シンセサイザーの生みの親のドキュメンタリー映画『MOOG』

1964年に楽器としてのシンセサイザーを世界的に知らしめたロバート・ムーグ氏(Robert Moog, 1934年5月23日 – 2005年8月21日)、ムーグシンセサイザーと言えば皆さんもご存知だと思います、今回紹介するのは彼のドキュメンタリー映画の”MOOG”です、ドキュメンタリー映画ながら、とてもテンポの良い内容で、見始めてしまったら思わず最後まで見てしまいます。
この映画で初めて動くムーグ氏を見ましたが、こんな偉大な楽器を生み出した人にもかかわらずとてもおっとりとした人で、乗っている車も大昔の日本車(しかもボロボロで息子夫婦の描いた絵が車体全面に!)で、とても親しみやすそうな人物のようです。しかしながら、現在も製造されているミニモーグ・ボイジャーを紹介するシーンで、”この楽器には音声信号の出力に一切の数値計算は介在せず、弦楽器などと同様にアナログな発音機構だ”と説明するシーンが堂々としていてとてもかっこよいです。その他にも、テルミン風のシンセサイザーを、まるでウッドベースを演奏するかのように演奏するシーンなど、とても楽しいシーンがいっぱいです!

現在完全なアナログ回路のシンセサイザーはほとんど存在しません(現在のほとんどのシンセサイザーは、コンピューターにより擬似的に作成された音源です)ので、このMOOG社の工場で、パート(おそらく)のおばさんが半田付けをして製造しているこのシンセサイザーは、とても貴重な存在です、私も欲しいとは思うのですが、50万円くらいからの価格設定なので、なかなか手の出る代物ではありませんので、アナログモデリングシンセサイザー
KORG
MICROKORGで遊んでいます。

ムーグ氏の言葉にもありましたが、確かにアナログシンセサイザーの音は、エレクトロニックな響きだけではなく、時にはストリングスの音などと聞き分けが付かない様ななんとも言えない幻想的な響きを持っていたりと、とても不思議な音色の魅力的な楽器だと思います。

サウンドトラックMoogは、映画にも出演しているキース・エマーソンや、トータスステレオラブマニーマークなどの豪華メンバーで、こちらもとてもすばらしい内容です!


MOOG



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