逸品館オーディオ勉強会を研修スタッフ松山がリポートします

ブログ逸品館をご覧の皆様、はじめまして!

私は、現在研修期間中の新人スタッフ・最近睡眠中にハチに刺された松山と申します。
精一杯皆様のオーディオライフのお力になれるよう頑張りますので、以後よろしくお願いします。
逸品館では新人スタッフと販売員向けに、オーディオ知識の習得と接客時のポイントを把握するため、週に1度オーディオ勉強会を開いていただいています。

さっそく、その勉強会の模様と試聴した機器を松山がレポートします!
今回の勉強会で比較試聴した機器はの中古品でPass Laboratoriesのパワーアンプで価格帯の違う2機種です。

 

 

 

 

X350(非現行品)
発売当時定価 税抜1,500,000円 中古販売価格 税込580,000円

 

 

 

 

X250.5(現行品)
定価 税抜900,000円 中古飯売価格 税込498,000円

逸品館中古品で販売中です!

中古リストはこちらからどうぞ (検索で型番を入力してください。)
その他機器は以下の通りです。

・     CDトランスポート
ESOTERIC P-05 定価 税抜600,000円 新品販売価格 税込510,000円

・     DAコンバーター
ESOTERIC D-05 定価 税抜600,000円 新品販売価格 税込510,000円

・逸品館備品アッテネータ

・     スピーカー
PMC PB1i 定価 税抜980,000円 新品販売価格 お問い合わせください

今回試聴に使用したソフト

・     Art Pepper meets the Rhythm Section(備品)
・     CANTATE DOMINO PRCD7762 新品販売価格 税込2,700円

勉強会は1号館試聴室(通称パルティ!)で行ないました。

まず、この2機種を準備して思ったことはデカイ!重い!(汗)
そして、つないで最初に出た音のイマイチさです。大柄のアンプからは想像もつかない元気のないしょぼしょぼとした音に引いてしまいた・・・!
思わずその場に居た講師役の須川さんとアイコンタクトをとったほどです。
それから数時間、勉強会までにランニングし熱が入ると完全に別物で、音の力強さ、スケールの大きさはもちろん、音もグっとひろがり、音色までもが無機質な印象から細やかな温かい厚みのある物になり、同じアンプでここまで違うものかと正直驚きました。
いよいよ、勉強会の本番です。
まずはX250.5でArt Pepperを試聴します。
なんともリズミカルに明るく、そして独特の厚みと響きが表情豊かにサックスを聴かせてくれました。

次にX350に繋ぎ変えます。
音色は更に重厚さと響きの豊かさを増し、X250.5では平面的に配置されていた楽器が今度は、実際の演奏会場のように楽器が前後左右立体的に配置されたようでした。
また、音の強弱やビブラートや息遣いも精密に表現されることによって、Art Pepperのサックスが、より渋みのある玄人の演奏へと変化しました。
逆にリズミカルさや明るさというのはやや薄れたので元気さという面でいえばX250.5の方が良かったかもしれません。
ソフトをCANTATE DOMINO(9曲目)に変え、もう一度X250.5の試聴です。
この音色がPass特有のものでしょう。合唱によく合います。柔らかで贅沢な音色は音楽に抱かれているような感覚です。
そこでX350アンプを変えるとまさに別世界と言った感じです。更に包みこむような贅沢な音色がますだけでなく、音がしっかり分離されることによってコーラスの人数が一気に増えたように聴こえ、それに併せて空間描写も精密になり音がしっかり広がるスケールの大きな力強い鳴らし方は、目の前に広がる大ホール・・・そこで自分のためだけの合唱を聞いているような、

正直パワーアンプでここまで違いがあるのか!?と言った感動すら覚えました。

最後に両機種とも音量による音の違いを確かめましたが、これが全然違いました。
どちらも低音量時は売りの贅沢な音色も力強さも鳴りを潜め、しょんぼり弱々しい音になってしまいました。X250.5は比較的小さな音量でも力を発揮しやすいのですが、X350は1号館試聴室で聴いた音量ですら、まだ力を発揮しきっていないのではないかと思います。出来ることなら大きなスピーカーと大きな部屋でおもいっきり音量を上げてみたいところです。

まとめ

音色の方向性としてはX350の方が重厚な厚みと贅沢な響きと極め細やかさが強く逆にX250.5の方はわずかに明るく、リズミカルに現代的にした印象です。
このあたりは販売時期による音作りの差ではないでしょうか。
全体としてX350ばかりがいいように書いてしまいましたが、X250.5が悪いというわけではなく、やはり上級モデルのX350のレベルが高いのだという印象でした。
X350は型落ちのためX250.5とでは中古販売価格では大きな差はありませんが、それだけにX350のお買い得感は大きいです。
X350はパワフルで温かみのある音色のアンプをお求めの方には、是非一度ご検討いただきたいアンプです。
同じメーカーのものでもパワーアンプの変更によって、演奏の上手さや伝わる音楽性すらも変えてしまうことがあるのだと改めてオーディオ面白さと奥の深さを実感した勉強会でした。
オーディオ勉強会では音量での差や繋ぎはじめの音の差など、普段なかなか分かりづらい事もみえてくるので、そういった部分をこれからもレポートしていければと思います。

因みに・・・

X250.5は在庫が2台あったのですが、最近1台が売れました!
ご購入いただきまして誠にありがとうございます!

カテゴリー: オーディオ, 中古品&B級品, 本日のブログ パーマリンク