テンちゃんがホール&オーツのライブに行って来たぞ!!-女子部ニュース(140)

ダリル・ホール&ジョン・オーツ
“ Do What You Want, Be What You Are “ ジャパンツアー
大阪2日目 2011年 2月21日(火)
グランキューブ大阪

ブルーアイド・ウルのトップデュオ、ホール&オーツのコンサートに行って来ました。
会場全体を包むコンサートが始まる前の高揚感、そして心からホール&オーツの音楽を愛する、おそらくファン歴20年30年という人達ばかりの落ち着いた雰囲気が実にいい感じを醸す中、6年ぶりの日本でのステージがスタート。

ごく自然な笑顔を浮かべながら登場したダリル・ホールはクセのない綺麗な金髪を肩あたりまでストレートに伸ばし、年代物の革ジャンにTシャツ、ジーンズというスタイル。若い頃はリーゼントでキメた派手目な兄ちゃんだった彼ですが60歳を過ぎた現在、すっと立っただけで大人の男の存在感がありありと漂っていてカッコいいのなんの。
片やジョン・オーツは昔と変わりなくファッションには全然、興味が無さそうな格好ですがヒゲが無くなって一層穏やかな風貌になっていました。

今回のツアーはファン投票によってセレクトした曲で構成したベスト盤リリースに伴うもののようで、オープニングはいかにもそれらしくManeater 。そして Family Man、Out Of Touch、Method Of Modern Love、Say It Isn’t So、Adult Education とヒット曲のオンパレード!!
このあたりからダリルは何か機材に気になることがあったのか、しきりとステージ脇のスタッフに指示のアクションを飛ばしていました。
その後 Las Vegas Turnaround、She’s Gone、Sara Smile と続き、本編ラス前の Do What You Want,Be What You Are でやっと知らない曲が登場。この曲ラストに繋げる形でI Can’t Go For That(No Can Do)で盛り上げて本編終了。
アンコール1発目は Rich Girl、You Make My Dreams。再度引っ込んで2回目のアンコールは Kiss On My List から大ラスの Private Eyes。観客全員とバンドが一体になってこの曲でのお約束、手拍子で大盛り上がりになってコンサートは終了。

80年代の派手なヒット曲をさほどアレンジを触らずやっていましたが、演奏者の円熟とともに艶消しの落ち着いた演奏になっていますね。
前回の来日公演同様、素晴らしいパフォーマンスでしたが、今回もまさに超一流にプロのライブを堪能させてくれました。
ただ・・つまらない曲でも「聴かせ」てしまうダリルの抜群の歌唱力は健在でしたが、声はちょっと苦しくなって来ましたね。高音はもう厳しいみたいです。
なので圧倒的な声量が必要なソウル・ナンバーはもうライブではやらないかも知れないと心配しています。

もはや彼らは80年代全盛期のように創作的なアルバムを次々と出してヒットチャートの中心にいる必要もなく、ミュージシャンとしてツアー・タイトルのごとく「Do What You Want , Be What You Are」で、この言葉を若造が言えば軽いですが、社会や人生の中で様々な経験を経た大人が言うと燻し銀のような本物感がありますよね。
年齢から言って次の来日公演があるかは「?」ですが、来てくれたら絶対行きたいですね!!

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