逸品館メルマガ198「前向きな助け合い 」

今回の震災は未曾有の規模に拡大しつつあります。今後日本がどうなって行くのか?私たちの暮らしがどう変わってしまうのか?誰にも想像がつかず、未来について憶測が飛び交っています。TVのニュースでさえ、どこまで根拠に基づいているのか?まったく怪しいものです。事態が沈静化したときの「結果」を見て、彼らは自分たちの予想が当たっていれば「ほら見たことか」と自慢をするでしょう。当たらなければ、口をつぐむだけです。そんなもの何の役にも立ちません。

年齢を重ねる毎に幸せって何?と考える時間が多くなりました。朝日新聞・天声人語に「自立している人とは、何でも自分一人でやってしまうことではなく、適切な依存関係を他人との間に樹立できる人」と書かれていました。そのとき、はっと気づきました。何でも自分でやってしまおうとしていないか?人の手を借りないことで、自己満足していないだろうかと?

地球上に生き物が自分だけだったら?そう考えれば、幸せは人と触れることでしか感じられないことに気づきます。あるいは生き物でも構わないと思いますが、「持ちつ、持たれつの関係」が一番大切なんだと思います。助けようとする人も、助けられようとする人も、みんな幸せの一歩手前にいるんだと思います。後一歩を踏み出す勇気があれば、幸せに手が届きそうな気がしています。

ただ一つ間違いのない事実があるとすれば、未来は夢と希望から作られると言うことです。必要なのは、身近な目の届く範囲内での助け合いです。信頼できない官よりも民の力が大切です。「時間は一方通行で戻りません」。嘆き悲しむ人生か、喜怒哀楽に満ちた人生か、選べるのは私たち自身です。私は今を憂うより、人と未来を信じる勇気を忘れたくないと強く思いました。

皆様の一刻も早い救援と復興を心からお祈り申し上げます。
逸品館代表並びに社員一同。

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