今回は僭越ながら私くしテンが「この録音凄な!!」と感じたアルバムをご紹介します。
いずれも「音質が素晴らしいアルバム」として有名ですので今さら私ごときがご紹介するまでもないのですが、好きな音楽のジャンルが違えばご存知ない方も居らっしゃるかも・・と言うことで。
PINK FLOYD [THE DARK SIDE OF THE MOON]
クリムゾンの「宮殿」と双璧をなす70年代プログレの金字塔。美しく深遠な旋律に様々な効果音を使用し、思索的な世界を表現。
まずは出だしのドクッドクッという低音が腹に響く「心臓の鼓動音」から一転、演奏が始まるところで鳥肌間違いなし。
適度にポップなので「プログレは辛気臭い派」にも大丈夫でしょう。
エンジニアはアラン・パーソン。
STEELY DAN [AJA]
ロックとジャズのフィーリングが融合した一種独特なスタイル。洗練されたメロディと凄腕ミュージシャンの演奏は発表から20年以上経った現在でも全く強度を失わず、時代性を超えていますね。
次作の[ガウチョ] も素晴らしい出来です。
LINDA RONSTADT [WHAT’S NEW]
R&R からスタンダードに転向した彼女がネルソン・リドル・オーケストラと組んで発表したしっとりとしたヴォーカル・アルバム。
ジャズの女性ヴォーカルのようなニュアンスを含んだ色気には欠けるものの、ストレートでパワー感のある歌唱力で
上品な楽曲を自在に歌いこなしています。エンジニアはジョージ・マッセンバーグ。
いずれも作品として完璧に完成されているのは勿論、音質も最高!!と言う、まるで「超男前かつ性格もいい」(ついでにお金も稼いでくれる・笑)みたいな10年に1枚級のアルバムです。
秋の夜長に日常の喧騒を離れ、バカラのグラスでお酒でも飲みながらどうぞ。