数日間の雨模様が一転、雲間からひょっと顔を出す太陽がジリっ、おっ、また雲が、しかしすぐさまジリっ。自分が歩く時に意図的に顔を出しているんじゃないかと勘違いしそうな今日この頃、Web科のSATOです。
いやー、本格的に夏が始まる前兆、嵐の前の静けさを感じます。PCを片手に本当に北海道に避暑りたい気分ですが、最近になってようやく富士山が世界遺産に登録されたようで、北は北海道の世界遺産「知床」に行った時のこと。 札幌から約10時間かけて、えっさこらと車を運転しながらまず始めに出会う景色がこれ。
知床の最高峰「羅臼岳」でございます。知床峠には車を止めて記念撮影できるパーキングが備わっています。あまりの絶景に10時間超の運転による疲れは一気に吹き飛ばされます。
次に自然の外観だけで満足できない我々は、自らの足で自然の中に踏み込んでいきます。 知床八景の1つとして君臨し続ける観光スポットといえば「知床五湖」でしょう。1湖から5湖まで整備された遊歩道を歩きながら、原生林を水面に映し出す湖の美しさに心奪われない人はいるんでしょうか。
美しすぎる知床五湖にて
ほとほと満足して、さあお土産買って帰ろうと土産物屋で物色していたその時、1人の女性が息を切らしながら青ざめた顔をして店に駆け込んでくるではありませんか。そう、この女性は見てしまったのです。
こいつ↓
知床には野生の「ヒグマ」が生息しています。幸いにもこの女性は遠く離れた対岸にヒグマの存在をキャッチしたので被害は被りませんでしたが、それでもこの驚き様。くまに出会って「クマったなあ」なんてギャグを飛ばす余裕など微塵もないのだということをこの時に悟りました。
さて、気を取り直して知床の味を味わいましょう。皆さん「ルイベ」という料理をご存知ですか? (元来はアイヌ料理の一種で、名称はアイヌ語の「ル・イペ」( ru・ipe 融けた食べ物)に由来する。晩秋から初冬にかけて捕獲した鮭を雪に埋めて冷凍保存し、食べる際には凍ったまま小刀で切り分け、火で炙って融けかけたところで塩をふりかけて味わう。出典:ウィキペディア)
ここでアイヌに関することが出てきましたが、アイヌに関して少し知りたいという要望がございましたら、また別の機会に触れてみたいと思います。
自然の美しさと野生動物による危険が共存する世界遺産「知床」。リスクを負うのは嫌だと思われる方は、クーラーの聞いた部屋でオーディオから流れる自然音を収録したCDに浸るのがいいのかもしれません(笑)。
以上、知床からでした。