逸品館メルマガ352「2015年6月5日号」

6月3日放送の所ジョージ「一億人の大質問、の笑ってこらえて」の「パワーアップ、ちょっと昔の旅」のエピソードに感動しました。

子供服でおなじみの「ミキハウス」の社員が、5年近い有給休暇を得て「自転車での世界一周」に出発します。社員は社長に「辞表」を提出したのですが、社長が『辞めなくて良い有給扱いにするから』と返答し、さらに「旅行中の広告活動は禁止」、「無事帰ってくること」だけを命令したそうです。

ここまでなら、規格破りの元気社員と太っ腹社長の男前話で終わったでしょう。けれど「旅行中のギニアでのエピソード」は、それを遙かに上回る驚きの感動話。

ギニアを旅行中に「赤痢とマラリア」を併発し、死の危機に瀕した自転車世界一周野郎を、小さな村が一体となって救います。たった一人の医者は、村で6本しかないマラリアの特効薬を投与しながら、それは知らないと言います。村人は感染の危機を承知で、彼の面倒を見ます。

その甲斐あって、彼は9日で見事に回復します。けれど、彼のためにマラリアの特効薬をすべて使い切ったので、その後村人がマラリアにかかったら、救うことができないかも知れません。

命がけで人を助けながら、その人の負担にならないように最大の配慮を怠らない。自転車野郎「坂本達さん」は、この究極の人助けに触れ、考えが変わります。人は「ただ生きているだけで幸せなのだ」と「人が生きることは、様々な人の助けが合ってこそなのだと」。無事帰国した彼は、「やった」という本を書きます。

そしてその活動を伝える活動を行いながら、得られた収入をその村に「綺麗な水を届けるための井戸を掘る」事に費やします。そして遂に綺麗な水を度とどけることに成功します。そして「ほった」という本を書きます。

まだ、この二つの本は読んでいませんが、是非読んでおきたいと思います。たぶんそこには、現在人が忘れている「生きている幸せ」について、大切なことが書かれていると思うからです。

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