鬼束ちひろ『インソムニア』へのコメント

鬼束ちひろ『インソムニア』へのコメント

演奏者 鬼束ちひろ

アルバムタイトル インソムニア

演奏曲 月光(11曲目)

評価の平均

ア : 3.3

イ : 4.2

ウ : 4.3

録音が良いと話題になり、流行ったので買ってきたJ-POPのソフト。

歌詞が暗く、頻繁に厭世的な言葉や美しくない言葉が(腐敗など)が出てくるので、好きになれなかったミュージシャンだが、完成したSR4300Specialで聴いたとき、初めてその良さに気付いた。

体全体を震わせ、絞り出すように訴えるヴォーカルは堕落したJ-POPの中にあって正当派で圧巻。気付けば、内容も決して暗いものではなく、どうにもならない最悪の中にも希望を捨てない「強さ」と「優しさ」を訴えているのがよくわかった。

好き嫌いは別にして、涙が出るほど心に染み入るハート、気持ちを持っている素晴らしいミュージシャンだと今は感じている。

記号

Airedale(ツィーターOFF)へのコメント

21日

  • A:ボーカル・ピアノ共に非常に艶が乗っていて生々しい音である。ひとつひとつの音に暖かさがあり、きいていてほっとする。
  • E:古いタイプの音よりマッチした感じがし、すがすがしく聞けた。
  • F:声楽をffで音がバラケル。
  • I:箱の音が良くも悪くも音楽を決めてしまいますね。装置が変わった(CDになった)ので少しましです。

22日

  • J:マイクのすぐ前に口があるのに(ブレスでそう思う)その口が大きい(ピントが甘い?)てな感じ。やっぱりヴォーカルはBB5に較べてちょっと苦手・・・
  • K:音楽のジャンルが受け付けないので「どちらでもない」
  • L:濃い音でドシッとしている。
  • 社長:口が大きい。歌に気持ちがこもっていない。声の帯域が濁り、箱が鳴っているような強い付帯音を感じる。ヴォーカリストが太った女性のよう。ピアノもラフ。子音の発音が正確に聞き取れない。安物のマイクを使った録音のようにきこえる。常に箱鳴きのような付帯音がつきまとい、それが音にエコーをかけるので音が止まらず、2曲目と同様、演奏における“休符”が全く見えない。(休符が感じられない)


Airedale(ツィーターON)へのコメント

21日

  • A:ツィーターOFFの時と較べて非常に分解能が高い(ピアノとボーカルがハッキリ分離して聞こえる)音の残響が気持ちよく聞こえた。このスピーカーの一番の持ち味はヴォーカルかも知れない。
  • B:雰囲気が良くなり、ヴォーカルにも色が付いた感じでON-OFFの差大。
  • E:音が明確になり、クリアになった分、アンプ系のミスマッチが目立つ。トータル×。スピーカーはOK。
  • F:声楽は改善されるが定位がやや薄れる。
  • G:OFFにくらべて、ヴォーカルの子音が適度になり明るくなる。ピアノの音に芯がない。
  • I:ONの方が本物っぽいです。付帯音を取って欲しい。

22日

  • J:トレブルを少し(-1dB?)減らしたい・・・でも、ネットを付ければOKかな。ヴォーカルの一生懸命さが少々辛い・・・でも満足!
  • K:OFFに較べると滑らかにきこえる。音楽のジャンルが受け付けないので「どちらでもない」
  • L:厚みが出て、広がりが出る感じです。
  • N:これはツィーターの効用がよくわかる。音が明瞭になり、空気感が一変する。
  • 社長:ツィーターONで全く違うスピーカーになる。高域の霧が晴れ、バックコーラスがきこえ始める。ピアノが緻密で丁寧になる。ヴォーカルの気持ちが伝わってくる。全体にやや濁っているが、そんなに気にならない。歌詞が聞き取れる。

BB5へのコメント

21日

  • A:音の分解能がエアデール/ヘリテッジに較べて非常に高い。一言でいえば音の鮮度が違う。残響音も心地よく聞こえる。時折聞こえるバックコーラスもちゃんと聞き取れる。フォーカスのピッタリ合った水彩画のようである。ヴォーカルなら明らかにこちらの方がよい。
  • B:ヴォーカルが生々しくなった。人によっては疲れるかも。好みの問題。
  • E:音に芯がない。どこか詰まった感じ。ただし音楽ソースは今までの中で一番スピーカーに合っている。面白くない音は同じ。何か音がそげた感じで、物足りなさを常に感じる。
  • F:冷たい、ヴォーカルががさつ!棘のように冷たい。
  • G:現代的な音で、満足しました。高音のヌケがあり、ストレスがない。
  • I:J-POはまず聴かないのですが、けっこうしみてきました。欠点がないのと音楽性の高さが見事に調和していて、素晴らしい。

22日

  • J:いいヴォーカルはやっぱりこちら!心なしかピアノも芯がある感じ。ん。さっき(エアデール)できこえなかった事か・・・そら耳?ヴォーカルの辛さがなくなり、何が言いたいいん?と気持ちが向く。
  • K:この音なら聞ける。何とか受け付けられる。
  • L:全体的にまとまりがあり、澄み渡った音。
  • N:高音に付帯音を感じる。PMCが正確すぎて録音のアラを暴いたのかも?
  • 社長:月光をイメージさせる冷たさとシャープさ、静けさが出る。ピアノの響きと余韻が美しい。ヴォーカルが切れてしまいそうなテンションを伴いながら、ニュアンスが深く深く伝わってくる。J-POPのヴォーカリストにも正当な実力派がいるんだと安心する。知らぬ間に心の中で一緒に謳ってしまうほどドラマティック!

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