STEP3 さらなる微調整を行う

しかし、STEP[2]でレーザーセッターを使用すると[1]の調整で決めたスピーカーの位置や角度を変えてしまうため、[1]の調整が「完全に有効ではなくなって」しまいます。そこで、さらに完全な改善を望まれるなら面倒でも[2]の後に[1]をもう一度行い、その後にまた[2]を・・・というように、[1]と「2」の調整を繰り返しながら、小刻みにスピーカーの位置を変え[1]と[2]が両立する「最良の妥協点」を見いださなくてはなりません。この作業が非常に大変なのは、よくわかります。しかし、残念ながら今のところ、一気に[1]と[2]を両立させる方法は見つけられていません。ここは、面倒でも気合いを入れて頑張るしかありません。 ... 続きを読む

カテゴリー: 本日のブログ | コメントする

STEP2 レーザーセッターで位置を追い込む

ここまでは「耳だより」で音質を改善しました。では、さらに「AIRBOW... 続きを読む

カテゴリー: 本日のブログ | コメントする

STEP1 音を聞きながらスピーカーを動かす

では実際にスピーカーの置き場所を少し変えて、壁や床天井などからの反射音の干渉を整え、音を良くしましょう。まず、「ホワイトノイズのテスト音源」を用意してください。(AUDIO... 続きを読む

カテゴリー: 本日のブログ | コメントする

考え方

考え方1 プール」に手を入れて波を起こしたら、波紋は綺麗に広がります。もし浴槽で同じように波を起こしたらどうなるでしょうか?波は「浴槽の縁で反射」し、「進む波」と「反射して戻る波」がぶつかります。連続で大きな波を起こせば水面は大きく波打ち「波紋は、形がわからなくなるほど乱れてしまう」でしょう。 これから行う「スピーカーのセットアップ(位置調整)」の目的は、「スピーカーから出た音(進んでゆく波)」と「部屋の壁で反射した音(反射して戻る波)」を「出来るだけ綺麗に重ねる(重なりの波紋を乱さない)」ことにあります。「波紋が綺麗に重なっているイメージ」を現実にできれば「濁りなく広がる音場空間」が実現するのです。 波紋が綺麗に広がる第一条件は「波紋が反射しない」ことです。もし、リスニングルームの壁を全部吸音できれば「反射波」が消え波紋が綺麗に広がるように思えますが「全吸音」という技術はありませんし、第一「吸音し過ぎる」と「肝心な音のエネルギー」まで消えてしまって、音楽が全然楽しくなくなってしまいます。そこで「スピーカーの位置を調整」することで「進んでゆく波」と「反射して戻る波」を「綺麗に重ねるテクニック」が必要になるのです。 考え方2 「浴槽」でさらに実験しましょう。「浴槽の中央付近」で波を起こします。波は周囲に向かって綺麗に広がるはずです。波の発生位置を中央から徐々に縁に近づけると、発生源が縁に近づけば近づくほど「進む波」と「反射する波」が「激しくぶつかる」ようになり「重なりに乱れが生じ」広がりが妨害されるはずです。 しかし「波の発生源が浴槽の縁に近づくに比例して乱れ(妨害)が大きくなる」のかというと必ずしもそうではありません。「波の大きさ(音量)や細かさ(周波数)」によりますが、波の発生源の移動に伴って「重なりが大きく乱れる位置とそうでない位置が周期的に現れる」はずです。重なりが大きく乱れる波の発生位置が「音の悪いスピーカーの設置位置」で重なりの乱れが少ない位置が「音の良いスピーカーの設置位置」なのです。 次に左右の2本のスピーカーを連想しながら、右手と左手で2つの波を起こし、波と波の間隔を広げたり狭めたり、あるいは波を起こす位置を「中央~縁に近いところ」とさまざまに変えながら「波の重なる様子(波紋の重なり)」を観察してください。やはり、波を起こす位置関係によって「波紋の重なりの乱れ」がずいぶん違うことが確認できるはずです。この実験でスピーカーの位置を変えるだけで、その他の条件は一切変えなくても、水面での波の重なりの乱れ方を変えられる(音の広がりを変えられる)ことが理解(確認)できるはずです。 部屋とスピーカーサイズの関係 「浴槽」での実験で「波(音量)を大きくすると」と「水面の乱れが比例して大きくなる」ことがわかります。また、「波の発生源(スピーカー)の数」」が増えるに比例して「水面に乱れが生じやすくなる」ことも理解できると思います。この現象から大型スピーカーを小さな部屋に入れると、「水面(部屋)に対し大きすぎる波紋(スピーカーが大きいと音源も大きい)が生じる」ため、音が広がらず定位も悪くなる(波が綺麗に重ならない、広がらない)」という結果が予想できます。実際問題として、部屋に対してスピーカーが大きすぎるとそのスピーカーを上手く鳴らすのが非常に難しくなってしまいます。逆に「小型スピーカーは音の広がりや定位に優れる」と言われることもこの実験結果から容易に説明できます。 部屋に波紋を綺麗に広げる(音場空間を広くする)ためには、部屋の大きさに応じたサイズのスピーカーを選ぶことが大切です。つまり、音の広がりと楽器の音が混濁しないような透明度を求めるなら、「音源が大きい=大型スピーカー」を狭い部屋に入れるのは避けたほうが良いのです。部屋の広さが8~12畳以下の場合には、できればユニットの数が少なく「点音源」に近いスピーカーか2本の小型スピーカーとスーパーウーファーの組合せ(3Dシステム)などを選ぶことで「非常にクリアで大きな音場」が実現します。間違っても、狭い部屋に無理やり大きなスピーカーを入れないように注意してください。 マルチチャンネル(サラウンド)で多数のスピーカーを使うときには、さらに注意が必要です。幅の狭いトールボーイ型のスピーカーや小さな2Way型スピーカー(密閉型が有利)と良質なサブウーファーの組合せがサラウンドには適しています。特に音の広がりに重要な意味を持つ「センタスピーカー」と「リアスピーカー」は「指向性のゆるやかな小型の製品」が望ましいのです。(小型で音の良いAUDIO-PROのIMAGEシリーズやユニットの位置を近づけてあるPMCなどはサラウンドに最適な製品)「必要な音量が出せる最小限度の大きさ」それが「透明で広がりのある音場空間を実現する」ためスピーカーに求められる大切な条件です。 考え方3 話を簡単にするために「水平方向への音の広がり」だけについて話を進めましたが、音は「水平方向」だけではなく「垂直方向」にも広がります。「完全なスピーカーの位置調整」には、「壁とスピーカーの位置関係」だけでなく「天井や床とスピーカーの位置関係(床や天井からの距離)」に十分配慮することが大切です。 スピーカーの高さを決めるひとつの指針に「ツィーターを耳の高さに合わせる」というやり方がありますが、正座のような低いリスニングポジションで耳の高さにツィーターを合わせた場合、スピーカーの位置が床に近くなりすぎて「高音が床から反射」し音が上下方向へ広がらなくなったり「低音が床を這って」音場が平面的になったり、楽器の分離が悪くなるなどの問題が生じます。耳より高くなるからといって恐がらず、スピーカーの位置をうんと上げ、ツィーターが床と天井の中間くらいになるような位置にスピーカーを設置すると、良好な音の広がりと定位が得られることが多いので、一度お試しください。 考え方のまとめ 浴槽の実験で「指の位置を変えた」ときに水面を広がる波紋の乱れ方が変化することを体験しました。そして、「綺麗に波紋が広がる指の位置がある」ことに気がつきました。つまり、リスニングルームの中でも「音が濁りなく十分に広がり、一切のストレスを感じることなく音楽を聴けるスピーカーの設置場所が存在するということなのです。単純に「壁からスピーカーを離せばよい」というのではなく「周囲の反射物(壁・天井・床)」などからの「適切な距離」そして「二本のスピーカーの適切な位置関係」を見つけることが大切です。場合によっては「スピーカーをうんと壁に近づける方が音が良くなる(スピーカーをうんと壁に近づけても音が悪くならない)」場合もありますから、根気よく「色々な設置場所」をお試しください。 ... 続きを読む

カテゴリー: 本日のブログ | コメントする

スピーカー完全セットアップ法(概略)

カイザーゲージのお話しは一旦留保して「リスニングルーム(閉ざされた有限の空間)」に「スピーカーを配置」するときの「最も音の良い位置」を見つける方法をご説明いたしましょう。この方法は、長年の経験と科学的考察・多数の実験から考え出された「現時点では最も合理的な手法」だと考えています。この方法の画期的なポイントは、主に次の3点です。 ポイント1)スピーカーを両方同時に鳴らさない。 両方のスピーカーを同時に鳴らすと音が混じり「それぞれのスピーカーの最適位置」がわからなくなります。 両方のスピーカーを一緒に鳴らすと「左右の音が混じり」スピーカーの音をクリアに聞き取りにくい。 片側のスピーカーの音を消せば「音がクリアになり」位置調整を「迅速・確実」にできる。 ポイント2)音源にホワイトノイズを使う。 音源に音楽を使うと、「本当に音が良くなる位置」なのか「たまたまそのソフトが良くなる位置」なのか、判断を誤ってしまいます。全てのソフトに対応する「音の良い位置」を見つけるためのテスト音源には、信号のエネルギーが均一な「ホワイトノイズ」が適しています。 (ホワイトノイズはインターネットでダウンロードできるフリーウェアからも作製できます) 音楽信号は周波数によるエネルギー(音量)の偏りがある。 ホワイトノイズは全ての周波数帯にエネルギー(音量)が満遍なく含まれている ポイント3)レーザーセッターを併用する。 レーザーセッター(AIRBOWの商品)を併用することで、遙かに簡単・確実かつ「再現性のあるセットアップ」が可能になります。「再現性」という部分がとても大切で「再現性がない実験」は繰り返し行っても「データーが蓄積されない」ため「その場限りの自己満足」に終わり進歩しないのです。 2台の映写機の映像を一枚のスクリーンににじみなく投影する時には「距離・角度」の一致が重要。2台(2ch)のスピーカーの音をにじみなく再生する場合も同じ。 レーザーセッターは見えない音を投影するためのスクリーンの代わりをする。レーザーセッターを利用すれば簡単にスピーカーの微調整ができるようになる。 レーザーセッターはリスニングポジションの前に設置する。この時、スピーカーを部屋の壁と平行にしない(A線を参照)ほうが音の濁りは少なくなる。 詳細はこちら ... 続きを読む

カテゴリー: 本日のブログ | コメントする