私のAV家電人生を振り返るVol.1

1989年に液晶プロジェクターが発売される前は、CRT(ブラウン管)を使った3管式のプロジェクターが一般的でした。もちろん超高価で、とても手が出る代物ではありませでした。
1986年当時、37型の大型テレビが70~80万円で出始めTVの大型化が始まったのもこの頃です。
皆が大画面にあこがれた時代です。
そのころになんと50インチで59,000円のプロジェクターが現れました。

Video Hobbyから発売されたProjex F-1です。TVより大画面で、価格も大型TVの10/1で画面が倍となれば誰でも興味を持ちます。構造はユニークで、プロジェクターの本体内に14型の市販のTVを入れてミラーで一度画像を反転し、50インチの集光率を高めたカーブ状で銀色のスクリーンへ投射する、という何ともシンプルな仕組みです。TVの光源のみで映すので、決して明るくはありませんが、部屋を暗くしてみるとそこそこ楽しめる製品でした。
その後、レンズを強化したLIMITEDモデルが発売され、くっきりとした圧倒的なフォーカス性能となりました。手頃な価格で大画面が楽しめるということで、結構よく売れていたのを覚えています。
元のTVが良ければ、その分画質も良くなるので、より高画質の小型TVとLIMITEDモデルの購入計画を立てていましたが、プロジクター部の筐体が結構大きく狭い部屋にはかさばるので結局買いませんでした。
液晶プロジェクターが出だした頃にぐらいには、このVideo hobby Projex F-1は姿を消したと記憶しています。

Video hobbyってメーカー名は聞いたことないと思われるかも知れませんが、今のインフラノイズです。昔はビデオアクセサリー関連が目立ちましたが、最近はハイエンドオーディオの周辺機器を精力的に出して、その製品も結構評価の高い実力揃いです。

これまでの逸品館が行ったインフラノイズの製品のテストレポートはこちらをご覧ください。
http://www.google.co.jp/search?q=%83C%83%93%83t%83%89%83m%83C%83Y&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5&sitesearch=ippinkan.com

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