注目の新製品、「AIRBOW Silver-Jumper VT」ですが、手ごろな価格でスピーカーの音質をアップできると多数のご注文を戴いております。
幅広いスピーカーに対応できるよう、端子も「Yラグ(8mm)」「Yラグ(6mm)」「バナナプラグ」と3種類ご用意しております
今回より1号館店頭に展示中のおすすめスピーカーを使用して、「AIRBOW Silver-Jumper/VT」の実力を徹底解剖してゆきます。
同じスピーカーをお持ちのユーザー様必見です!!
写真左よりYラグモデル・バナナプラグモデルです。
(Yラグモデルは6mmモデルと8mmモデルがあり、今回写真は6mmモデルです。)
第一回 QUAD 11L/Signature
(旧製品のQUAD 11L2も併せてテストしました。)
写真左より、フロントから・リアから・付属の純正ジャンパープレートとなっております。
※写真「QUAD 11L/Signature」はバナナプラグを使用する場合は一旦、ターミナルの止め具を外して中のキャップを外していただく必要があります。
(※キャップが固いので、外す際は爪に引っ掛ける形で取り外すと取れやすくなります。)
使用アンプ :AIRBOW PM15S2/MASTER
使用プレーヤー :AIRBOW CD2300/Special
使用楽曲 :マイケルジャクソン アルバム「DANGEROUS」よりJAM
試聴のポイントとして
マイケルジャクソンのJAMは冒頭でガラスの割れる音があり、その表現がどう変るか?
また、ヴォーカル域のニュアンスが変る事でどのように表現力が増すかをポイントに試聴しました。
「純正ジャンパー」での音質
素直で非常に透明度の高い、綺麗な音質です。
この価格帯では考えられない、表現の”広さ”と自然な暖かみのあるサウンドが魅力のスピーカーです。
「QUAD 11L/Signature」は端子が「8mmのYラグ」と「バナナプラグ」に対応していますので、両方テストします。
「Silver-Jumper/VT(Yラグ8mm)」接続の音質変化
標準のジャンパープレートだと少し”軽く”感じられたガラスの割れる音が、「Silver-Jumper/VT」を使用することで重心が下がり、より”リアル”に感じました。
ヴォーカルはより伸びやかに、艶やかで活き活きとしたマイケルジャクソンを聴けました。
「Silver-Jumper/VT(バナナプラグ)」の音質変化
「Silver-Jumper/VT(Yラグ8mm)」と比べ音が柔らかく、ふわりとした暖かいサウンドです。
冒頭のガラスが割れる音はYラグと比べるとややふわりとしていますがぼやける事無く芯があり、存在感が感じられます。
ヴォーカルは艶っぽさと甘いニュアンスが出ておりやや優しいマイケルジャクソン、といった印象です。
旧タイプ QUAD 11L2
こちらも大変人気のあった機種で、今でもたくさんのユーザー様にご愛用いただいております。
写真左より、フロントから・リアから・付属の純正ジャンパープレートとなっております。
純正ジャンパープレートは11/L/Signatureと共通で、見た目も全く一緒です。
※テスト環境は「QUAD 11L/Signature」時と同様です。
純正ジャンパーでの音質
「QUAD 11L/Signature」と同様素直で自然な傾向ですが一点、大きく違う点があり「QUAD 11L2」は中域に独特の艶、特にヴォーカル域の非常に色っぽいサウンドが魅力のスピーカーです。
今回はマイケルジャクソンをテストに使用しましたが、ヴォーカル域の艶っぽさ、声の潤い等が良く表現されており非常に色気のあるサウンドでした。
「QUAD 11L2」も端子が「8mmのYラグ」と「バナナプラグ」に対応していますので、両方テストしました。
「Silver-Jumper/VT(Yラグ8mm)」接続の音質
冒頭のガラスが割れる音ですが、標準のジャンパープレートだと少し”少々派手”に感じられたところが重心が下がりバランスが整った事で、より自然で”生のような”表現を得ます。
ヴォーカルも落ち着きが出て、自然で色気のあるスキッとしたマイケルジャクソンを聴けました。
「Silver-Jumper/VT(バナナプラグ)」の音質
「Silver-Jumper/VT(Yラグ8mm)」と比べ音が柔らかく、ふわりとした柔らかいサウンドです。
冒頭のガラスが割れる音も丸みが出て、自然と落ち着いた広がりが感じられます。
ヴォーカルも自然で、艶があり色気のあるふわりとした雰囲気のマイケルジャクソン、といった印象です。
○まとめ
「AIRBOW Silver-Jumper VT」を使用することでQUAD 11Lシリーズの良さである自然な音色に自然な艶と広がりを与えます。
特にヴォーカル域の自然でリアルな表現は「バナナプラグ」「Yラグ8mm」共に良く出ており、まさに”その場”にマイケルジャクソンがいるかのような存在感が感じられます。
若干ニュアンスに違いがあり、バナナプラグモデルは『音が柔らかく、表現の場が広い』サウンドを感じます。
そして、Yラグモデルは『スッキリと透明度の高い、明瞭な』サウンドを感じます。
☆ガラスが割れる音ですが、例えるならば、
「標準ジャンパー」が安物のガラスコップだとすれば、「Silver-Jumper/VT(Yラグ8mm)」が薄手のシャンパングラスで、「Silver-Jumper/VT(バナナプラグ)」が厚手のタンブラーぐらいの違いがありました。
特に、「QUAD 11L2」では、まるで中に液体が入っていたかのような、生々しさを感じました。
お求めの傾向に併せて、プラグの形状をお選び下さいませ!
今回のテストのように、従来のQUAD 11L2もジャンパーを交換する事で更に魅力を引き出し末永くご愛用いただけます。