こんにちわ。テンです。
今日はクリスマス・イヴですね。
このロマンティックな夜にふさわしいデヴィッド・ボウイの
素敵な映像はいかがですか。
ビング・クロスビーとボウイのまさかの共演で話題を呼んだ、
77年「ビング・クロスビー・メリー・オールド・クリスマス」。
お若い方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、
ビング・クロスビーと言えば正統派の美声で
清く正しく美しい良識スタンダードを歌う
ポップス界の大御所だった人。
いくら当時のボウイ先生が新進気鋭のアーティストだったと言っても
ショウビズ界の大御所から見れば全然ヒヨっ子。
またポップ・ミュージックの対極同士と言ってもよい顔合わせです。
まず冒頭に “Hero’s” のクリップがあり、
(これがまた[best of bowie] とは違うバージョン!!)
クロスビー家を訪問した青年というテイで若きボウイが登場。
寸劇風のちょっとした会話のあと、クリスマス・ソングの定番、
“Little Drummer Boy” (クロスビー)、
“Peace on Earth” (ボウイ)をデュエットします。
(異なる曲をパートを分けて二人が同時に歌い、最後にひとつになる)
こういうスタンダードは歌唱力がモロに出ますので、
個性派のボウイ先生がクロスビー御大についていけるかと
心配半分でしたが、なかなかどうして品良く歌えていて、
本当に素敵な共演になっています。
ボウイと言えば「なんかワケの分からん派手な人」 と言う
イメージをお持ちの方も彼の穏やかでシャイな様子に
印象が一変すると思います。
聖夜にふさわしい上品で暖かいクリスマスソングをどうぞ。