SHARP AQUOS XSModel
LC-52XS1 定価OPEN-
LC-65XS1 定価OPEN-
写真は10月に開催された「CEATEC2008」の会場で撮影したAQUOS ＸＳＭodelの写真です。明るく高精細な映像はまさに新時代を感じさせる素晴らしい映像に感じられました。会場でははっきりとしたデモンストレーション的な映像が多かったので実際に照明を落とした環境下でどのように映すことが出来るのかとても興味が沸きました。
今回、短時間ですが話題のＸＳＭodelを逸品館の店頭で確認する機会がありましたので、使いこなしまでは行きませんが、簡単なレポートをお届け致します。
さて、このテレビの評価はどういう映像を見るかで大きく変わるかもしれません。スペック的には、100万対1というほぼ限界のコントラストを達成しておりビシッとクッキリハッキリと映る画質は気持ちよく感じます。
NHKのハイビジョン番組の一コマですが、ヴェールが一枚剥がれたようなクリアな表現です。今までの液晶テレビよりも明らかに動画の追従性も良く感じます。パネルの応答速度以外にこれはLEDのバックライトの影響がありそうです。
ブルーレイのメーカーデモディスクより
スタジオ撮影のモデルさんがクッキリハッキリと写りキレイですが、肌の細かい部分の階調はあまり感じられません。
暗い部分の表現は、普通に黒く写ります。
次の画像は、NHK BS2で放送していた映画の一コマです。
BS2はハイビジョンではない画質ですが、昔ブラウン管で見ていたような懐かしい映像の感じがしました。SHARP THXの液晶で見た時に感じた昔、映画館で見た感じとは違いブラウン管のTVで見た時を思いだしました。
NHKハイビジョン放送でフランスの夜の街並みやイベントを放送していた画像です。
セーヌ川の暗い部分と照明で照らされた明るい部分がくっきりと描き出されています。これもきれいですがしかし現時点で、LEDバックライトのXSシリーズがもっと生きる映像は、次の画像です。
ブルーレイディスクの最新CG映画「ルイスと未来泥棒」より
これは、すごい！今まで見た中では一番の再現性に感じました。めちゃめちゃ気持ちの良い映像、この映像を見てしまうととても欲しくなるかも知れません。THXの液晶派（！？）の私も心がゆれます。高精細液晶NEC LCD2690WUXi2-Bkで観た画質をそのまま大きくしたような、さらに鮮やかになったような・・・。とにかくはっきりくっきり、へんな輪郭の強調も無く自然な雰囲気（CGが自然かどうか難しいですがぎらつかずきれいな感じです）、一点の曇りもない超高精細映像を再現します。
本体の特徴ですが、見た目はとても薄いですが結構重いです。シルバーのシャープな外観はかっこよく、下についているパイオニアとの共同開発スピーカーは中々の音質です。チューナーは別筐体になっており接続はHDMIケーブル1本で結ばれております。
チューナーのHDMI出力端子部
試しにワイヤーワールドの高級HDMIケーブル SHHケーブルに変えてみると発色や奥行き感が向上しました。付属のケーブルもそれほど悪くありませんが、画質を更に向上させる簡単な方法です。
まとめ
このテレビはかぶりつきで見るテレビでは絶対にありません。広い明るいリビングルームで3m以上離れて見ればクッキリと明るい描画は気持ちよく訴えかけてくれます。LEDバックライトの応答速度の速さやコントラストが向上した影響でしょうか今までの様な映像のぶれはあまり感じませんでした。古い映像を見たときには、言い方は悪いですがちょっと前のあまり良くないブラウン管みたいな感じでぎらっと明るくはっきりと写ります。プラズマテレビもブラウン管に近いのですが古い映像を見た限りはAQUOS ＸＳＭodelの方が昔観たブラウン管に近く感じました（コントラストの影響だと思います）。今までの液晶と映像の写し方が根本的に違う感じがする。今、これが良いか色々結論を出すのは適当な感じがしません。これからのＣＧ満載の映像は恐ろしくきれいに見えると思いますが、やや赤の発色などが独特なので好みが割れるかもしれません。くっきりはっきりとしたシャープな（！）画が好きな方におすすめです。
販売価格やご質問・ご不明な点がございましたら、電話06-6644-9101(10時３０分～１９時３０分)、またはお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。よろしくお願い申し上げます。
おすすめソフト
ルイスと未来泥棒 (Blu-ray Disc)
最新のCG映像を味わうならこの1枚、映像も中身もいい仕事しています。
