映像革命！『エクスマキナ』

世界は変貌し続けている。映画もまた、さらなる変貌を遂げるています。
士郎正宗（原作）×ジョン・ウー（プロデュース）×荒牧伸志（監督）そして、ミウッチャ・プラダ(衣裳デザイン）、細野晴臣（音楽監修）をはじめ、世界を代表するトップ・クリエイターたちが集結し、驚異の映像革命、『エクスマキナ』が誕生しました。

2138年、オリュンポス。人間とサイボーグ、そしてクローン技術で作られたバイオロイドが共存するこの街で、デュナンと彼女のパートナー・ブリアレオスは、特殊部隊ES.W.A.T.の隊員として暮らしていた。
しかしある作戦でデュナンをかばったブリアレオスが負傷。瀕死となった彼の代わりに、デュナンに新たなパートナー・テレウスが配属される。彼はなんと、ブリアレオスの遺伝子を元に作られたバイオロイドであり……。

士郎正宗のコミックを元に制作され、世界的なヒットとなった3Dアニメーション映画『APPLESEED』（2004年）。そのクリエイターたちが再び集結して作られた作品が、この『エクスマキナ』です。『APPLESEED』の世界観を継承しつつ、新たなストーリーを構築し、さらに進化した3Dアニメーションで、スピード感にあふれる映像を見せてくれます。

この『エクスマキナ』でファッションブランド・PRADAのデザイナーであるミウッチャ・プラダが、主人公・デュナンの衣裳2点をデザインしています。

海外のトップデザイナーが日本のアニメーション制作に本格的に携わるということは今回が初めてだそうで、主人公デュナンの衣装デザインを手がけたミウッチャ・プラダは、『エクスマキナ』の前編『APPLESEED』（2004年）を観て、映像の美しさとコントラストのあるストーリーに惹かれ、今回のデザインを引き受けたといいます。
ミウッチャ・プラダが今回デザインした2点の衣裳は、スタッズ付きのアーミーブーツや、ファーのポケットつきのミニドレス風コート、エルボーパッド、異素材の切替がみせるコントラストなど、キャラクターの個性を活かしたミウッチャらしい遊び心溢れるデザインが目を引きます。ミウッチャ・プラダは「タフでありながらもセクシーな女性像を表現した」と説明しています。
ストーリー、映像、音楽、衣装、全て魅力的な作品です。お時間よろしければ是非ご覧下さい。