夏休みです!!(正しくは夏期休業期間1日目です!) 皆さんはどうお過ごしでしょうか、どうもよっちです!
私は本日は夜から忙しくなります。本日ZeppOsakaにてlimpbizkitの単独ライブがございますので、まずそこへ単騎突入します! その後地元へ戻りますとダーツ大会が待っております!
うん、遊びも大事ですもんね!?
さて、女子部のブログは基本的に箸休め的な内容で毎度お送りしておりますが、本日もまったく気負わないキャッチーな内容を考えておりましたところ、あ~ちゃんが「オカルトでええやん」とアドバイスしてくれましたので、とっておきの怖い話をご披露したいと思います!
ではでは、以下、部屋の電気を消す、蝋燭を灯す・・・等々、演出は個々にご準備頂きまして、一瞬の涼しさをお楽しみ下さい・・・
これは私の弟の実体験でございます。
十●年前、自動車免許を取ったばかりの我が弟は、友人と4人で京都方面へドライブに行ったそうです。前部・後部座席に2人ずつ乗り、弟は後部座席の左側に乗っていました。そのうち、京都で有名な心霊スポット『清滝トンネル』の話題になり、実際にそこへ行ってみようということになったそうです。
ではここでその『清滝トンネル』についてお話ししておきましょう。
ネットでも相当有名ですが、私の地元(京都寄りの奈良県)では、
『トンネルの入り口にある信号が青でも、一度止まって赤になるのを待ち、次の青信号で発車しなければ怖いことが起きる』
という噂があります。『怖いこと』とうのがどんなことなのかはその頃の私たち姉弟は知らず、とにかく何かしらのハプニングが起こる、という噂でした。
さて、我が弟ですが。
清滝トンネルに実際に行った方はご存じでしょうが、住宅街を抜けると細い道の先に突然信号が現れます。弟たちは興味半分・気づかなかった半分で止まらずにそのままトンネルへ直進してしまいました。
このとき、車内にいた4人全員が喫煙者でタバコを吸っていたのですが、後部座席の2人と運転手は、タバコを消し開けていた窓を閉めたのだそうです。ところが助手席の友人1人はタバコを消さず、窓も半分以上開けた状態でトンネルへ入っていきました。
わりと長いトンネルです。じめっとしていて暗く、閉塞感と圧迫感があります。道幅も狭くて途中で微妙にカーブしたりもします。
ですが、人影が見えたりラップ音がするなどの心霊現象的なものは感じられません。
トンネルを半分以上も走ると、4人は期待はずれの結果に「結局は噂だな」とがっかりしたようなほっとしたような、話題も次はどこへ行くかの話になり、そのままトンネルを通過しようとしていました。
そこへ、京都ナンバーの白いセダンが後ろに追いついてきたのだそうです。清滝トンネルは生活道路なので地元の方は普通に利用されているそうですが、その車もそんな1台だったのでしょう。サラリーマン風のおじさんが1人で乗っていたそうです。
弟達の乗るセダンはすでにゆっくり走るのをやめ、スピードをあげて通常考えられる常識的な運転をしていたのですが、何故か近づいて来るなりそのおじさんはすごい勢いでパッシングを繰り返し、ホーンを鳴らし出しました。振り返ってみると、おじさんは恐ろしい形相で何かを叫んでいます。
困惑した弟達はトンネルを抜けたところで車を路肩に止めました。おじさんはそのすぐ後を追いかけてきて、慌てて車外へ飛び出してきたそうです。このとき弟達の頭からはもう心霊スポット云々の話はすっかり抜け落ち、この常軌を逸したおじさんの行動にただただ驚き、身の危険さえ感じていたそうです。
車へ走り寄ってきたおじさんが、口にした言葉を聞くまでは・・・
おじさんはすごい勢いで弟達の乗る車の扉を開けると、
『女の人がぶらさがっとったやろ!なんちゅう危ない運転してるんや!!!』
と、弟達を怒鳴りつけました。
そしてその『女の人』を探すように車内を見渡しながら、あっという間に顔面が蒼白になったそうです。
そうですよね、だって最初から『女の人』なんて乗っていないんですから・・・もちろんあたりにそんな人影も見あたりません。
弟達も一気に血の気がひいたそうです。
おじさん曰く、弟達が乗った車は白いワンピースを着た女の人をドアにひっかけたままで走り続けていたんだそうです。女の人は助手席の窓から上半身だけを車内につっこみ、足をひきずって這い上がろうとしていたとか・・・
恐ろしくなった弟達とおじさんは一目散にその場から立ち去ったそうです。
帰ってきた弟からこの話を聞いた私は初めて『怖い話』で鳥肌がたちました。その後、弟には特になんの霊障もなく、今は幸せな結婚生活を送っています。良かったね弟。
さて、この清滝トンネルですが、調べてみると今はいくつかの噂がはっきりとしております。メインの噂は、
『青信号で待たずに進入すると、白い服を着た女性がボンネットに落ちてきて、それを目撃すると発狂する』
というものだそうです。弟の体験とは微妙に違いますが、白い服を着た女性であることには変わりないのでぞっとしました。というかおじさんは無事なのか!? この噂が本当ならすでに発狂してるんじゃ・・・
おじさんの無事を祈らずにはいられません。今更ですが。
お盆はご先祖様が下界へいらっしゃいます。道中懐かしさに色々寄り道されることもあるでしょうし、幽霊とは言っても私にはこの時期まるで観光客みたいな印象があるのですが、そう考えたら怖くもなくなりますよね!
我が家では今年も迎え火を焚いてご先祖様をお待ちする予定です!今晩は私は遊びに行ってしまいますが、明日からはご先祖様のお相手でもしようかなー、と思っております!