逸品館メルマガ353「2015年6月19日号」

何かと話題の多い、PC・ネットワークプレーヤー関連機器から、今大変よく売れているPioneer N70Aを取り上げ、AIRBOWのネットワークプレーヤーやUSB-DACと比較試聴を行いました。

ネットワークプレーヤー音質比較テスト
Pioneer N70A、AIRBOW NA6005 Live、NA8005 Studioを使い、USBメモリーとLAN接続の音質をTAD E1 C2000 M2500で比較試聴しました。

USB-DAC音質比較テスト
Pioneer N70AをAIRBOW PM7005 Applauseの内蔵USB-DACとHD-DAC1 Specialで比較しました。スピーカーには、audiopro FS20(ピアノブラック仕上げ)を使っています。このスピーカーは近日入荷予定です。

この2つのテストから感じたのは「ソフト(ソース)」の問題です。PC・ネットワークオーディオの台頭で「ハイレゾ」と「DSD」の高音質が話題となっています。しかし、「ハイレゾ」や「DSD」は、いわば「お皿」で、より大切なのがそれに載せる「食材」なのです。

「食材」とは、演奏そのものの出来不出来、録音の出来不出来、を指しますが、オーディオマニアがあまり知らない「録音とマスタリング」にこそ、重大な問題(欠点)があるのです。それを放置したままで、ハイレゾやDSDを叫んでも、結果は見えています。ハイレゾは、DVDオーディオとBDオーディオで廃れ、DSDはSACDで廃れました。このままだと、ハイレゾやDSDも同じ運命をたどります。

今回のテストでは、この点についてかなり詳しく書いています。

☆TASCAMホームページにおいて、DSD/PCMハイレゾファイルの変換や編集が可能で、DSD11.2MHz/PCM384kHzに対応する2ch波形編集ソフトウェア。『TASCAM Hi-Res Editor』Windows版の無料配信が始まりました。

■TASCAM Hi-Res Editor (タスカム・ハイレゾ・エディター)
概要ページはこちら
ダウンロードページはこちら
・WAV⇔DSDのフォーマット変換(WAVは量子化ビットの変換も可能)
・制限により2Gでトラックが分かれてしまったファイルの結合
・トラックを分けずに録音された音声ファイルの分割などが可能となっています。TASCAMブランドのソフトですが、編集された音声ファイルはTEACの対応機器でも再生可能です。

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