逸品館ブログをご覧の皆様、こんにちは。 約3週間ぶりの登場となります、逸品館木村です。 9月に入り、少し涼しくなってまいりましたが、寒暖の差で 体調を崩されてはいないでしょうか。 今回、紹介させていただきますのはおかげさまで大変ご好評いただいている QEDの切り売りスピーカーケーブルより、加工方法について質問を 数多くいただいておりますので、それにお答えしたいと思います。 まず最初は数あるQEDケーブルの中でも1番人気の Performance-Ruby-Anniversary-Evolution 1m切り売り¥1,540-。 ※完売しました
よくいただく質問としては、「ケーブルの中に導体とそうでないのが 入っているがどれを結線すれば良いのか」というご相談を受ける事が 多々あります。 まず、ケーブルの外皮を剥いていただくのですが カッターを軽く当てながら切っていただいても良いのですが、 なかなか力加減が難しいので逸品館で以前よりオススメしている goodのYS-3の2.6mmの所を利用していただき 軽く握りながらまわしていただくと簡単に剥く事が出来ます。 注意していただきたいのは力をいれすぎると中の線を傷つけますので あくまでも慎重に軽く握ってトライして下さい。 外皮が剥けるとこのような状態になります。 この写真ではわかりにくいのですが、結線で必要なのは金色の導体だけなので 導体だけを下に一旦折り曲げてしまいます。 そうすると結線に必要無い緑色の絶縁体と真ん中に薄緑(または白色)の 絶縁体が出てまいります。 この絶縁体は結線には必要ありませんので、ニッパーで切断してしまいます。 コツとしては出来るだけ根元で切断する事でしょうか。全部切断できましたら 先ほど折り曲げていた金色の導体を元に位置に戻していただき全部よじって 1つになる状態にします。この時に手袋をつけて作業を進めると手の油等が 付着する事を防ぐ事が出来ます。 ここまでくればスピーカーやアンプに結線する事が可能になりますが よじっただけでは導体がバラけてきてショート事故等が発生する恐れが ありますので、端末処理をしてしまう事をオススメいたします。 この写真はAIRBOWのF5.5/6CRをLOBSTER AK15Aを利用して 取り付けた例です。こうしておけば結線も確実で安心です。 次にご紹介しますのは最近、問い合わせをよくいただいております Signature-Revelation 10cm切り売り ¥550- これも先ほどのPerformance-Ruby-Anniversary-Evolutionと 同じように外皮を剥いていただくと このような状態になるのですが、違いは銀色の導体部を折り曲げると 真ん中に絶縁体が出てくるので、先ほどと同じように根元近くでカットしていただくのと 銀色の導体部分もよくよく見ていただくとわかるのですが、 薄い透明な絶縁体がかぶっておりそのままでは結線できませんので、 YS3の0.8mmの部分を利用して1本、1本絶縁体を根元から剥いていきます。 かなり根気のいる作業ですががんばって進めましょう。 このように全て剥けましたら完成です。 あとは先ほどと同じように全部よじって いただけましたら、結線可能になりますが、やはりバラけた線での ショート事故防止の為端末処理をされる事をオススメいたします。 私は今回、QED純正のY型プラグを取り付けました。 このQEDのプラグはガッシリしていてオススメですが、専用の高価な 圧着工具が取り付け時に必要となります。もしよろしければ 作業工賃は必要となってしまいますが、逸品館でケーブルを先ほどのように加工し 端末処理をする事が可能となりますので、ご注文時にお知らせ下さいませ。 どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、また逸品館ブログにお目にかかりましょう。 逸品館 木村でした。 (ケーブル加工に関するお問い合せはこちらから)