未曾有の大災害のため東北のみならず日本中に不安を与えた「2011年3月11日」、今日で1年が経ちました。
『東日本大震災』で被災されました皆様に謹んでお見舞い申し上げますとともに、 1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
地震が起こった時間に私自身はあるビルの6階に私用で立ち寄っておりました。 『午後2時46分』、突然めまいのような感覚に襲われ、「疲れてるんかな?」と思っていた所、ビルの関係者が「地震ですよね?」と声をかけられて初めて地震だと気がつきました。 こんな大きな感覚の地震を感じたので「また近県で起こったのか?」と思ってましたが、まさか東北からとは思いもせず時間が経つにつれて被害の大きさに驚きと不安に包まれたことを思い出します。
思い起こせば17年前の「阪神・淡路大震災」の時、被害の大きな神戸近辺の隣県大阪府に住んでいた自分も、これほどの深刻さを感じていなかった気がします。 当時は同じ日本橋の家電販売店で働いていましたが、車も電車の走れない地域から大きなリュックを背負い、ほぼ歩いて50km離れた日本橋へ乾電池やカセットコンロを買いに来られたお客様が何百人もおられました。 中には自宅や家族をなくされたお客様が、対応した自分が驚くほどすごく明るく元気で話されていたことを強く記憶に残っています。
昨年4月に逸品館に入社し、現在はインターネットやお電話でのお問い合わせの対応をさせて頂いておりますが、逸品館には本当に数多くの被災地域のお客様よりご注文を承っております。
昨年7月頃、メールにてご購入戴きました福島県のお客様から、「原発の警戒地域から立ち退きのため、過去逸品館で購入した数々のオーディオ機器をすべて家に置いてきました。 今後こちらに戻ることがあっても、放射能にさらされた物を家族のために使用出来ません。 自分にとっては高価で思い入れのある機器ばかりでしたが、また一生懸命働いてこれから少しづつ集めていきます。」と書かれておりました。
ご返信させて頂きました折に、「自分が同じ立場ならどうするだろうか?」と自問や憤りを感じていました。
他にも、夏頃に被災された地域のご住所に商品を発送する際、ニュースや新聞で見聞きした交通事情を考慮し、配達指定日の変更やお届けのご確認をさせて頂きました折に、お客様より「全く問題ありません。 他からの荷物も今まで通り届いてますよ。」とのご返信を受け、国内でもこれほど情報操作される報道の恐ろしさと、自分自身で真実を知ることの大事さを改めて感じました。
今後も被災されました皆様が、新しい生活の中で「幸せ」と感じられる『逸品』をご紹介できますよう心掛けてご案内させて頂きます。
辛く感じる方もおられるかもしれませんが、世界中から日本語で送られた言葉を最後に記載いたします。