スピーカーのエージングには、物理的な要因と電気的な要因があります。
ネットワークに使用されている、コンデンサー、コイル、配線などの
エージングは比較的早く、100時間もならせば馴染んできます。
これらのパーツの馴染むスピードは、スピーカーのサイズとは
関係ありません。
ユニットは、それよりも時間がかかりますが、IMAGE11/KAI2や11L2に
使われているゴムエッジのユニットや、ウレタンエッジのユニットの
馴染みは早く、やはり100時間程度の鳴らし込みで大丈夫です。
ただし、TANNOYに使われているような「硬い」布製のギャザードエッジ
を使っているユニットは、半年~1年以上馴染むまでに時間がかかることが
あります。これらのユニットは、数年間普通に使っていても徐々に音が
こなれて、表現が深くなって行きます。
馴染みに時間がかかりますが、寿命は長く20年近く持ちます。
ユニットの馴染む時間は、口径と関係があり、大口径のユニットは
馴染むのに小口径のユニットよりも時間がかかります。
スピーカーのキャビネットに使われる「木」は、
最も馴染むのに時間がかかります。ギャザードエッジのユニットと
同じように考えて頂ければと思います。
アンプでスピーカーのエージングをお考えなら、初期の馴染みを出す
100~200時間を徹底して行って頂ければ大丈夫です。
あとは、環境の音などを小音量でたまに鳴らしてあげれば、さらにエージングが進みます。
※IMAGE11/KAI2は初期の馴染みまでに100時間~200時間程度
それを過ぎると半年~1年掛けてゆっくりと音が良くなっていきます。
エージング時間を短縮するCDがAETより発売されました。
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