AV機器間をデジタル接続するための「HDMI規格」は、2002年12月にVer1.0からスタートし、ハイビジョンと共に爆発的に普及、今やディスプレイとプレーヤー、AVアンプ接続の主流となりました。当初は「デジタルだからロスがなく画質に優れる」と謳われた「HDMI」ですが、実際にはケーブルで画質や音質が大きく変わり、長くしすぎると画像が乱れるなどの問題から、最近は「ケーブルの質」に注目が集まっています。しかし、毎年のようにグレードアップが繰り返される「HDMIケーブル」には、高級品を買ってもすぐに使えなくなるかも知れないと不安を抱かれるかも知れません。そこで「HDMI規格」と「HDMIケーブル」の違いについてきちんと説明しておきたいと思います。
まず、アンプやプレーヤー、ディスプレイなどに表記されているHDMIのバージョン「Ver1.*」と言う表記は、「入出力の規格」で「ケーブルの規格」とは、まったく無関係です。ところがケーブルメーカーが「Ver1.*対応」などと宣伝したため、ケーブルのバージョンとHDMIのバージョンを合わさなければ「使えない」という誤解が生じたようです。しかし、実際には高品位なケーブルであれば対応バージョンがVer1.1であっても最新のVer1.4の信号を通すことが可能です。なぜなら、ケーブル自体の構造はVer1.1から変化はなく、変わったのは「内部を流れる信号(プロトコル)の規格」だけだからです。3D映像の導入でVer1.4に進化したHDMI規格ですが、3Dを映すためにあわててケーブルを買い換える必要はありません。高級なケーブルはもともと性能に余裕があるため、旧モデルでも最新バージョンに十分対応する可能性が高いからです(保証はできませんので、ご自身での確認はお願いいたします)。
すばり逸品館のお薦めは、新製品の発売で値下がりした「旧モデル」です。人気の高いWireworldやAudioquestの高級HDMIケーブルは、国産ケーブルと比較して立体感とコントラスト感の改善が顕著です。もちろん、音質も抜群で音の広がりが良くなり、細やかなニュアンスが伝わるようになります。ちょっと高額に感じられられた「高級モデル」も「ほぼ半額処分セール」なら手が届きやすいと思います。
逸品館では、これら以外にも「豊富なAVアクセサリー」、marantzのカスタマイズ製品など、他のお店では手に入らないお薦め商品を多数ご用意して、皆様のご来店をお待ち申し上げております。
-
最新の投稿
-
女子部はみんなFF派!ファイナルファンタジーXIII