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女子部はみんなFF派!ファイナルファンタジーXIII
「社長のうんちく」カテゴリーアーカイブ
逸品館メルマガ2022年2月25日号
みなさま、こんにちは。春と冬が入り交じっているような天気ですが、体調はいかがですか?コロナ禍も春の訪れと共に収まってくれれば良いのですが。 最近大きな出来事が多すぎて、考えさせられる事ばかりです。 オリンピック閉幕についていろいろありましたが、なぜか勝者よりも敗者の言葉により深い感動を覚えることが多かったように思います。小平奈緒さんの「成し遂げることはできなかったが、やり遂げることはできた」「結果」ではなく、「納得」が大切だという部分に心を強く打たれました。 同様に2度目で転倒した試技を3度目も失敗し、絆創膏を貼った顔でインタビューした岩渕麗楽選手の表情や所作、なによりも「挑戦する姿勢」に強く感動しました。 羽生結弦選手の礼儀作法を重んじる姿勢にも、同じ日本人として強い共感を覚えます。私は成長する過程で、人は強ければ強いほど謙虚であり、他者をいたわらなければならないと教わりました。 対照的なROCの出場については、今後一切認めるべきではないと感じます。ドーピングしても勝てば良い。それは、人命を奪うことすら厭わないウクライナ侵攻と同じ考え方です。「勝つためには何をしても良い」という好戦的な考え方は、オリンピック憲章が掲げる平和と調和にふさわしくないと思います。 そもそも、スポーツとは、健全な心身を養うためのものであるはずです。 けれどIOCも「富と権力を求める」という根っこは同じですから、バッハ会長に集約されるようなエセ権力者の姿勢は、これからも何も変わらないでしょう。 「自分さえ」、「自分の民族さえ」、「自分の国家さえ」良ければという狭量な心を人が持つ限り、幸せはやってこないのかも知れません。だから、日本のスポーツ選手の姿勢は、ないよりも誇らしいと思えたのです。 話しをオーディオに戻しましょう。 最近「空気録音」が流行っています。ご存じだと思いますがスピーカーから出た音を録音することです。しかし、逸品館はどこよりも早く、YouTubeにアップロードするオーディオ機器の音質評価に「スピーカーの録音(空気録音)」を使ってきました。 「空気録音」には、人間の聴覚と同等以上の感度を持つ高品質マイクを使わなければなりません。家庭用ビデオカメラのマイクや、簡易なポータブルレコーダーに付属するマイクでは、雰囲気は伝わりますが「正確性」が不足します。少なくとも「人間が聞き取れる」のと同等以上の情報を拾えるマイクが必要です。 次にマイクの設置は、「ワンポイントステレオマイク」が適しています。これは「空気録音を行う部屋が十分に広くない」ので、左右マイクの間隔を広げると「位置による音質差」が大きくなりすぎるからです。 逆にマイクアンプや録音機は、それほど高級なものを使う必要がありません。なぜならば、ここで頑張ると「同等以上の音(実際よりも音が良く)」になってしまうからです。 私は、実際に聞いた音と再現される音の違いを探るために、「クラシックコンサートの生録」を行ってきましが、その経験が逸品館YouTubeの「空気録音の品質」に生かされています。 「あるがまま」を記録し再現するというプロセスで、「空気録音」と「ライブ録音」は、とてもよく似ています。唯一の違いは、ライブ録音では演奏をより「上手」に聞かせるために、マイクアンプや録音機への配慮を行い、音源を「商品」として「生よりも良くする必要」があることです。 逸品館YouTubeで機器評価に使う音はあくまでも「記録」であって「商品」ではありませんから、録音時の「脚色」は不要です。 「空気録音」とは別に逸品館YouTubeの聞き比べでは「機器の出力を直接録音」して使うことがあります。これを私は「電気録音」と名付けました(すでに誰かが、先に言っていたかも知れませんが)。 空気か電気か?誰が言い出したかなどどうでも良くて、録音のプロセスを伝えるために的確な言葉だと思います。 私が「機器の正確な評価」に力を入れている理由は、主に3つです。 1.なかなか体験できない「正確な聞き比べ」の情報を提供したいから。 2.実際に所有しなくても(できなくても)、番組を通じてオーディオの楽しさを知って欲しいから。 3.オーディオ文化や技術の継承のために「記録」として、できる限りの情報を残したいから。 だから、自分を権威に見せたいとか、製品を売りつけたいとか(売れれば良いとは思いますが)、そういう私情はできるだけ排除したいと考えています。 今回は「フォノイコライザーアンプ」と「MCカートリッジ」の音質比較を「電気録音」でアップロードしました。※同時に行った昇圧トランスの聞き比べは現在準備中です。 ▼オーディオ逸品館チャンネル【3種類のフォノイコライザーアンプを聞き比べ。】1.HEGEL... 続きを読む
逸品館メルマガ2022年2月19日号
みなさま、こんにちは。今週は、またすこし寒くなりました。北京で開催されている、冬季オリンピックはいよいよ明日20日までとなります。 今回のオリンピックは、開催国が問題なのかよくわかりませんが、ジャッジであったり、コーチ陣であったり、異常に勝敗ばかりにこだわりすぎて、スポーツの祭典の域を明らかに超えてしまっているように感じています。 一部の若者達が、権力に支配され振り回されているのを見ると心が痛くなります。 尋常じゃないその空気が興味を削ぎ、素晴らしい競技もあったにもかかわらず、今回のオリンピックを私はほとんど見ていません。 身の回りを見渡せば、長く平和が続いているように見えますが、実際には水面下で人の心を殺し、尊厳を奪う、醜い争いは絶え間なく続いています。 人間はどうしてこんなにも争いごとが好きなのでしょうか?平和を望む人たちは、きっと支配や権力など望まないでしょうから、争いごとが好きな人たちが権力を握ってしまったのでしょう。 悪貨が良貨を駆逐するとはよく言ったものですが、不幸なことです。 残念ながら、今回のオリンピックを見ているとそういうネガティブな感情の方が強くわき上がってきます。 小売業界では、サービスや売上を競って醜い争いを繰り広げられています。 犠牲になるのは、いつも「まじめで普通な人」達です。 一部の大手は「労働者」や「中小店」を守るために決められたルールをないがしろにし、暴走を続けています。 お客様の「利便性(サービス)の向上」と言う大義名分に、正義ありません。 逸品館は、そんな業界に一石を投じるべく、真っ直ぐなビジネスを目指し、私が設立しました。お客様がストレスを感じられると、私たちもそれがストレスになります。逆に私たちがストレスを感じていると、それがお客様に伝わるかも知れません。そういう「ストレス」を少しでも減らすことで、お客様にも従業員にも「笑顔が増えれば」と考えてやってきました。 そんな私も気がつけば、今年で63才になります。 これからもお客様と従業員に愛されるような逸品館でありたいと考えると共に、この事業を次世代に引き継げればと願っています。業務の拡大もあって、現在スタッフを募集しております。これからの逸品館を共に支えて行きたい。そんなやる気のある方は是非ご連絡下さい。 ——————————————————————–●... 続きを読む
逸品館メルマガ2022年2月11日号
みなさま、こんにちは。週末から寒波の影響で、関東地方ではかなりの降雪が予想されています。降雪の影響で交通機関が混乱すると物流が滞りますので、期日指定などのご注文時はご注意下さい。 今週は、Esoteric/Grandioso... 続きを読む
逸品館メルマガ2022年2月4日号
みなさま、こんにちは。週末また寒気が戻るそうなので、防寒や体調など十分にお気をつけ下さい。 前号のメルマガで電動シャッター不調のお話を書きましたが、点検を開けるとユニットに繋がるコネクターが1つ外れていたので接続すると、今のところ元通りに動いています。メーカーの人間がわざわざ点検して「壊れている」の診断に加え「耐用年数を超えたパーツの交換」をすすめられ、送られて来た見積もりがなんと「35万円オーバー」でした。普通なら、泣く泣く大枚を出費して修理を依頼するでしょう。個人的には、シャッターの修理は壊れてからでも遅くないと思います。耐用年数を過ぎたという理由だけで交換するのは、地球環境にも悪いとも思います。昔東芝が「壊れない家電」を作ったことがありました。けれど、そうすると自分の首が絞まることに気づき、だいたい家電製品の耐用年数は「8年から10年程度」がめどになっています。逆に言えば、それくらいで「壊れる」ように設計されています。車しかり、耐久消費財は似たようなものです。車の場合は「車検」という名目で、やはり壊れる前にどんどんパーツが交換されますが、海外では違うようです。時々ニュースで「水回りのぼったくり商法」に注意を呼びかけています。今回は、平和シャッターというきちんとした企業に修理をお願いしたにもかかわらず、その結果は水回りのぼったくりと、どこが違うのでしょう? 資本主義は「消費」の上に存在します。けれど、過大で無駄な消費が地球環境を汚染し、子供達の未来を危うくする一番大きな理由になっていることもまた事実です。私たちの社会がそのように成り立っているのは、困ったことです。逸品館も商品が売れないと、潰れてしまいますし。世界的にうまいバランスが見つかると良いのですが。その点オーディオ専門メーカーは、「寿命」に関して概ね大変良心的ではないかと思います。20年近く前の機器が適価で修理できる業界は、それほど多くはないはずです。逆に大企業のオーディオ製品には注意が必要です。彼らは「利益が出ない古い製品の修理」や、「古くなって利益を生まなくなった技術」には、まったく無関心で「ユーザーの利益」など考えずに、さっさとお払い箱扱いにしていますから。大企業だからといって安心とは限らないようです。 さて、今週は「D&M川崎本社試聴室(通称澤田ルーム)」で行った「B&W... 続きを読む
逸品館メルマガ2022年1月29日号
みなさま、こんにちは。オミクロン株が猛威を振るい、身近な知人が濃厚接触者やPCR検査で陽性になるケースも見受けられるようになりました。 今日は自宅の話しです。10数年前に念願の新築一戸建てを手に入れ、ベランダもなかった築50年近いマンションから引っ越しました。 折角なので「老後」を考え、電動シャッター、電子錠、電動雨戸、家庭用エレベーターなど、様々な便利装備を付けました。 ところが最近になって、電子錠が壊れ、美和ロックに修理を依頼すると、「古いモデル」なので玄関のドアを含めた交換修理が必要と言われ見積もりは「60万円超」でした。次に最近電動シャッターのリモコンの調子が悪くなり、見積もりを依頼すると「35万円超」でした。 自宅は、サンワホームで建てたのですが、築間もなく担当者が鬱を併発して退社し、引き継ぎがなくその後の「点検」が行われなかったので、まだ「未完成」の部分が残っています。玄関ドアの修理のときにサンワホームにそのことを話し確認してもらっても、サンワホーム自体経営の内容が変わり、さらに「古いことなので責任はとれない」と言われただけで連絡は途切れました。 調べると「電子錠」は、WEBなどで販売されているスマートロックを使えば、3万円~5万円で同等の以上の機能が得られることがわかり、自分で何とかしようと考えています。でなければ、10年強化ごとに60万円の出費が必要になりかねません。 電動シャッターは、自分で修理できればと思いましたが、通信ユニットの交換は必要なようなので、同時に提案された「10年ごとのモーター交換16.5万円」などや不明瞭な「諸経費約3万円」などを削れるかどうか、再見積を依頼するつもりです。大阪人は「けち」と言われますが、それは「納得できない出費」をしないだけで、お金を使わないのとは違います。 オーディオ機器の買い換えや修理が必要になったとき、逸品館の方針は「メーカーや輸入代理店が提示できる枠を超えた提案」ができることです。 1つは、YouTubeなどを使った「間違いのない(納得できる)製品選びの情報を提示する」ことです。 もう一つは、現状の音質を維持あるいは向上させながら、最も安い製品のご提案です。買い換えに来られたお客様に、買い換えというプランだけではなく、それ以外のプランもご提案できるように、常に様々な情報を集めています。 また、販売する商品は「長期ご使用時のコスト(修理代や維持費など)」もできるだけ詳しく調べて「ご購入前」にきちんと提示するように心がけています。 納得できる製品選びのお手伝い、長く快適に使い続けていただくためのお手伝い。それが専門店の仕事であり、そのサービスに対価を頂戴できるのだと逸品館は思っています。安くても売りっぱなしは、いけません。まして高価なのに売りっぱなしなど、言語道断です。 今週は、DENONから発売された価値ある「入門クラスサラウンドシステム」のご紹介をYouTubeにアップロードしました。一部製品(DENON... 続きを読む