暖かな日が続き春の到来も目の前かと思わせるような天候ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日はちょっとした比較テストをしてみたいと思います。
何回かに分けて簡単なテストを続けてみたいと思いますので、よろしくお付き合いの程お願い申し上げます。
第1回目は特価になった「marantz PM-11S2」と価格が近い「AIRBOW PM-15S2/Master」を使って比較です。
テスト項目は次のとおりです。
marantz PM-11S2 |
AIRBOW PM-15S2/Master |
販売価格 2?8,000円(税込み) 大特価です!! |
販売価格250,000円(税込み) |
- 単純に比較するとどう違うのか?
- 「PM-11S2」はバイワイヤ接続が出来るが、シングルワイヤ接続より音が良くなるのか?
使用したプレーヤーは「AIRBOW SA-15S2/Master」、スピーカーは「Wharfedale Diamond10.1」です。
スピーカーケーブルは同じ長さにカットした「AIRBOW 6N14G/EZ」を使用しました。
(1)「PM-11S2」シングルワイヤ接続
- マランツらしい透明感のある音。
- 滑らかで中低域に厚みもあり、さすがは上位モデルと思わせるバランスのよさ。
- 程よく音も弾み、ゆっくり「音楽」が楽しめる音質。
(2)「PM-15S2/Master」シングルワイヤ接続
- (1)に比べると音の濃さを感じる。
- 音の細かさは「PM-11S2」に譲るところがあるように感じたが、ぐいぐい出てくる音にはある種の「熱さ」を感じる。
- 自然に体がリズムをとるような楽しい音質。
(3)「PM-11S2」側シングル→「Diamond10.1」側バイワイヤリング接続
- (1)に比べるとやや音が細かくなり、低音の厚みが増したようだが、ケーブル代を倍にして得られた結果かと思うと少し疑問。それぐらい微妙な差。
- 同じ費用をケーブルに投資するなら上のクラスのケーブルでシングルワイヤ接続ににすれば良いと感じた。
(4)「PM-11S2」側バイワイヤ→「Diamond10.1」側バイワイヤ接続
- (3)よりさらにクリアになる印象だが、それでも費用対効果は疑問。
- 他はやり尽くしたという人が最後にやる箇所か?優先順位は低い。
- 電源ケーブルやオーディオボードの追加のほうが音の変化量が大きい。
(5)「PM-15S2/Master」側シングル→「Daimond10.1」側バイワイヤ接続
- (3)に近い結果が出るのではないかと想像したが、予想に反して明らかに音が悪くなった。
- (2)に比べ濃さが薄くなり、低域の量感が少なくなった。
結果
単純なアンプの比較としては「良い」「悪い」ではなく「好き」「嫌い」で判断すべき結果が再確認できました。
- 「PM-11S2」は最近のマランツアンプらしく中低域の厚みがあり、バランスよく様々なジャンルの音楽が安心して聴けるバランスのよさが魅力的です。
- 「PM-15S2/Master」はカスタマイズにより、2つ上の上位モデルと比較しても音楽の楽しさが感じられる、そんなアンプに仕上がっております。
接続による違いは、以前からご案内している「シングルワイヤ」接続がコストパフォーマンスに優れている事が再確認できました。
機種によってはかえって音質が悪くなることも分かり、これからも自信を持って「シングルワイヤ」接続をお勧めいたします。
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次回予定
バイワイヤリングはだめだったが、バイアンプはどうか?
マランツ「F.C.B.S」機能を使って比較をしてみたいと思います。