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女子部はみんなFF派!ファイナルファンタジーXIII
「メルマガ」タグアーカイブ
逸品館メルマガ061「HDMI Ver1.3は、「明らかな過大広告」」
さて、今回はオーディオではなくのお話です。この問題に関しては、以前尻切れのまま中途半端になっていましたが、ようやく納得のいく答えと、正しいと思える指針をまとめ上げることができましたので、今回のメルマガでその概要をお伝えしたいと思います。 まず、結論から先に述べさせていただきますが、映画、音楽ファンにはは、今のところ必要ないというのがその答えです。大手メーカーや雑誌などのコマーシャルとは、真っ向から対立する答えになりましたが、その理由をご説明いたしましょう。 ■最大の理由は、ソフトがほとんどなく今後増えるかどうかも疑問があるということです。... 続きを読む
逸品館メルマガ060「正しい音と映像は心を癒し、そして育む」
前々号で「パリン」というインドネシアの風土病のお話をしましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?話の骨子は、人間は5感から正しい外界の情報が得られなければ混乱し、不安になったり、鬱になってしまう。だから、オーディオ・ビジュアル製品が発信する「情報」は、人間にとって正しいことが最も重要だということでした。 私は、仕事柄一日中「音」を聞いていますから、この音が「正しくない」と一日が終わることには、本当にぐったりと疲れてしまいます。若い頃はそうでもなかったのですが、加齢に伴いエネルギーの回復が遅くなっているのを感じます。そんな時、エネルギーを奪われる音を一日聞くと・・・。そのストレスで本当に疲れてしまうのです。 では、なぜ「正しくない音」を聞き続けると、疲れてしまうのでしょう。それは、脳が一生懸命に「破壊された音を元の音に戻そう」と働き続けるからです。度の合わないメガネで本を読んだり、画質の悪いTVを観ると疲れるのも同じです。つまり「不完全な情報を正しく解読するため」に脳が働き続けるから、長時間経つと疲労が蓄積してしまうのです。... 続きを読む
逸品館メルマガ059「AIRBOW 新型CDプレーヤー製作報告」
今日の話題は、AIRBOW最新モデルの製作報告です。 メーカー標準価格で10万円を超える国内メーカーの高級CDプレーヤーのほとんどはCD/SACDコンパチになっています。その例に漏れず、AIRBOWの現在のCDプレーヤートップモデルSA8400シリーズもCD/SACDコンパチです。でもお客様からは「CD専用の高音質プレーヤーを作って欲しい」という声が多く寄せられます。そこでMarantzから新発売されたCD専用プレーヤーCD6002をベースとし発売とほぼ同時期に、それ以上は要らない!と納得していただけるような、高音質CDプレーヤーを目差し、新製品の開発を開始しました。 改良で最も苦労したのは、この製品のDACで変換されたアナログ信号の増幅を行う部分に搭載されているマランツ独自の[HDAM]回路のチューニングです。通常、多くのCDプレーヤーでは、この増幅はオペアンプと呼ばれるICで行われているのですが、マランツの製品のほとんどには、彼らが[HDAM/Hyper... 続きを読む
逸品館メルマガ058「正しい情報源としての音と映像」
私は、車が好きで「カーグラフィック/CG」という雑誌を、30年近く前から愛読しています。この雑誌には、カーグラフィックの初代編集長、小林彰太郎さんのコラムが連載されていますが、彼が書く文章には、主題だけではなく数々のエピソードがちりばめられ、読んでいてとても楽しく、意味深く、いつも感心させられます。それに引き替え、今この雑誌の論評を書いているCG社員の文章は、観点が限られ、内容も浅く、日本語も乱れていて、この30年間でカーグラフィックの質もずいぶんと落ちたと感じざるを得ません。日本を代表する、カー雑誌の草分けでさえこの有様ですから、オーディオ雑誌の質の低下も仕方がないのかも知れません。私がステレオサウンドを読むようになったのは、カーグラフィックよりもずいぶんと後なので「芥川賞」を受賞した「五味康祐」さんがステレオサウンドのコラムを執筆していた時代を知りません。残念なことです。多分その時代を知るオーディオマニアの方なら、当時と今では「オーディオ」という趣味自体が大きく変化したことを嘆いていらっしゃるかも知れません。 そんな中、今発売されているカーグラフィック2007年11月号に「素晴らしい記事」を見つけることができました。180ページ「舘内端(たてうちただし)」さんの「FEED... 続きを読む
逸品館メルマガ057「中納良恵さんのコンサートに行ってきた」
10月もいよいよ終わりに近づき、11月~12月、あっといういう間にお正月。お盆を過ぎると時間が年々加速されて、あっという間に年末まで突っ走る気がします。 18日に心斎橋クワトロで行われた「エゴ・ラッピン」のボーカル「中納良恵(最近、爽健美茶のコマーシャルソングを歌っています)」さん「ライブ」に行きました。エゴ・ラッピンは、オーディオ製品のテスト(https://www.ippinkan.com/test_menu.htm)でよく使っている私のお気に入りのアーチストです。今回のライブは、エゴ・ラッピンではなく、彼女の初ソロアルバム「ソレイユ(http://www.nakanoyoshie.com/news/index.htm)」に反った内容でした。 過去にも何度かJ-POPのライブには行きましたが、ほとんどは大阪ドームなどの超巨大な会場ばかり。規模が大きく、音楽を聞くと言うよりはステージを見るといった感じが強く、その音質をいつも聞いている「音」と比較するのは、あきらかに無理がありました。しかし、今回のライブは、規模も小さく(立ち見700~800人程度で満員)ステージまでの距離も近いので自分がいつも聞いている「音」と生ライブはどんな風に違うのだろう?という興味を満たせると考えて事前にソレイユを購入し、耳にたこができるほど何回も聞き準備をしていました。 ライブが始まった瞬間!「音がデカい」!ベースギターの音が風圧となって体に伝わります。恐ろしいパワーです。家庭では、絶対にこんなに大きな音は出すことはできません。ハイパワーのPAを使ったコンサートならではの大音量です。 演奏は、彼女が歌い、それを彼女自身がフットスイッチを使いながらその場でサンプリング(録音)し、すぐに「それ」を再生しながら彼女が歌うことを数回繰り返し、一人多重コーラスを構成することから始まりました。この演出は、久しぶりにライブを見た私の目には、なかなか新鮮に映りました。4~5重に声が重なって、エネルギーがピークに達した瞬間、音を止め、一瞬の静寂の後に一斉に楽器が鳴り始めて約1時間半のライブが始まりました。 音の大きさに慣れてくると、徐々に「音の粗さ」と「色彩感の薄さ」が気になり出しました。3号館で聞くオーディオの音は、ライブに比べると繊細でもっとデリケートです。しかし、ライブの熱気と彼女のパワーの凄さに押され、クワトロには椅子席がなく仕事が終わってから約2時間の立ちっぱなしは、いささか堪えましたが、その疲れを補って余りある「エネルギー」を彼女のボーカルから受け取ることができました。 彼女の歌声を「生」で聞きたいとお考えになられたら!11月15日(木曜)に行われるエゴ・ラッピンのライブ(大阪「なんばHatch」で19時から)に参加してください!チケットは、すでに発売されています。お早めにお問い合わせ下さい。 久しぶりに出かけたライブで感じたのは、生ライブとCDは、全く違うものである!という当たり前の事実です。家庭で聞くCDと、圧倒的に違うのが「音量」です。音楽のエネルギー感は、音量に比例します。耳が聞き取れる限界の大音量を使うことで、表現力も大きくできるからです。 音量を数字に置き換えてお話しすると次のような感じです。0(最小)~100(最大)の音量で取り出せるパワーを100だとします。音が大きくなって行く最小のステップを「1」とすれば、この音量で100段階の表現のステップがあると言うことになります。この音楽を家庭で聞いた場合、音量は生ライブの1/10程度も出せれば最高です。そうすると音量は0~10と言うことになり、表現のステップが1のままだと表現の段階も10になってしまいます。しかし、表現の段階を0.1刻みと考えればどうでしょう?0~10の音量の間でも100段階の表現のステップを持つことができます。つまり、生ライブでは「表現力」 は「表現のきめ細やかさ(1段階の細かさ)」ではなく、音量に依存し、家庭での「表現力」は、音量ではなく「表現のきめ細やかさ=音の質の緻密さ」に依ると言うことになるのです。 このように、ライブでは「音量」。家庭では「質」。この取り出したい音の違いにより、生ライブとCD(スタジオ録音)では、同じミュージシャンでも音楽の作り方が大きく異なって当然です。さらに生ライブでの音は「一瞬の感動の共有が目的」で、音は二度と戻らないのに対して、CDは「時間を超えた感動の共有が目的」で音は何度でも聞き直せます。このように生ライブとCDでは、音量や表現だけではなく、繰り返し聞けるという部分も絶対的に違うので、両者を並べて比べることは無意味だと言うことがわかるはずです。 以前、生演奏とオーディオの違いについて菅野沖彦氏の著書/新・レコード演奏家論から「舞台と映画を比べる人はいない」という言葉を引用したことがありましたが、今回のライブでそれを実感として感じました。原寸大の舞台で生きた人間が演じる「舞台」とスクリーンやTVという閉ざされた空間に映し出される「映画」。それをイコールと捉え比べることがナンセンスであるように、生ライブとCDを比べることにも全く意味は無いと断言します。それぞれは、全く異なるメディアであり、全く異なる楽しみ方があると言うことです。 ライブハウスのサイズが違うと使われる音(音量やスピーカーの数)が全く変わってくるように、家庭でも許される音量や部屋の大きさが変わると、使うべきオーディオ装置を積極的に変えることが大切です。あなたの音は、あなただけの物で誰にもマネはできないのです。だからこそ、あなただけの音を作るためにオーディオ製品やオーディオ・アクセサリーは、あんなにも数が多く用意されているのです。 その中からお客様にとって最適な製品をお選びすること。それが、専門店としての役割です。今年の冬にこれから、オーディオセットの買い換え、買い増し、アクセサリーの検討をなさろうとお考えなら、お気軽に逸品館にアドバイスをお求め下さい。そして、その時には、現在お使いの機器、よくお聞きになるソフトの種類、リスニングルームの環境などをできるだけ詳しくお教え下さい。お客様のご期待に添える製品をお選びできるよう、最新製品の情報も含め主要な製品については、常に独自の研究を怠らないようにしておきます。 ... 続きを読む