サウンド・オブ・ミュージックの挿入歌「すべての山に登れ」をご存じだろうか?人生を託せる「夢」が見つかるまで、諦めずに「あらゆることにチャレンジしなさい」という内容の歌だ。戦後~1960年代に作られた映画には「時代を超える名作」が非常に多い。
CG(コンピューター・グラフィクス)など無かった時代、「野外ロケ」が多用される作品では、「一つ一つのシーンの撮影」に「自然が味方してくれる」まで、どれだけの時間を掛けたことだろう。
撮り直しのきかないカットで「極限の緊張状態」を強いられ、そのプレッシャーをはねのけて「のびのびとした演技」を求められた「俳優」の力強さ。挿入される音楽も「後編集」が許されず、全てのテイクが「生演奏一発録音」で収録されている。演奏家も、同じ極度のプレッシャーにさらされたことだろう。そういう「緊張感」の中でも「力をフルに発揮できる」圧倒的な天賦の才がある人達だけが選ばれ「芸術の高み」に登ることを許されたのだ。だからこそ、当時の映画は「完成度」が非常に高く「永遠にその輝きを失わない」。
今これらの名作を観直してみると、子供の頃には「わからなかった感動」・「読み取れなかった感動」が胸を熱く満たす。映像の美しさ、音楽の美しさ、製作に携わった人々の「心の美しさ」、一点の曇りもなく「芸術のために身を捧げた」潔さ。成長と共に初めて「実感」出来る「芸術の深さ」がそこにある。
私が「心を込めて作り上げたAIRBOW製品」が完成した時、その「映像」と「音」を真っ先に「観て」・「聴いて」欲しいと願うのは、名作に携わった人達なのだ。彼らの努力には及ぶべきも無いが、私もその「深い感動」をすべてのお客様と共に「分かち合いたい」と強く願っている。
その「願いが成就する瞬間の感動」を一人でも多くの人と分かち合いたい!その願いを成し遂げるために、「すべての山に登れ!」その言葉を忘れることなく、知識を広げ、感性をフェアに保ち、チャレンジを続けたい。今年の「オーディオワールド」でも、昨年よりも大きくジャンプアップした「感動」をよりリーズナブルな装置でお届けしようと考えています。
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