さて今日のお題はあの「マトリックス3部作」を手掛けたウォシャウスキー兄弟制作による映画
「V For Vendetta」
のお話です。同名のコミックが原作の近未来アクションですが、
映像に独特の雰囲気があってなかなか面白い作品です。
[ STORY ]
「第3次」世界大戦後、サトラー議長が君臨する独裁国家と化したイギリス。
新聞、放送は情報操作、街には秘密警察が跋扈し反政府運動家、異教徒、同性愛者、移民など、一切の「異端」が弾圧される恐怖政治の下にあった。
政府は人為的に社会を混乱させ、それを収拾することで権威を維持する為に極秘でウィルス開発を行なっていたが、その人体実験用に供給された「異端者」の一人だった主人公「V」は他の囚人達が次々と死んでいく中、度重なるウィルスの投与により逆に超人的な運動能力を持つ肉体に変化する。
研究施設の火災事故により地獄から脱出した彼は地下に潜伏し、血の復讐と政府打倒を誓う冷徹なテロリストとなる。
周到な計画のもと遂に行動を開始した「V」はまず国営放送局を乗っ取り、全国民に1年後のクーデター決起を呼びかける。
「V」抹殺を厳命する政府と彼の攻防、秘密警察の手から助け出したイヴィとの恋、そして1年後、国民の取った行動は・・・。主人公「V」のイギリス騎士っぽいクラシカルで知的、かつエレガントなキャラクターが魅力満点！！
演じているのは「マトリックス」にも出演していたヒューゴ・ウィービングです。
他の主要人物も見るからにインテリ性悪ジジイの独裁者サトラー、見るからに「私は冷血です」な秘密警察のボス、クリーディー、見るからに老練そうなロンドン市警のフィンチ警部などなど、ちょい役に至るまで皆、キャラクターが立っていて、よくこれだけ「らしい」役者を集めたなあと感心してしまいました。
ストーリー展開もテンポ良く、まず見て損はない佳作です！！