社長のうんちく」カテゴリーアーカイブ

逸品館メルマガ2021年7月30日号

みなさま、こんにちは。東京オリンピックが開催されている関係で、関東地区では物流に遅れが生じております。お盆休みなどにお使いの商品のご注文は、余裕を持った日程でお願い申し上げます。 みなさまもアスリートの活躍からエネルギーをもらえていらっしゃるでしょうか? 私は、柔道に見る「日本の心」とソフトボールに見る「あきらめない姿勢」に心を揺り動かされました。 「柔道」柔よく剛を制す。自己を高い次元でコントロールする精神力を鍛錬する。そして自分よりも先に他を気遣う。日本人の目指してきた「道」が彼らの後ろに見え、未来に通じているように感じました。 「ソフトボール」13年前と変わらない投手。13年という月日をまったく感じさせない体力とさらに成長した精神力。あきらめずに努力し続けることの素晴らしさを見せつけられました。 「勝敗」対決する前にアスリートの「オーラ」から、勝敗がすでに見えるような気がしました。鍛錬と努力を繰り返すことでたどり着いたであろう「無の境地」に近い選手が実力を発揮し、紙一重で勝利を収めるように感じました。 「ベテランと若手」そういう意味で「怖い物知らず」で挑む選手が実力者を打ち破り、実力者は自分との戦いに負けて「格下(失礼)選手」に敗れたように思います。賛否両論あろうと思いますが、アスリート達の「真っ直ぐな姿勢」には敬服します。 勝ち負けにはこだわりますが、結果を出すために全力を出し切った後は、それを糧として前に進む。言い訳をせず、同じ失敗を繰り返さない。国家側の行政機関は、彼らのこの姿勢を見て「自らを恥じる」ことはないのでしょうか? 今後は、「金満オリンピック」からは卒業し、スポーツマンシップに則った世界的規模の選手権が盛り上がればと心から感じています。 TADのスピーカ-、E1TXとCR1TXの音質紹介動画を制作中ですが、この時「USBオーディオ機器の音質改善」に大きな効果がある「audioquest... 続きを読む

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逸品館メルマガ2021年7月23日号

みなさま、こんにちは。混沌の東京オリンピックがいよいよ始まりました。権力を持てば「心が腐る」という人間の悪い一面をこれほどまでにクローズアップされたのも、なかったことでしょう。 前回の東京オリンピックでは、多くの日本人が日本という国家に高揚を感じたことでしょう。しかし、今回の東京オリンピックでは、それと同じくらいの人々が、日本という国家に失望しているかも知れません。国家は個人の集まりだと考えると、日本人一人一人の心の中にある「自分さえ良ければ」という小さな思いがこういう結果に繋がったのかも知れません。 「記録(歴史)の扱い」にも大きな問題を感じます。人間性というものは、あくまでも全体像から導き出されるべきです。過去の一部の間違いを切り取って極端な方向に決めつけられるべきではないし、逆に「大きな問題でも記録に残らないように握りつぶせば罪は消える」わけでもありません。言い逃れたとしても、罪は消えないのです。目に見えるものだけ見て、見えないものは見ない。それはあまりにも軽薄です。 現代社会の問題には様々な角度からの見方があると思いますが、私は「お金(貨幣制度)」の存在に大きな問題を感じます。お金はとても便利ですが、同時に人間に欲望を限りなく増幅します。権力であったり、暴力であったり、貨幣がなければ人の欲望はこれほど肥大せず、もっと平等で平和な世界になっていたのではと思うのです。 そんな大きな問題はともかくとして、ずっと思っていたことですが「絵画」と「オーディオ」にはかなりの類似性を感じます。20世紀最高の画家の一人「ピカソ」は、最高の写実技術を持ちながら、晩年はそれを破壊し抽象表現を選んだことはよく知られています。「牡牛」をモチーフとしたピカソの版画は、「牡牛を写実的に表現していた初期」から後期には「ただの線」で雄牛を表現するように変化していますが、ピカソは「究極の置き換え」を探っていたのではないかと思うのです。「へのへのもへ」が人間の顔に見えるのは、錯覚であって、人間本来の顔とは似ても似つきません。2つの目、眉、1つの鼻と口、顔の輪郭だけで人間は人の顔を思い浮かべます。そして、たったこの7つのパーツの形状と配置だけで「表情」を読み取る(感じ取る)のです。細やかな描写も、色彩も必要とせず、人間の思いが伝わるのです。この「置き換え」が芸術の本質ではないでしょうか? ピカソは、絵と人間の感性の関連性を研究し尽くした結果、誰もが考えつかない置き換え=独自の抽象的表現に行き着いたのだと私は思います。 オーディオは、どうでしょう? 私は30年以上あらゆるオーディオを聞いてきました。普通の人が一生かかって聞ける「オーディオの数」の何倍、あるいは何十倍もの装置を聞いてきました。その結果、オーディオのゴールも「抽象」にあると思うようになりました。 原音忠実再生はわかりやすいですが、突き詰めると破綻します。本物に近づけば近づくほど、人間は恐るべき正確さでそれを「虚構」だと見抜くからです。しかし、HiFiとはかけ離れた電話の声を「偽物」とは感じていません。 「原音忠実再生を目的とするデジタルオーディオ」を写実とするなら、「歪みが完全には取り除けないアナログオーディオ」は、抽象でしょう。 絵画とオーディオが完全に同じだというわけではありませんが、「再生技術」と「芸術的虚構」を融合させることで「シンプルに答えを導き出せる」のは、絵画と似ていると思います。 限界はありますが、音楽の感動を伝えるために「技術的な情報量」はある程度あれば十分です。より重要なのは、どんな音が人間のどのような感情を引き出せるか、すなわちオーディオが「人間のために何を伝えるか」だと私は思います。 優れた芸術作品が「想像(創造)の自由」をより広げてくれるように、優れたオーディオも「音楽の解釈の自由」をより大きく広げてくれるでしょう。そして、その「ゴール」は決して1つではありません。 最高の絵画が「1作品」だけでないように、最高のオーディオ機器もまた1つではないのです。 そう考えると「一番」を決めるためのオリンピックの存在が間違っていると気づきます。重要なのは「一番」を決めること、称えることではなく、それを目指すことなのですから。 ——————————————————————–●... 続きを読む

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2021年7月16日号

みなさま、こんにちは。最近多発しておりますゲリラ豪雨などのご被害はごさいませんでしたか。ご無事をお祈りするばかりですが、万が一我々にご協力できることがありましたら、お気軽にお申しつけください。 また、突然の豪雨などにより運送に乱れが生じた場合には、ご希望の日時にお荷物のお届けが出来ないことがございます。お急ぎのご注文は、なるべく余裕ある日程でお願い申し上げます。 テレビやネットには、毎日様々な「問題」が取り上げられています。けれど、最近人との会話の中で「政治のあり方」が話題に上がることが多くなりました。不満は、言うまでもなく「新型コロナ対応」のまずさです。アベノマスクから始まり、オリンピックの強行開催など「不手際」を数え上げれば切りがないばかりか、首相や首長は内容のない答弁を繰り返すばかり。野党は「辞職しろ」の一点張りで、代替案を出す力もそれを実行する能力も無し。マスコミは表面を「言及する」だけで、行動は一切起こさない。戦争経験のある老人は、今のムードが第一次世界大戦前のようだと言い、もっと昔を振り返れば江戸時代さながらの「悪代官と悪徳商人」が世の中を牛耳る状況から抜け出せないようにも見えてしまいます。 不満が高じているためか、オリンピック開催の影響か、関西でも人出が目立って多くなっています。これが時代劇なら、「暴れん坊将軍」や「水戸黄門様」が大なたを振るって、めでたしめでたしとなるのですが・・・。ワクチンの接種が滞っている今こそ、もうひとがんばりして感染を抑えたいところです、ワクチンが行き渡るまで、後数ヶ月の我慢です。 今週は、D&Mが取り扱いを開始したDALIの少し上級でB&Wよりはお買い得という価格帯の「Polk... 続きを読む

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逸品館メルマガ2021年7月9日号

みなさま、こんにちは。東京オリンピックが間近に迫っているにもかかわらず、新型コロナの感染は一向に収まる気配がありません。無観客での開催が決まりつつあるようですが、さてどうなることやら。 無観客と言えば、先月から開始している「逸品館リモート試聴会」ですが、今回はEsoteric... 続きを読む

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逸品館メルマガ2021年7月2日

みなさま、こんにちは。緊急事態宣言はいかがおすごしですか?ストレスなど溜めていらっしゃいませんか? 私は、自宅時間を「映画やドラマ」を見て気晴らししています。 amazon Prime... 続きを読む

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