お盆のお休みは有意義に過ごされましたでしょうか?
私はレーシングカートに一日、魚釣りに一日を使い、残りは自宅の片付けなどをして、短いながらも休日を有意義に過ごさせていただきました。
最近、このメルマガでもPC/ネットワーク・オーディオ関係のニュースが多くなっていますが、PCの世界に触れる度に、どこか空しい気持ちが胸を横切ることに気づきます。それは「目に見えないもの」が、正しく評価されない寂しさです。
WEBもそうなのですが、デジタルの世界では、価格やスペックという「数字」がすべてにおいて優先されます。数字が劣っているモノは、最初から俎上にすら上されないのです。呆れた話です。
数字だけではなく「現象」も同じです。WEBでよく言われる「炎上」は、目に見える簡単なことが切っ掛けで起こります。過去のメルマガでも書いてきたことですが、最近の教育では、公園で遊ぶ「危険」ばかりがクローズアップされ何でもかんでも禁止されます。公園で遊ぶことで「子供が発育」することは、評価されません。声が大きく、考えの浅はかな人間の言うことを正直に真に受けてばかりいるからこんな馬鹿なことが起きるのでしょう。
この傾向は日本だけではないですが、見えやすいこと、簡単なこと、そんなことばかりが取り上げられて、大切なモノがないがしろにされています。いつから人はこんなに浅はかになってしまったのでしょう。
デジタルとアナログ。目に見えるものと見えないもの。オーディオだけではなく、人間が幸せに過ごすためには「目に見えないもの」の充実が何より大切です。
目に見えない物を見る力、感じる力、すなわち想像力だけが、人間の暮らしをより人間らしく、豊かにできるのだと思います。愛、情熱、思いやり・・・。大切なモノはシッカリ見ようとしなければ、見えてきません。AIRBOWを始めとする逸品館がお薦めする音や映像は、目に見えない物を見る人間の「想像力」をかき立てるモノであって欲しいと願います。
お盆にお墓参りをしていると「なにをやっているんだ!」とご先祖様から叱られているような、そんな気持ちになりました。