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女子部はみんなFF派!ファイナルファンタジーXIII
「メルマガ」カテゴリーアーカイブ
逸品館メルマガ 390 「2016年3月18日」
みなさま、こんにちは。 いよいよ3月も半ばを過ぎ、大阪の桜開花まで、もう2週間です。春に似合う、あの優しい色合いに心が和みます。 「オーディオ」という言葉は、PCや家電の世界でも音響系のインタフェイスを「オーディオ」と呼んでいるためか、一般に広く知られているように思います。一般の人たちが想像するオーディオのイメージは、数千円から高くても数万円程度の機器ですが、「実用的」にはそれくらいの価格の製品でも十分使えます。 けれど、私達が思い浮かべる「オーディオ」は、それよりも遙かに高価です。だから、おいそれとは買い替えられないし、選択を間違うと痛い思いをすることもあります。 高級オーディオの購入時には、後悔したくない、そう度々買い替えられないから、「高い製品が間違いない」と考えがちです。それは一理あるのですが、「高い物ほど良い」が正しい選択ではないことがあります。オーディオを車に例えるなら、最も実用的な車は「軽自動車」かも知れません。スペースファクターに優れ、維持コストも安いからです。けれど、フェラーリのように2人しか乗れないのに数千万円もするスポーツカーもあります。軽自動車とフェラーリが違うのは「趣味性」という付加価値を持つところです。さらに細かく見ると「スポーツカー」にもいくつかの種類があります。市街地でそこそこスポーティーに走る車と、サーキットで一番速い車。似ているようで全然違います。では、高い車ほど速いのか?それも違っています。 高級車と高級オーディオで共通するのは、「付加価値をどこに求めるか」で選択する「道具」が変わることです。これが価格よりも重要です。実際のオーディオ選びを考えましょう。「オーディオ選びはスピーカーから」と言われますが、これは正しいと思います。なぜなら、アンプはスピーカーとのマッチングが大切だからです。この「スピーカー選び」では、どれくらいの「音量」で聞くか?が最も重要になります。小さなウーファーでも低音はある程度出せますが、音量を上げると「ウーファーのストローク(前後移動量)」が大きくなって、低音がぼやけます。けれど、大型のウーファーなら音量を上げても「ウーファーのストローク」が小さいので、低音がぼやけにくくなります。 もちろん、ネットワークの設計や、品質(価格)などで違いはありますが、いくら高価なスピーカーでもウーファーにはある程度の口径(あるいは面積)がなければ、大音量時の良好な低音再現は物理的に難しくなります。また、「スピーカーの速度感(リズム感)」と「残響感(艶やかさ)」も重要です。スピーカーの速度感を早くする(低音を素早く収束させる)ためには、スピーカーキャビネットの共鳴を少なくする必要があります。けれど、キャビネットの共鳴が少なくなると「残響(エコー)」が短くなり、音の広がりや艶やかさが減少する傾向があります。 音楽に当てはめて考えるなら、リズミカルな音楽を聞くためには「速度感」が重要ですが、弦楽器やボーカルのように艶がより表情を豊かにする音楽では「残響」が「速度感」よりも重要になります。車と同じようにオーディオ機器の設計でも、その味わいとして「相反する要素」があり、結局は「どれか」を選ばざるを得ないのです。あるいは、「どちらかを犠牲にすることで、どちらかを際立たせている」とも考えられます。 ありのまま、できるだけ多くの音を記録し再現するのが「良い」とされていますが(メーカーがそのように宣伝していますが)、それは間違っています。ありのままを記録し、再現するなら「生演奏」には、絶対に敵いません。けれど、そこで何らかの「取捨選択」を行うことで、記録は「芸術」になります。「芸術」の世界で重要なのは「情報の多さ」ではなく、「取捨選択の技量」です。 高価なオーディオ機器は、低価格な機器よりも音が良いでしょう。けれど、「記録」と「芸術」が異なるように、高価なオーディオ機器で聞く音楽が、常に低価格の機器を上回るとは言えません。それは「何を切り捨てるか?」によって「何を残せるか?」変わるからです。 ご自身にマッチするオーディオ機器を「選びたい。知りたい。」とお考えなら、逸品館をご利用ください。 万が一、担当者の知識では、まだ納得できないと感じられたら、担当を通じて「代表... 続きを読む
逸品館メルマガ 389 「2016年3月11日」
みなさま、こんにちは。 この時期は、寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返します。 「三寒四温」と呼ばれるこの現象は、日本特有のものだと思っていたのですが、もともとは中国北東部や朝鮮半島におけることわざで、日本でははっきりと現れることがなかったということです。また、この言葉は日本では、本来冬の気候の特徴として使われていたそうですが、最近では春先に使われることが多くなっているそうです。 今年は、この言葉がピタリと当てはまるような激しい気温変動が続いています。この寒暖差は、さすがに身体にこたえます。みなさまも、お体はくれぐれもご自愛くださいませ。 日本は世界でも珍しい「四季」がハッキリしている国だと言われます。東西にも南北にも長い日本列島を旅すると、地域地域で全く違う「四季」を味わうことができます。大阪から遠く離れた、北海道の「春」をWEBで見ると、広大な花畑と目に滲みるほど鮮やかな緑のコントラストから、力強い自然と生命の息吹が伝わります。 都会では、これほどダイナミックな「四季」は感じられませんが、目を凝らせば間断なく流れ続ける都会にも、小さな季節の移り変わりを見つけられます。冬のぶ厚いコートを脱ぎ捨てられる季節は、もうそこまでやってきています。 今週のトピックス Luxman... 続きを読む
逸品館メルマガ 388 「2016年3月4日」
みなさま、こんにちは。 3月に入り、春の足音が聞こえて来るかと思いきや、北海道には大雪が降り、暖かくなるとなったで花粉症と心配事の多い時代です。 「私は貝になりたい」という劇画があります。1958年にテレビドラマとして作られ大きな反響を呼び、2008年に作られたリメイク版では、SMAP(スマップ)の中居正広が主役を務めた、話題作です。この物語は、高知で床屋をしている男が召集され、任地でB29の搭乗員の刺殺命令を受けるところからはじまります。しかし、臆病な男は、米兵の腕を銃剣で刺すのが精一杯でした。終戦後、男は戦犯として逮捕されます。「上官の命令に従っただけ」だし、そもそも腕しか刺していないのだから、大した罪には問われないだろうと思っていた男に下った判決は死刑です。 世をはかなんで、男は家族宛ての遺書に「人間に生まれたから、人間に酷い目に合わされる。どうしても生まれ変わらなければいけないなら、私は深海で誰にも邪魔されずに、静かに生きられる貝になりたい。」と記します。 このドラマの主張は、裁判で男はなぜ刺したのかと聞かれ、「上官の命令は天皇陛下の命令です」としか答えられなかったこと、それを欧米の裁判官は「命令が不当だと思ったなら軍法会議に提訴できるではないか」とその釈明が理解できなかったことに要約されます。つまり、「お上」を頂点とする命令体系の中で、誰の責任で命令が発せられたのか曖昧になっていく体質が、昔から日本にはあったことが取り上げられているのです。 最近の社会的な大事件での責任問題や、国会での審議を見ると、この日本的な体質は今もまったく変わっていないことがわかります。「命令を実行しただけ」、「言われたとおりにやっただけ」この言い訳で、どれだけの責任が曖昧にされてきたことでしょう。 「罪悪感」だけが、人の心を正せます。だから、善悪の区別が付く罪人を正すことは、難しくありません。 「罪を犯さないように(悪いことをしないように)」と言えばよいからです。けれど善悪の区別が付かない人を導くには、まず、「善悪の区別」を教えなければなりません。けれど「善悪」は、世相や世論、つまり情報によって左右されます。先ほどの話であれば、戦勝国と敗戦国では、「善悪」の判断はまったく変わるでしょう。 私達が「善悪」の判断をゆだねる「情報(世論)」は、現代ではインターネットから得られます。インターネットで最近大きな話題になっているのが、「芸能人不倫問題」。こんな個人的なニュースは、いくら取り上げたところで、おもしろおかしく感じる人が増えこそすれ、社会が良くなることなんて、まったくありません。けれど彼らがそういうニュースに固執するのは、視聴率が稼げるから、雑誌が売れるから、そんな理由でしょう。そして正論も行き過ぎれば、「いじめ」になります。この点は、私も重々注意しなければならないと感じています。また、現代社会では、「高所得者」がより幸せとされ、「勝ち負け」や「格差社会」という表現で、お金で幸せが買えるかのような、著しい偏見が 蔓延していますが、これもマスメディアが作り上げた虚像でしょう。 人生は長い戦いだと言われることがあります。私もそう感じることが少なくありません。けれど、どんなに頑張っても「1番」になれるのは、1人です。それが幸せなら、それ以外の人はそれほど幸せではないか、もしくは不幸です。こんな歪んだ価値観を作り上げたのは、いったい誰なのでしょうか。もし、運良く「1番」になれたとしても、その「結果」は一瞬にして訪れ、一瞬で去って行きます。幸せが続かない。こんな不幸なことがありますか? モチベーションを保ち、適度に頑張ることは大切だと思います。けれどそれは「過程」を充実させるためであって、「刹那的な結果」を求めるためではありません。せめて趣味は自由でありたいから、「高いものが一番素晴らしい」。 そういう単一的な価値観を、私はオーディオに持ち込みたくありません。オーディオとホームシアターは、機器を買い替え、それを使いこなすことによって、音楽や映画を通じ、人の心の意味深さに触れることができる素晴らしい趣味です。大切なのは、「作品を作った(演奏した)人の真心が伝わる」かどうかです。 お金よりも大切なもの。目に見えない大切なもの。それを知る人が、きっと世の中で一番幸せな人だと思います。気に入った音楽を聞きながら、そういう気持ちになれるといいですね。 今週のトピックス 1月29日のメルマガで取り上げた、AIRBOW... 続きを読む
逸品館メルマガ 386 「2016年2月19日」
みなさま、こんにちは。 今年の三寒四温は、とても激しいですね。短期間に気温が上がったためか、気温が10度を下回ると暖かさを経験する前 よりも、グッと寒く感じます。インフルエンザも流行っていますので、お体はくれぐれもご自愛くださいませ。 Music... 続きを読む
逸品館メルマガ 385 「2016年2月13日」
みなさま、こんにちは。 今日の大阪は雨模様ですが、随分暖かくなっています。節分が過ぎ、厳しい寒さの中に春の足音が聞こえてくるようです。 イベントのお知らせ 2月20日に3号館でIsoTekのノイズカットクリーン電源「SIGMAS(シグマス)」「AQUARIUS(アクエリアス)」の比較試聴会を開催いたします。 この機会に「電源によるグレードアップ」を体験なさいませんか?このイベントでは、3号館に仲間入りした「Focal... 続きを読む