ハファダイ(Hafa Adai)

本日から始業式が始まるお子さんも多いと思いますが、夏休みの宿題を10月に提出した経験がある、どうも~”新北野”です。

本日は8月16日~20日まで行って来ました、『40過ぎてのハネムーン in サイパン』 でも書いてみようと思います。  この夏一人だけ 漁師焼け した「中年」を他のスタッフのブログでは結構イジられたりしておりますが、まずは経緯から始めます。

私が所属しますWEB事務チームのはからいにより、夏期休暇を含め5日間の夏休みを頂ける事となった7月20日過ぎ、嫁に旅行でも行くか?と提案。  どうせ行くなら 「海外&新婚旅行」 がいいとなり、まずは1人5万円以内「南国ルート」を旅行代理店で詮索。 今年のお盆前後は世間では長期休暇が可能のためか、予算は2~3倍に!!  諦めて台湾あたりに切り替えかけた所、日頃から1円でも安い食材のために5件のスーパーをまわる『大阪のおばちゃん(妻)』は、旦那の仕事中に多くの旅行代理店のお姉さんを捕まえて、なんとか1.5倍程度にまで抑えたプランをゲットしてくれました。

サイパンの位置がわかりりづらい方は地図を御覧ください。 島の大きさは約185k㎡。 南北に22km、東西に長い所で約9km。 日本だと、瀬戸内海に位置する小豆島同じ大きさぐらいだそうです。 日本からは飛行機で約3時間、時差も1時間早いだけ。 年中マリンスポーツが楽しめる 「常夏の島」 でございます。  アメリカ領なのでUSドルが使え計算がしやすく、公用語は英語ですが戦時中の経緯と日本人観光客も多い事から、結構どこに行ってもある程度の英単語か、日本語でも通じますので、始めて海外に行かれる方にはオススメのリゾート地です。

自分は10年ほど前、景気が良かった?頃の大阪日本橋の小さな電気屋時代、社内旅行で一度訪れた事がありますが、のんびりした楽しい思い出ばかりがあるので、ぜひもう一度行きたい国でありました。

16日は関西空港より夜10時出発! 夜間飛行は国内便でしか乗ったことなかったので、初の真っ暗な空港のランディングは嫁には内緒で結構ドキドキしてました。
深夜2時(現地時間3時)にサイパンに着くと、入国審査には乗客より多い日本人? この10年で韓国や中国よりの観光客も増え、その光景はまさに「バブル時代」の日本人のように大騒ぎしておりました。

空港から10分の「カノア・リゾート・サイパンホテル(旧サイパン・グランド・ホテル)」に予約しました。 値切ったせいか ビジネスホテル の ツインルーム をちょっとだけ広くしたお部屋でしたが、朝から泳ぎまくったあとの寝るだけの部屋としては十分な広さでございました。

基本的にサイパンは高温多湿ですが、大阪のような茹だるような暑さはございません。 日頃からエアコンを28度で設定している我が家は、窓だけ開ければ十分涼しく眠れました。
ちなみに季節は11月から3月までの「乾期」、4月から10月までの「雨季」の2つしかなく、日本の観光客の多い時期には強い「スコール」が多く、現地のコーディネーターも嘆いておりました。

『楽しい時にいつも雨をふらす雨女』 と行くハネムーンも、強烈なスコールに邪魔されますが、それはまた後ほど書かせていただきます。

昼までゆっくり寝た後は、とりあえずホテル近辺の現地のスーパーへ。  ここでは英語のみの表示に日本語が喋れない店員ばかりでしたが、置いている食材に日本語の飲み物やお菓子、カップ麺などを見つけた『大阪のおばちゃん(嫁)』は、現地人が並ぶお惣菜屋さんに一人で並び、「おねえさん、あれをひとつ、これをひとつ」などと、適当に温かい現地の「チャモロ弁当」「ジャパニーズ オンリー」で注文しておりました(笑)

サイパンの食事は、日本でお馴染みのファーストフードから、新鮮なシーフードや豪快なステーキなどアメリカンなメニューがたくさんあります。 他にも韓国・中国料理、日本食では新鮮なお寿司まで食べれますので、いろんなレストランに飛び込んで見て下さい。

1日目はホテル目の前のビーチやプールで遊び、ビール片手にのんびり昼寝。  途中ビーチのオジサン達に「20ドルでこんだけ借りれて遊べるで~(カタコトの日本語ですが決して関西弁ではありません)」とか言われても、そこはせこい貧乏旅行。 先ほどのスーパーへわざわざシュノーケリング一式などを買いに行かされましたとさ。

あとはこれだけは絶対しようと行く前から決めていた事。 オーシャンビューのベランダで夕日を見ながら、持込した『焼酎』を飲む! 小さな夢ですが、『あ~この時のために仕事やんねん!』と思わせる初日を過ごさせていただきました。

 

 

2日目。 朝8時にチャーターしたボートで近くの『マニャガハ島』へ。 1周15分ほどで回れる小さな島ですが、すべてのマリンスポーツが楽しめ、更衣室にお酒を含む飲食もでき、女性にはスパまである、一度行ったら絶対忘れられない魅力的なスポットです。

真っ青な空にジリジリと照りつける太陽。 白い砂浜に青い珊瑚礁、カラフルな熱帯魚にカラフルで大胆な女性の水着 太陽を遮るサングラスは『最高の目隠し』となり、嫁はウキウキの上機嫌! 夫はウハウハで・・・な気分 (^^♪

海辺でのんびりしたり、シュノーケリングでほぼ数時間過ごし、帰国後の黒いボディーはこの1日でほぼ完成されました。

昼頃には国際色豊かな観光客であふれ、芋洗いまでゆきませんがビーチで泳ぐのに渋滞にひっかかってしまいました。

そうなるとこのあとは前日から予約していたプランへ。 15時にボードで向かいに来てもらい『パラセーリング』へ。 以前に男同士で乗った時と違い、女性がいるだけで途中2度ほど海に落とすサービス付き! 男性の皆様、マリンスポーツは必ず女性と一緒に体験しましょう。


ダイビングは嫁が怖がっていたので、今回は潜水夫のようなガラスのマスクをかぶって海中を歩く『シーウォーカー』へ。 ボンベを担がずに歩く海中は不思議な空間で、マスクの中には海中の波音や気泡の弾ける音、熱帯魚がマスクを突付く音が響き、まさに『海中スタジオ』状態!!

ダイビングより不思議な感覚で20分ほどですが最高に楽しめました。 ダイバーによる水中写真や動画もCDロムでいただけるのと、12歳以上から体験出来るようなので、家族旅行の方にもぜひオススメの逸品です。

夕方ホテルに戻ると嫁から頼み事があるとの事。  一人早起きしてホテルそばのビーチを散歩し一人で朝食を食べていると(旦那はそれだけでビックリ!ですが)、20年は日本に住んでいそうな流暢な日本語をしゃべる現地人と知り合いになったそうです。  島内観光を安く手配できるけどどうかと言うので、ハズバンドに聞いてくるといって別れたようです。  朝話した場所に行き話を聞くと、バングラデシュからの移民でサイパンには20年住んでるそうです。 ツアー会社のパンフレットと比較しても安かったのと関西人をも笑かすその話術にはまり、翌日の島内観光の約束をしました。

 

3日目。 前日のよく喋るオジサンの話とは真逆の大雨! 昨日までは、たまにスコールに遭いましたが特にびしょ濡れで困ることはなかったのですが、ここで楽しい時には必ず嵐をおこす『究極の雨女』が全力を出しました(笑)

日本語が喋れないオジサンの友人のガイドと共にカローラで出発。  最高速度のワイパーで望む台風直前のような景色にガイドは苦笑いしながらカタコトの「大丈夫」を繰り返しておりました。  途中、嫁に通訳しながら着いた最初の行き先は『バンザイ・クリフ』。 太平洋戦争時の激戦地であったここサイパンでは、日本・アメリカともたくさんの戦死者を出した島です。 戦争末期にサイパンから日本に向かうこの崖から多くの日本兵が身投げしたそうです。  現在も自分たちが泊まったホテル前のビーチからも遠浅の海に沈む戦車のバックにアメリカ軍の軍艦が常駐している風景を見れたり、ゼロ戦が沈む海域はそのままダイビングスポットとなっています。 その後まわる『ラスト・コマンド(最後の司令部)』『スーサイド・クリフ』など歴史本や映画でみた地を実際に観光として回るのは複雑な気分でしたが、平和を願い二人で合掌致しました。

気分を替えて素晴らしい所に連れて行くと言うのでまだまだ止まないスコールの中、シュノーケル片手に着いたのは『青の洞窟(グロット)』。 まさに神秘的な景色にふたりとも先ほどの合掌を忘れてしまうほど楽しみました(申し訳ございません)。 外洋との境に出来た自然の洞穴の水中に3か所の横穴が繋がっているため、外洋から差し込む光が洞窟内の海水面に反射して、神秘的な青い光で洞窟全体が青く染まっています。洞窟内の水深は22mもあり、アーチ型のドーム天井になっているため、シュノーケリングやダイビングに最適なスポットとなっております。

これで島内観光も終わり、昼過ぎにホテルに戻ると雨も小振りになったので、紹介してくれたオジサンにご報告。 向こうも「こんなにずっと雨はめずらしいよ~雨男じゃない?」と笑いながら言われると雨女は横見しながら苦笑い(笑)  紹介のため島内観光の儲けもないのと前日の夕食場所もお世話になっていたので、雨で誰も予約に来ない『バナナボート』にでも乗ろうかと言うと、喜びながら半額で乗せてもらいました。  しかし再びここで発揮する雨女パワー! 客が少ないので1時間近く以上乗せられ、途中に乗る客も探すというバナナボートと言う名の『海上タクシー』。 しかも帰りに再び猛威をふるうスコール!!  ハネムーン中に嵐と寒さでガチガチ震え遭難寸前のディカプリオとケイト・ウインスレッドのような気持ちの関西弁の中年カップル!!  陸に着くと笑いながら再び謝るビン・ラディン似のオジサン。 別の意味で最高の思い出が出来ました。

まだまだ止まないスコールのため、お土産購入もホテル近辺にしか行けず、最後の食事もホテルのレストラン(意外と美味しかったのが救いです)。 深夜4時半に飛ぶ飛行機に乗るために2時半にホテルを出発。 最後はクタクタになりながらも朝8時には大阪に無事到着することが出来ました。

中年には過酷?かもしれませんが、時期さえよければ同じ内容で1人30,000円程度のツアーもあるみたいです。 マリンスポーツや食事もうまく予約すれば1人50,000円ぐらいで十分遊べるツアーが組めると思いますので、時間のない海外旅行を考えている皆様にぜひオススメいたします。 そのかわり現地の天候の保証は致しませんが…(^_^;)

Tシャツ短パンでゴルフ三昧してもビックリするくらい安いそうなので、逸品館のスタッフ(NGさんとか)にも是非おすすめてします。

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