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女子部はみんなFF派!ファイナルファンタジーXIII
投稿者「逸品館代表 清原裕介」のアーカイブ
逸品館メルマガ 394 「2016年4月15日」
みなさま、こんにちは。4月14日(木)に「平成28年熊本地震」が発生いたしました。 この時ちょうど九州のバイヤーと打ち合わせをしていたのですが、携帯電話がけたたましくなり「熊本で震度7」の表示が出たときには慌てました。 東日本大震災や阪神大震災に比べ激震の地域が限定的されていたのはせめてもの救いでしたが、被害にあわれました皆様には心よりのお見舞い申しあげます。 現在は、インターネットの発達で処理しきれないほど多くの情報が溢れ、時には現実を生きているのか、情報に踊らされているだけなのか、情報を追っているだけで一日が終わる勢いです。 ともすれば、なにかに急かされて生きているように感じる日常に、自分の時間を持つことは大切です。 例えば、車を運転する時間。音楽を聞く時間。映画を見る時間。 日常と切り離された時空の中で、自分が主役になれる時間。 そういう「現実の中に存在する、非現実的な時間の流れ」が心のストレスをリセットし、本来の自分を取り戻させます。 来週月曜日(18日)から土曜日(23日)の6日間は、フランスのリヨンにある「Focal本社」を見学に行って来ます。 行って戻るフライトだけで2日以上かかるので、現地滞在は3泊4日で観光もできないほどのタイトスケジュールですが、しっかり取材を行って、生の「Focal」をみなさまにお伝えできればと思います。 今週のトピックス Luxmanの新型プリメインアンプ「L-550AX... 続きを読む
逸品館メルマガ 392 「2016年4月1日」
みなさま、こんにちは。 TVや雑誌には必ず「CM」があります。商業的に作られているので、多少の過大表現はありますが、職業柄私は結構「CMの内容」にこだわります。最近、良いなと思ったのは、「ABCマート」というシューズショップのCMです。若い女の子のバックに、さりげなくレコードプレーヤーと真空管がモニュメントとして使われていました。今の若い人たちから見れば「レコード・真空管」は、アンティックで「クール」なのでしょうか?それともCMを作成したメンバーに、アナログ世代の方がいらっしゃったのでしょうか?自分が大切にしていた「何か」を肯定された気がして、気持ちが和みました。 悪いなと思ったのが、「ジョイ」という台所洗剤のCMです。カラカラにひからびた「カレーがこびりついた鍋」に水を満たして「ジョイを数滴たらして」20分ほど待てばあら不思議、カレーのこびりつきは綺麗に剥がれ落ちます。この様子CMで実演しているのですが、カレーが鍋にこびりつくのは、カレーに粘りを付けるための「デンプン質(コーンスターチ)」などが乾燥して固まるからで、ジョイを入れなくても、鍋に水を満たすだけでコーンスターチが水を吸って緩むので、カレーは綺麗に剥がれます。もちろん、ジョイを入れることで「油汚れ」が落ちるので、完全にアウトではないにしろ、このCMを見た人は「ジョイがこびりつきを剥がした」と感じるし、焦げつきならジョイでは到底剥がれないので、厳密には過大広告に思えます。農芸化学科出身なので、こういう「えせ科学」は、特に気になるのでしょう。 話は変わって、最近愛読雑誌の「カーグラフィックの評論文」に「女性記者の記事」が増えてきました。車と言えばこれまでは、男世界の趣味だったのに、そこに女性が進出してきているのです。けれど、彼女たちの記事は「様々なしがらみに縛られて理屈っぽくなりがちで、紋切り型になりがちな男性記者の記事」にくらべて遙かに開放的で、そして詩的センスに満ちあふれています。彼女たちが書く評論文を読んでいると、その車に乗って彼女達が感じたような幸せな気持ちが伝わります。記事を読むだけで心が解放されて、なんだか幸せ な気持ちになれます。 人を幸せにする文章を書きたい。 振り返ってオーディオの雑誌は、どうでしょうか?私がWebに掲載している音質評価は?オーディオ評論も、彼女たちのように書きたいと考えているのですが、実際はお恥ずかしい限りです。 今週のトピックス Esotericの新製品、P-02X/D-02Xを旧モデルP-02/D-02と聞き比べました。YouTube... 続きを読む
逸品館メルマガ 391 「2016年3月25日」
みなさま、こんにちは。 まだ、寒い日がありますが、桜の開花が始まりました。 満開の桜の美しさ、今年も期待に胸が高鳴ります。 今週のトピックス 最近流行のアンプは、DAC内蔵+デジタルアンプ搭載プリメインアンプです。初期は、アナログと比べるとあまりにも音が「さっぱり」し過ぎていて、味わいの薄かった「デジタルアンプ」ですが、徐々に改善が進んでいます。今回はこのトレンドで設計された、DENON... 続きを読む
逸品館メルマガ 390 「2016年3月18日」
みなさま、こんにちは。 いよいよ3月も半ばを過ぎ、大阪の桜開花まで、もう2週間です。春に似合う、あの優しい色合いに心が和みます。 「オーディオ」という言葉は、PCや家電の世界でも音響系のインタフェイスを「オーディオ」と呼んでいるためか、一般に広く知られているように思います。一般の人たちが想像するオーディオのイメージは、数千円から高くても数万円程度の機器ですが、「実用的」にはそれくらいの価格の製品でも十分使えます。 けれど、私達が思い浮かべる「オーディオ」は、それよりも遙かに高価です。だから、おいそれとは買い替えられないし、選択を間違うと痛い思いをすることもあります。 高級オーディオの購入時には、後悔したくない、そう度々買い替えられないから、「高い製品が間違いない」と考えがちです。それは一理あるのですが、「高い物ほど良い」が正しい選択ではないことがあります。オーディオを車に例えるなら、最も実用的な車は「軽自動車」かも知れません。スペースファクターに優れ、維持コストも安いからです。けれど、フェラーリのように2人しか乗れないのに数千万円もするスポーツカーもあります。軽自動車とフェラーリが違うのは「趣味性」という付加価値を持つところです。さらに細かく見ると「スポーツカー」にもいくつかの種類があります。市街地でそこそこスポーティーに走る車と、サーキットで一番速い車。似ているようで全然違います。では、高い車ほど速いのか?それも違っています。 高級車と高級オーディオで共通するのは、「付加価値をどこに求めるか」で選択する「道具」が変わることです。これが価格よりも重要です。実際のオーディオ選びを考えましょう。「オーディオ選びはスピーカーから」と言われますが、これは正しいと思います。なぜなら、アンプはスピーカーとのマッチングが大切だからです。この「スピーカー選び」では、どれくらいの「音量」で聞くか?が最も重要になります。小さなウーファーでも低音はある程度出せますが、音量を上げると「ウーファーのストローク(前後移動量)」が大きくなって、低音がぼやけます。けれど、大型のウーファーなら音量を上げても「ウーファーのストローク」が小さいので、低音がぼやけにくくなります。 もちろん、ネットワークの設計や、品質(価格)などで違いはありますが、いくら高価なスピーカーでもウーファーにはある程度の口径(あるいは面積)がなければ、大音量時の良好な低音再現は物理的に難しくなります。また、「スピーカーの速度感(リズム感)」と「残響感(艶やかさ)」も重要です。スピーカーの速度感を早くする(低音を素早く収束させる)ためには、スピーカーキャビネットの共鳴を少なくする必要があります。けれど、キャビネットの共鳴が少なくなると「残響(エコー)」が短くなり、音の広がりや艶やかさが減少する傾向があります。 音楽に当てはめて考えるなら、リズミカルな音楽を聞くためには「速度感」が重要ですが、弦楽器やボーカルのように艶がより表情を豊かにする音楽では「残響」が「速度感」よりも重要になります。車と同じようにオーディオ機器の設計でも、その味わいとして「相反する要素」があり、結局は「どれか」を選ばざるを得ないのです。あるいは、「どちらかを犠牲にすることで、どちらかを際立たせている」とも考えられます。 ありのまま、できるだけ多くの音を記録し再現するのが「良い」とされていますが(メーカーがそのように宣伝していますが)、それは間違っています。ありのままを記録し、再現するなら「生演奏」には、絶対に敵いません。けれど、そこで何らかの「取捨選択」を行うことで、記録は「芸術」になります。「芸術」の世界で重要なのは「情報の多さ」ではなく、「取捨選択の技量」です。 高価なオーディオ機器は、低価格な機器よりも音が良いでしょう。けれど、「記録」と「芸術」が異なるように、高価なオーディオ機器で聞く音楽が、常に低価格の機器を上回るとは言えません。それは「何を切り捨てるか?」によって「何を残せるか?」変わるからです。 ご自身にマッチするオーディオ機器を「選びたい。知りたい。」とお考えなら、逸品館をご利用ください。 万が一、担当者の知識では、まだ納得できないと感じられたら、担当を通じて「代表... 続きを読む
逸品館メルマガ 389 「2016年3月11日」
みなさま、こんにちは。 この時期は、寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返します。 「三寒四温」と呼ばれるこの現象は、日本特有のものだと思っていたのですが、もともとは中国北東部や朝鮮半島におけることわざで、日本でははっきりと現れることがなかったということです。また、この言葉は日本では、本来冬の気候の特徴として使われていたそうですが、最近では春先に使われることが多くなっているそうです。 今年は、この言葉がピタリと当てはまるような激しい気温変動が続いています。この寒暖差は、さすがに身体にこたえます。みなさまも、お体はくれぐれもご自愛くださいませ。 日本は世界でも珍しい「四季」がハッキリしている国だと言われます。東西にも南北にも長い日本列島を旅すると、地域地域で全く違う「四季」を味わうことができます。大阪から遠く離れた、北海道の「春」をWEBで見ると、広大な花畑と目に滲みるほど鮮やかな緑のコントラストから、力強い自然と生命の息吹が伝わります。 都会では、これほどダイナミックな「四季」は感じられませんが、目を凝らせば間断なく流れ続ける都会にも、小さな季節の移り変わりを見つけられます。冬のぶ厚いコートを脱ぎ捨てられる季節は、もうそこまでやってきています。 今週のトピックス Luxman... 続きを読む