ちょっと前の話で恐縮ですが・・。
今回は本当のライブ・リポート(笑)
89年 ”After The War” tour以来、実に21年ぶりの来日となったゲイリー・ムーア。
2010年4月26日
大阪・グランキューブ
インタビューなどでは日本を小馬鹿にしたような発言もあったので、
「営業ライブみえみえかもなー」
とあまり期待していなかったのですが、いやー凄かった!!
ブルーズライブらしくオープニングBGMに Hoochie Coochie Man が流れる中、“人間国宝“ゲイリーが登場。
容姿はかなり太っていましたがオープニング・ナンバーの Oh Pretty Woman から、骨太の爆音がグア~ンと炸裂!!
続く2曲目は Bad You Baby と来て、Down The Line での速弾き、Have You Heard、I Love You More Than You’ll Ever Know でのロングソロはまさに実力と年期を誇示するかのような圧巻の聴かせっぷりでした。
わりとカッチリした感を受けるハードロック期の演奏とは違ってブルーズだと自由闊達にプレイしている感じでファンによっては好みが分かれるかもしれませんが、私はこう言うテクニックとフィーリングに裏打ちされたラフな演奏が好きなので、実を言うと当初は行く気もなくて友人の誘いも断ったくらいなのですが、
「来て良かった~~!!」
と心の叫びを挙げておりました。
バック陣もさすがにタイトで良かったです。
そしてラス前に「これが聴きたかった」Still God The Bluesが登場。
彼のヴォーカルと泣きのギターがマッチした名曲ですが、声量が全然衰えていないのには感心しました。
ラストは Walking By Myself で本編を終了し、アンコール一発目が The Blues Is Alright、そして大ラスにおそらくファンは20年以上待ったであろう Parisienne Walkways を披露。
まあ盛り上がったのなんの・・。
哀愁漂う泣きのギターを惜しみなく披露してくれた素晴らしい一夜でした。
文中で紹介しなかった当夜の演奏曲は Since I Met You Baby、All Your Love、Too Tired の3曲です。
ちなみに全公演行った友人によるとセットリストは毎回同じだったそうです。