奢な感じの音が乗る。
  • 今一歩この組み合わせには合わないようです。
  • 映像には微妙に落ち着きが出たような感じがする。

AIRBOW  METAL-BUBBLE/L

  • 低域の厚みと音の広がりが感じられる。
  • あまりきちんと音が出ていない機器は、金属系のインシュレータの方が特に相性が良い感じがする。
  • 映像にも少し奥行きが出ました。

AIRBOW METAL-BUBBLE/M

  • 間違いなくこれがベストバランス。
  • 映像の違いはほとんど感じられない。

試しにMETAL-SHEET 1.4sを外してみた。
それほど違いがない。METAL-BUBBLE/Mの効果が大きいようです。
人工大理石を外すと、低域が寂しくなるので、JDB354506 + METAL-BUBBLE/M/3個が今回はベストでした。

Airbow metal-sheet1.4s metal-bubble/M JDB354506の組み合わせ

Airbow metal-sheet1.4s metal-bubble/M JDB354506の組み合わせ

そしてインシュレーターやボードの変更に伴い画質も少しずつ変化する。
もちろん、更なる向上を目指しKRIPTONのオーディオボードなどを導入することで更なる改善は図れるとは思いますが、実際はラックスペースの関係で難しいと思います。
レコーダーの表現力がそれほど良くないので、あまりやりすぎても悪いところが出る場合もあります。
更に電源ケーブルの変更もあわせて行うことで、より効果を発揮させることが出来ます。

おすすめセット

  • オーディオボード
    AIRBOW JDB354506 販売価格  2,100円(税込)
  • インシュレータ
    AIRBOW  METAL-BUBBLE/M 販売価格 12,000円(税込)
    ※3個セット価格
  • 電源ケーブル
    AIRBOW CPSC-M(又はCPSC-L) 販売価格  9,450円(税込)
    ※75cmの場合

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合計金額 23,500円(税込)※送料別

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