逸品館オーディオ勉強会を研修スタッフ松山がリポートします(3)

ブログ逸品館をご覧の皆様こんにちは!

研修スタッフ松山です。セミの声も聞こえてきて夏本番な今日この頃。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

暑さに負けないオーディオ勉強会の模様をお伝えいたします。

この度の勉強会で比較試聴した機器は夏には暑いですが、暑さ以上の価値がある真空管アンプ二機種です。

  • AIRBOW REI-1(非現行)

 

発売当時価格 税抜245,000円 中古販売価格 税込98,000

 

<松山メモ>

REI-1AIRBOW初のオリジナルアンプで、現在も大変人気のあるパワーアンプです。

  • CR-DEVELOPMENTS ROMOLUS-EL34PP(非現行)

発売当時価格 税抜238,000円 中古販売価格 税込118,000

(※この商品は現在修理が不能です。現状でのお渡しになります。)

 

<松山メモ>

こちらも大変人気のある真空管アンプで、こちらはプリメインアンプです。

 

逸品館中古品で販売中です!

中古リストはこちらからどうぞ

AIRBOW REI-1

CR-DEVELOPMENTS ROMOLUS-EL34PP

 

その他機器は以下の通りです。

 

  • CDトランスポート

ESOTERIC P-05 定価 税抜600,000円 新品販売価格 税込510,000

 

  • DAコンバーター

ESOTERIC D-05 定価 税抜600,000円 新品販売価格 税込510,000

 

・逸品館備品アッテネータ

 

  • スピーカー

PMC PB1i 定価 税抜980,000円 新品販売価格 お問い合わせください

 

今回試聴に使用したソフト

  • リンダ ロンシュタット「When You Wish Upon A Star(備品)
  • Art Pepper meets the Rhythm Section(備品)
  • CANTATE DOMINO PRCD7762 新品販売価格 税込2,700
  • 美空ひばり「星空のワルツ」(備品)

 

勉強会は1号館試聴室にて行いました。

 

真空管アンプを前々から聴いてみたいと思っていましたので、大変ワクワクして勉強会に望みました!

 

<松山メモ>

勉強会では機器の使用上の注意なども細かく教えていただきます。

真空管アンプは電源入れて、スピーカーにつながずに長時間放置すると負担がかかるなど、普段トランジスタばかりを使うことが多い私には、新鮮でした。そして、これはお客様にオススメする際に知らないでは済まされないことでもあり、大変勉強になります!

 

いよいよ、お楽しみ!勉強会本番です!

 

まずは、REI-1でリンダ・ロンシュタット!

音が出た瞬間から柔らかく、包み込まれるような音色がわかります!

リンダ・ロンシュタットがぐっと近くに寄ってきて、すぐ傍で囁いている!

そんな、かつて経験したことが無いほど凝縮された雰囲気を醸しだします。

 

ここでROMULUSにつなぎ変えます。

今度はリンダ・ロンシュタットが少し距離をとってこちらに1対1で語りかけてくるようなイメージです。

少し軽やかに、エッジがわずかに効いて、フルートの音色もやや刺激的になった印象です。

 

2曲目はART PEPPER

早速REI-1で試聴します。

サックスの押し出し感、ウッドベースの力感はまさに目の前で演奏を聴いているかのようです。

力強さ、音の濃さはありますが、音をトゲトゲしく感じることはなく、熱く、優しい耳あたりのいい演奏が展開されます!

 

対するROMULUSは楽器との距離が生まれ、音が広がる印象です。

こちらも温かみのある音ですが、全体的にエッジが少し効き、伸びやかな音で、ピアノのアタック感やシンバルの刺激が表現されます。

優しさの中に、ほんの少しだけ鋭さの見え隠れする音色です。

 

続いての曲目は美空ひばり「星のワルツ」です!

ここでもREI-1は歌い手との距離の近い熱い音楽を演出します!

力強くマイルドで包容力のある美空ひばりに安心感を覚えます。

 

ROMULUSでは、どうかと申しますと

豊かな中域はもちろんですが、ビブラートや声の裏返りの表現がより精密に表現され、少し現代的なイメージです。

 

REI-1では大変親密な間柄の、まるで家族に対するような美空ひばりが、ROMULUSではプロとしての美空ひばりがそれぞれ1対1で歌ってくれているような感じで、似ているようで確かにハッキリと違うというのが、とても面白い!

 

最後はCANTATE DOMINO(9曲目)です。

REI-1の熱さが今回も現れます。

パイプオルガンが目の前で地面を震わせるように鳴り、合唱団との距離も非常に近く目の前に迫るようで、そしてとても暖かい、不快感がなく迫力を持ち合わせた神聖な雰囲気の演奏!

 

ROMULUSでは、違った印象になります。

暖かくも自然に音が広がり、全体の調和が取れた濁りも曇りもない合唱が展開されます。

温かみと繊細さを併せ持った音楽!ここが今でも人気のあるポイントではないでしょうか?

 

まとめ

真空管アンプの特徴は、とても暖かく、優しい音色に加えてゆったりとした濃厚な雰囲気!これに尽きます。

真空管アンプということで共通点はありますが、やはりそれぞれに違いがあり、REI-1はとにかく厚みと優しさ、懐の深さに拘った豊かな音質で、ROMULUSは少し細やかで、透明感があり現代的な響きです。

真空管アンプの優しく包容力のある音にはスペック表を超えた魅力があります!

皆様も是非音も機器の温度も熱い真空管アンプをご検討ください!

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